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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシのロマンスドーン その5」の巻
 想像以上に険しい道のりだった発掘作業。


 ある者は体に一生消えない傷を負い、ある者は肉親を目の前で失い、ある者は夢のために愛する者を捨て、ある者はせっかく再会した我が子に親と名乗れず、ある者は詐欺行為で被害者の会を作られ(騙し取った金は財宝で支払う予定)、そしてマルぼんは昨日の晩御飯のすきやきを食べそこなってしまいました。


 しかし、しかしです。様々な苦難を乗り越え、マルぼんたちはついに財宝がはいってるに間違いない宝箱を発見したのです。


 箱を目の前にして感極まって泣き出した人もいました。


 金で雇われていた男たちも、マルぼんも、いつのまにか猫神博士と同じ夢を追っていたのです。


「さぁ博士。箱を開けてください」マルぼんがそういうと、猫神博士は静かにうなづき、箱に手をかけました。


 いったいなにがはいっているのでしょう。


 金銀財宝? 不老不死の秘薬? 油田のあるところを示した地図? 正解は、紙でした。紙切れでした。


 小切手とかそういうものではなく「この宝箱を見つけるまでに出会った様々な困難を乗り越えてきた経験。根性。勇気。愛。友情。それこそが本当の財宝じゃ」という一文の書かれた、紙きれでした。


「この世には財宝よりも大切なものがある」沈み行く夕陽を見て、マルぼんはそう思いました。


 そして「でも、その大切なものでは、金を騙し取られた被害者や、賃金が規定通り支払ってもらえなかった発掘作業員を納得させる事はできない」とも、マスコミや被害者に取り囲まれている最中に銃剣をもった暴徒に襲いかかられている猫神博士を見て、マルぼんは思いました。


                        

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日記 | 15:37:19 | Trackback(0) | Comments(0)

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