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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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この子あり、この親あり
 マルぼんが帰宅すると、家にたくさんの男たちがいました。その男たち、なんだか口論しまくっております。


マルぼん「なにやら見知った顔もいるなぁ」


ヒロシ「そりゃそうさ。歴代のお父さんが勢ぞろいしているんだ」


マルぼん「あ、なるほど」


 『マルぼんと暮らす』では「フリー・ダーリン・システム(略してフリンシステム)」を採用しており、毎回、ママさんの夫が変わります。そのため、ヒロシには複数のお父さんいるです。
お父さんの職業も多種多様です。会社員、公務員、医者、宮大工、ゲタ職人、左官屋、大臣、総書記、小説家、漫画家、殺し屋、タレント、テレビ関係者、旅館経営者、宗教関係者、墓守、銀行員、ラーメンオタク、戦争請負人、灯台守、プロレスラー、無職、自称芸術家、福祉施設職員、カレー大好き人間、戦士、メイド、自由人、風、あまんと、夢追い人、夢旅人、愛たずね人、電柱、犬、猫ちゃん、蟲、石、ドロ、砂……。そんな多種多様なパパさんどもがなぜか一同に会しているのです。


マルぼん「いったいぜんたいどうして」


ヒロシ「ほら、この前、僕がちょっとしでかしたじゃない」


マルぼん「ああ。多数の死傷者をだした、歴史に残るあの事件」


ヒロシ「あれの責任をおしつけあっているんだよ。『ヒロシが、あんな事件を起こす人間に成長したのは、育ての親であるおまえらが悪いんだ』『いや、産みの親であるあんたが悪いんだ。ヒロシは生まれついてのそういう人間なんだ』って」


マルぼん「すると、ほかの人たちに問い詰められているのが、ヒロシの実父さんか」


パパさんA「おお、マルぼんじゃないか」


マルぼん「あ、どうも」


 マルぼんに話しかけてきたのは、見知った顔のパパさん。


パパさんA「ちょうどいいや、ちょっとお願いがあるんだ。ヒロシの実父のやつ、俺らに責任転嫁しようとしているんだ。口がたつから、俺らが劣勢なんだよ」


 未来の世界では、とんでもないことをしでかした人が出た場合、『そんなことをしでかしたヤツを、この世に産み出したやつが悪い』という考えが一般的。子供が罪を犯した場合、親が罰を受けるという法律もあります。罰から逃れんとする者も多く、そういった人への対策のために作られた機密道具がありました。


マルぼん「『コドモノインガガオヤニム杭』。この杭にはボタンがついていて、ボタンを押した人がもし罪を犯していた場合、その人を産み出した人が罰を受けることになります。その罰は、例外なく死刑。産み出した人が海外にいようが地球外にいようが異世界にいようが、罰から逃れることはできない。いきなり死ぬんだ」


ヒロシ「それくらい当然だね」


 マルぼんは、ヒロシをだまくらかして「コドモノインガガオヤニム杭」のボタンを押させました。これで、ヒロシを産みだした者は死ぬっ。


パパさんA「たいへんだ。怒り狂ったやつが、ヒロシの実父を撲殺してしまったぞっ」


ヒロシ「ボタンを押す前に死んだみたいだよ。その場合、どうなるんだよ」


マルぼん「その場合、さかのぼっていくんだ。ヒロシを誕生させたものを、誕生させたもの。つまりは君のおじいさんとおばあさんが死ぬ」


ヒロシ「僕の祖父母は、全員故人だけど」


マルぼん「その場合は、君の曾祖父とかが」


ヒロシ「それも死んでる」


マルぼん「曾祖父の親は?」


ヒロシ「死んでる」


マルぼん「その親」


ヒロシ「死んでる。いったいどうなるの」


マルぼん「どんどんさかのぼる、さかのぼってさかのぼって……」


 甚だ突然ではありますが、地球は爆発しました。ようするに、地球は全ての命の産みの親という話でして、「みんな! 地球を大切にね! 僕らの宇宙船地球号」ということです。めでたしめでたし。


 


 

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日記 | 18:31:28 | Trackback(0) | Comments(0)

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