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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ケモミミルナちゃん町を行く!」の巻
 選挙が近づいたので、ルナちゃんは大忙し。


特定の政党を応援するように知人友人を昼夜問わずに訪ねまくったり、


 特定の政党を応援するようにしばらく疎遠だった相手にも容赦なく電話しまくったり、


 特定の政党から出馬する人の対立候補に事務所を貸している人の家に仲間と一緒に押しかけて恫喝したり、


 特定の政党から出馬する人の対立候補が街頭演説を行う予定の場所で仲間と一緒に座り込んで妨害したり、


 特定の政党から出馬する人の対立候補が街頭演説を行っている時に仲間と一緒に大声で罵声を浴びせたり、


 特定の政党から出馬する人への投票数を少しでも増やすべく別の街に住んでいる仲間の住民票を微笑町に移動させたり、


 とにかくとにかく大忙し。気づくと、


ナウマン象「マナちゃーん」


金歯「マナちゃーんこっち向いてー」


ヒロシ「マナちゃんー!! 髪の毛とか切った爪とか、風呂の残り湯ちょうだーい」


 ポッと出の新キャラ、マナちゃんに『マルぼんと暮らす』のヒロインの座を奪われていたのでした。


ルナちゃん「こんなの絶対におかしいわ! どういうことよ、ヒロシさん」


ヒロシ「かつて君に萌えさせていただいた身から言わしてもらうとだね、ヒロイン力が足りぬのだよ。ヒロイン力。ヒロイン力の足りぬものが、ヒロインの座から引きずりおろされるのは自然の摂理だよ。おわかり?」


ルナちゃん「なにがなんだかよくわからないけれど、ヒロイン力を高めれば、私はヒロインに返り咲けるのね!? どうすればヒロイン力は高まるの? 教えて、ヒロシさん! 教えてくれたら、来るべき災厄の日に、我が教団の信者のみが搭乗を許される救いの舟『エレカンタレニムゲムキャックメー号』に、特別に乗せてあげるわ! 本来なら100万円の乗船料がかかるけど、99万9,999円にまけてあげるし」


ヒロシ「そんな。得体のしれない船に乗るのはごめんこうむるよ。仮にも色々お世話になったし、見返りなしで教えてあげる。獣耳を付けるんだ」


ルナちゃん「獣耳?」


ヒロシ「猫耳でもなんでもいい。獣耳をつけるんだよ。そしたら、あざとさがアップして、ヒロイン力も跳ね上がるはずだ。さぁ、この鎌を使うといい。この鎌で動物を切りつけるとだな、その動物の耳が頭頂部に生えてくる」


 動物を切りつけるとか言っていますけど、切られた動物は死にません。命に別条はありません。いやマジで。当です。信じて下さい。しかるべき機関に連絡とかしないでください。俺には女房子供がいるんです。


ルナちゃん「わかったわ! ヒロインに戻れるのなら、獣耳を生やすことくらいたやすいことよ!」


 そしてルナちゃんは、切りつける対象の獣を求めて、鎌をかまえて町へと繰り出しました。


ルナちゃん「あ、ニャンニャンがいる!」


 手頃な猫を発見したので、即座に切りつけようとしましたが、誤って近くにいたおっさんを切りつけてしまいました。


おっさん「げふらっ」


 おっさん、血を吐いて逝去。するとどうでしょう。ルナちゃんの頭に、耳が生えてきました。おっさんの耳が!


ルナちゃん「なんで!? 切ったのはおっさんよ! 獣じゃないのよ!? なしておっさんの耳が生えてくるのん!?」


ヒロシ「このおっさん、どこかでみたことがあると思っていたんだけど、指名手配犯だよ。可愛い子ばかりを狙う、卑劣な痴漢! ケダモノ野郎だ!」



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新作 | 13:10:43 | Trackback(0) | Comments(0)
「マルぼんと未亡人」の巻
マルぼん、近所のペットショップの女主人にベタ惚れ。亡き夫の残した店を切り盛りするその姿に、惹かれまくりました。


 そんなわけで、「未来の世界の怪生物×未亡人」という夢のカップリングを成立させるべく、今日もお店に入り浸るのですが……


未亡人「最近、お店の売り上げが落ちていて」


「チャンスだ」とマルぼんは思いました。ここで店の売り上げに貢献すれば、未亡人はマルぼんに好意を抱き、うれしはずかし桃色パラダイスがはじまり、明日からこのブログは18禁になるでしょう。


マルぼん「このクスリを使いましょう。このクスリを使えば、ワンちゃんネコちゃんバカ売れです!」


 さっそくクスリをワンちゃんネコちゃんに投与するマルぼん。するとどうでしょう。恐ろしい数の客(なぜか皆、中年女性)が押し寄せ、あっという間に売り切れです!


未亡人「すごいクスリね。いったいどういうおクスリなの?」


マルぼん「町のスーパーで、不自然に形の整った『私、農薬で成長しました! たっぷり注がれました!』と自己主張している野菜が、一瞬で売切れた事件、知ってます? あれ、テレビで『農薬をたっぷり使った野菜は体に良い』って紹介されたかららしいんです。このクスリを投与したものは、たとえ紹介されていなくても、『テレビで体に良いと紹介された』ことになるんです。だからさっき来た客も、健康番組の主な視聴層である中年女性ばかりだったわけなんです。健康は最大の宣伝文句なのです! さぁ、これから忙しくなりますよっ」


 数日後、失意の未亡人は店をたたんで町を去り、マルぼんは失恋しました。リピーター客もたくさんいたのに、なんで。

日記 | 17:10:10 | Trackback(0) | Comments(0)
「熱き未来は糞くらえ」の巻
ヒロシ「あ。ルナちゃんに貸したCD(ギャルゲーのサントラ。主題歌のフルバージョン収録。某巨大イベントのメーカーブースでのみ販売されて、ヒロシはなんとかこれをゲット。レアだよレアだよと自慢しているが、これから数日後、市販される)が、返ってきたらなんかえらいことになっていた! 焼けている! それどころか、一部溶けている!」



マルぼん「ああ、ルナちゃんのとこの宗教、最近ね、『不浄なものは燻製にする』『もっと不浄なものはこの際燃やして浄化してしまう』なんて教義ができたらしいんよ。キミのCDはどうやらもっと不浄なものだと認識されたらしいね」


ヒロシ「すばらしいシナリオなのに! ちくしょう、あの女性め! ああ、それよりどうしよう。ルナちゃんときたら、頻繁に僕のものを借りていくんだよ。時には勝手に作った合鍵で勝手に家に侵入して勝手に物を持っていくこともある。このままじゃ、僕の私物がどんどん燃やされる! 燻製にされる!!」


マルぼん「『耐熱コーティングスプレー』。このスプレーをかけたものは、どんな熱にも耐えることができるようになる。熱とつくものなら、いかなるものも受けつけなくなる」


ヒロシ「これさえあれば、僕の私物がルナちゃんに持ち去られても大丈夫ですね」


 と、その時ヒロシの携帯電話が鳴り始めました。


ヒロシ「もしもし。ああ、またあなたですか。いい加減しつこいですよ」


マルぼん「今度は誰?」


ヒロシ「またケーサツ。あいつらしつこいんだ。ほら、窓から外を見てみなよ」


 見なくてもわかります。たくさんの警官&機動隊員たちが、ヒロシの家を取り囲んでいるのです。


 ヒロシが「某ゲームのヒロインを、科学の力で現実世界に誕生させないと、がんばって作ったダイナマイトを爆発させる」と自宅に立てこもってから3日。警察の人が何度も何度も、それはそれは熱心に、熱心に、熱心に、熱心に、「未成年がいつまでも最強と思うなよ」と情熱を込めて説得しても、ヒロシは「パソコン以外の生き物は
みんな敵」と耳を貸そうとしませんでした。


ヒロシ「あ。ほら、あそこのビルの上に誰かいるよ。なんか長い筒のようなものを持っているよ。なんだろね。あら、こちらに筒を向けたよ。あれ」


 マルぼんは、情熱も受け付けなくなる「耐熱コーティングスプレー」の効果は絶大だと思いました。

日記 | 20:15:16 | Trackback(0) | Comments(0)
「向かうはノリノリ天国」の巻
ヒロシ「今日から僕が勤めることになった宇宙戦艦ハンプティーダンプティー。よし、こいつで侵略者どもを撃退してやりたい放題だ!」


艦長「敵の攻撃のせいで本艦は沈むことになりました。ざんねーん。脱出装置は1人乗りなので、皆さんの分まで僕は長生きしますです」


ヒロシ「ええー!?」


 その日、多くの命が宇宙(うみ)の光となりました。


ヒロシ「しかし酷い目にあった」


マルぼん「まさか脱出装置が1人乗りだとはねえ。実はね、今後こういうことがないようにだね、すばらしい機密道具を用意しておいたよ。『二人糊』。この糊を塗りたくったものは、なんでもかんでも2人乗りになるのさ。あれ?」


ヒロシ「どうしたの?」


マルぼん「用意しておいた糊が半分しかねえんだ。いったいどこに」


ママさん「ヒロくん」


マルぼん「あ、ママさんが」


ヒロシ「なんか体全体が糊でべとべとになっている。そういえば『糊を使ったプレイにはまっている』とか言っていたな。『二人糊』を使ったんだ!」


ママさん「この2人が新しいパパたちよ」


男A「よろしく」


男B「もうさみしい思いをさせないよ、ヒロシくん」


マルぼん「なにかの拍子で『二人糊』を浴びてしまったママさんは、二人乗りになってしまったんだ」


ヒロシ「ちょ、ちょっと待って。ということは、僕が『二人糊』を浴びれば、美女二人に乗られるというわけ!? うへっ!!」


「飲んだほうが効果はありそう!!」と『二人糊』を飲み干すヒロシ。その瞬間、卒倒ですよ、卒倒。


マルぼん「大丈夫か!!」


ヒロシ「なぜ殺す


 しわがれた老人のような声で返事をするヒロシ。


ヒロシ「私を殺すな、殺すな、殺すな殺すな


 頭をぐるぐる回転させながら、四つんばいのまま、すごいスピードで部屋を走り始めるヒロシ。


ママさん「こ、これは」


マルぼん「『二人糊』の効果で二人乗りになったヒロシに、見えない同乗者が乗ってしまったみたいで…」


 ヒロシが突然、のど元に食らいついてきました。マルぼんは薄れゆく意識の中、『二人糊』の効果は絶大だと思いました。

日記 | 13:41:38 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち4 墓石ターザン
・墓石ターザン


 赤ん坊の頃に大沼家のお墓の前に捨てられていた男の子が、墓場にて無事に成長。腰みのいっちょうの姿で、墓石から墓石へと飛び移り、お供え物を奪うその姿から「墓石ターザン」と呼ばれるようになった。大沼家の墓石を母親と思い込んでおり、墓参りにきたヒロシたちを「母の豊満なボディを、欲望という名の牙で狙うケダモノ」と判断して襲撃。パパさん(当時)の息の根を止めた。最期は地元猟友会によって射殺される。


 腰みのには、「大沼キヨシ」と書かれた名札が縫い付けられていた。ハッとするママさん。墓石ターザンこと大沼キヨシを産み、そして捨てたのは、ママさんだったのだ。悲しい事実を知ったママさんは泣き崩れるが、1時間後には彼氏と共に、楽しい四国旅行へと繰り出した。


主な登場回……第35話「行楽気分で先祖供養」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか

キャラクター図鑑 | 21:45:41 | Trackback(0) | Comments(0)
「キミキズ」の巻

ヒロシ「先日、授業中に以下のようなことがあったんだ」


 以下、回想シーン。


担任「いきなりですが、試験をしまーす。抜き打ちでーす。日ごろからきちんと勉強していたら大丈夫だろ」


ルナちゃん「私は絶対しませんので」


担任「わがまま言ったらいけないよ」


ルナちゃん「しません。しません。絶対しません。しませんの!」


 そう叫ぶと、机の角に己の頭を激しく打ちつけ始めるルナちゃん。額から血が噴水のごとく噴出します。


ルナちゃん「しません。テストしません!」


担任「わかったから、わかったから止めるんだ! どなたか、救急車呼んで!」


 以上、回想シーン。


ヒロシ「自傷行為ってのは、どんなわがままで押し通せるすばらしい方法であると思ったんだ。そこで僕も自傷行為をマスターしようと考えたんだけど、その痛いのは苦手で……えへへへ。体のどこでもいいから傷をつけたいんだ。それで自傷行為をしたってことにするの。痛みもなく体に傷をつけられる機密道具をだしてよ、マルぼん」


マルぼん「『殺傷能力はあるけど痛みはない刃物』これで、手首なりなんなりを切りな」


ヒロシ「わぁ、ありがとうマルぼん。どこに傷をつけようかな」


と、その時、ヒロシの携帯からメールの着信音。


ヒロシ「あ、ナンシーからだ」


 ナンシーはヒロシの交際相手の女性です。


ヒロシ「話したいことがあるって。ちょっと行って来るよ、マルぼん」


 そのまま出かけるヒロシ。死んだ魚のような目をして帰ってきたのは5時間ほどたった頃で、なぜか泥だらけでした。まるで地面に穴でも掘って、なにかを埋めてきたかのような。マルぼんが理由を尋ねると


ヒロシ「いきなり、いきなり別れたいなんていうから!」


 と震える声で叫んで、部屋の隅で膝を抱えて座り、なんかブツブツつぶやき始めました。マルぼんは、ヒロシの脛に傷をつけた『殺傷能力はあるけど痛みはない刃物』の効果は絶大だと思いました。

日記 | 11:14:02 | Trackback(0) | Comments(0)
「続きは18禁」の巻
ルナちゃん「偉大なる尊師が今度の選挙に出馬されることとなりました。そこで私は、一軒一軒の家を訪ねる大規模なローラー作戦で票の確保をしようと考えました。明日、学校終わったら集合な」


一同「ごめんこうむる」


ルナちゃん「もっと真面目に、政治のこととか考えなさいよう!!」


一同「俺ら未成年だっつーの」


 そんなわけでルナちゃん発案のローラー作戦は企画倒れとなり、マルぼんの出番となりました。


マルぼん「ようするに、頭の悪いヒロシたちに手伝いをさせたいわけなんだな」


ルナちゃん「そうなのよ」


マルぼん「あいにくとそういう感じの機密道具は品切れ中なんだけど、こいつを読んでみてよ」


ルナちゃん「武芸書? 『二人三脚マスター法』?」


マルぼん「『二人三脚』は未来の世界に伝わるけり技。この蹴りを食らった者は、食らわせた者の手伝いをしてしまうようになる。この武芸書には、その習得方法が記されているんだ」


ルナちゃん「わかった…わかったわ。私は『二人三脚』をマスターして、尊師を国会に送ってみせる!!」


 数日後、『二人三脚』をマスターしたというルナちゃんが帰ってきました。


ルナちゃん「ちょうどあそこに、金歯さんが金をばら撒きながら歩いているわ。見ていなさい。私の『二人三脚』で、ヤツは私の奴隷になるわ。きえー!! 二人三脚!!」


 ルナちゃんの『二人三脚』が金歯の首筋にヒット。打ち所が悪く、そのまま金歯は息を引き取りました。


ルナちゃん「いや…いや!! そんな、そんな!!」


ヒロシ「うん? なにやら死の香りがするぞ」


ルナちゃん「二人三脚!!」


ヒロシ「げばっ」


ルナちゃん「金歯さんの遺体を始末するから、手伝って!!」


ヒロシ「…う、うん」


 金歯の遺体を学校の裏山へと運ぶ2人。掘った穴に金歯を入れ、埋め直すと、ヒロシが下卑た笑いを浮かべつつ言いました。


ヒロシ「なんだかよくわかんないけど、僕とルナちゃんはとんでもない秘密を共有してしまったようだね。ははは。そうだ、欲しいゲームあるんだけど、買ってくれないかな。あと、前から欲しかった新しいパソコンも」


 ルナちゃんとヒロシの、本当の意味の二人三脚が、この瞬間にスタートしたのです。ルナちゃんにとって、暗くて長くて辛い二人三脚が。

日記 | 21:27:32 | Trackback(0) | Comments(0)
「炸裂! ヒロシの球体殺法」の巻
ヒロシ「もうすぐルナちゃんとデートだ! 緊張するな。こういうときは深呼吸。ひっひっふーひっひっふー」


ナウマン象「愚か者!」


ヒロシ「ナウマン象!?」


ナウマン象「貴様はいま、たくさんの二酸化炭素を吐き出した! 貴様は地球にやさしくない! だから、貴様を死なす! 地球のために!」


 まあ、決闘なわけです。


ヒロシ「ナウマン象を翻弄して殺し合いで有利になる機密道具だしてえ」


マルぼん「『球酢』。この酢を飲むとね。うふふ」


『球酢』を飲むヒロシ。


ヒロシ「あ! 僕の体が!」


 ヒロシの体が、ボールのような球状に変化しました。ボールのようにポンポン弾みながら、あちこちを飛び回る
ヒロシ。


マルぼん「『球酢』を飲んだ人は、体がボールのように変化して、ボールさながらの動きができるようになる」


ヒロシ「こうやってボールのごとく弾みながら体当たりすれば、ナウマン象など一撃で粉砕よ!」


 調子にのって、部屋の中をポンポンと弾みまくるヒロシ。勢いがつきすぎて、窓から外へと飛び出してしまいました。そして外が聞こえる、けたたましいブレーキ音とヒロシの悲鳴。


 その後、しめやかに行われた通夜の席には、ヒロシをよくしる仲間たちが集まっていました。


ナウマン象「よく、あいつとはケンカしたよ」


金歯「うちの家の、バカみたいに高いツボを壊して、臓器を売って弁償したこともあったでおじゃる」


ルナちゃん「よく、夜中にうちの家に押しかけてきて、意味のわからないことを言ってたわ」


ジュンちゃん「そうそう。生まれたままの姿になって、電柱に抱きついてたこともあった」


ベンさん「試験前になると、ちぎった教科書でごはんをくるんで食べていたな」


 マルぼんは、ヒロシの体だけでなくヒロシに関する話題まで弾ませることができた『球酢』の効果は絶大だと
思いました。

日記 | 17:33:51 | Trackback(0) | Comments(0)
「絵画に命をかけたあるガキ大将の生涯」の巻
 あってないような設定なんですけど、ナウマン象の趣味は絵画です。その出来は散々たるもので気の弱い人が見たら発狂し、下手したら自然の摂理を無視して塩の柱と化すほど酷いのですが、ナウマン象本人は「俺の絵は芸術」と思い込んでいて、たびたび個展を開催し、皆を困らせています。いつか絵が評価され、有名になる日を夢見て、ナウマン象は今日も筆をとるのです。


ナウマン象「絵の具がない時は、己が血を代わり使う。それほどの情熱を持って絵を描いているってのに、一向に評価される気配がないぜ、俺! 有名になりてえ!」


マルぼん「ここに『なんでかわかんねえけどとにかくすぐに有名になれる薬』があるんだけど、5万円でいかがかな」


ナウマン象「薬物の力で有名になりたかねえな、俺は。死ぬまで、有名になるまで絵を描き続けてやる。そのための努力はおしまないぜ。あ、でも」


 『死んだ後も評価されず、無名のままってのは哀しいナ……』と、ナウマン象は続けました。全国のガキ大将萌えという性癖の持ち主が、思わずキュン♪となりそうな、せつない顔で。


マルぼん「ふむ。死後は努力できないものな。よし、そのお悩みを解決できる機密道具をあげよう」


『ゴッホウゴッホハッピーエンドガム』。このガムを噛んだ人が有名にならないままこの世を去った場合、死後数週間たつと、生前の行いか功績かなんかが急に評価され有名になるのです。


ナウマン象「うわー、そいつがあれば志半ばで散っても安心だぜ。ありがてー」


マルぼん「あ、ごめん。『ゴッホウゴッホハッピーエンドガム』、今持ってないや。現在は生産中止になっているハズだし、もうあげられないや」


ナウマン象「なんてぬか喜び!」


ヒロシ「マルぼん、『この間、学校の裏山へ嫁とピクニックに行った際、ゴッホウゴッホハッピーエンドガムを忘れてきたよー』とか言ってなかったかい」


マルぼん「そういえば」


ナウマン象「なるほど! 学校の裏山に行けば『ゴッホウゴッホハッピーエンドガム』があるんだな、取りに行って来る!」


ヒロシ「待つんだ、ナウマン象。学校の裏山は、夏でも雪が解けず、毎年何人もの行方不明者をだしている、いわば現在の魔界だ。この前も、熟年の夫婦が遭難して、悲しい結果に終わった。危険だよ。デンジャラスだよ」


ナウマン象「危険だかなんだか知らないが、俺は大丈夫だ! 遭難したら、自分のほとばしりを飲んででも生き延びてやらあ! じゃあな!」


 去っていくナウマン象。数分後、ヒロシの携帯電話に送られてきた『今から学校の裏山に登る』というメールを最後に、彼の消息は途絶えました。捜索隊が山頂で、木の枝等を並べて作った「SOS」の文字や、「たーすーけーてーくーれーえーすーおーえーす」と吹き込まれたテープなどを発見しましたが、消息にはつながりませんでした。南無阿弥陀仏。


 それから数日後。マルぼんが気晴らしに、未来の世界に戻っていた時のこと。


尺八王子ぽちょむキン「あ、先輩じゃないですか」


マルぼん「そういうキミは、大学時代に所属していた『逆転の発想! コレステロールで血液サラサラ研究会』の後輩、尺八王子ぽちょむキンくんじゃないか」


尺八王子ぽちょむキン「先輩、今から僕、そこの博物館で公開されている『アイスマン』を観にいくんですがよければ一緒にどうですか」


マルぼん「アイスマン?」


尺八王子ぽちょむキン「夏でも雪がとけないことで有名な山でつい最近発見された、21世紀初頭くらいのガキ大将のものと推測される遺体なんです。雪の中にあったためかほとんど腐敗しておらず、まるで死にたてホヤホヤ! 
それで世界的に一気に有名になって、めっちゃ話題になってるんですよ、今。その『アイスマン』がそこの博物館で特別に公開されているんです。行きませんか?」


マルぼん「たぶん、おもいっきり知り合いだと思うからいいや」

日記 | 17:11:12 | Trackback(0) | Comments(0)
「ぢー子サッカー」の巻
 楽しい人生。みなさんも、海に、山に、家庭用ゲームに携帯ゲームにレトロゲームにパソコンゲームにネットに落ちてるフリーゲームにギャルゲーにエロゲーに、楽しい汗を流しておられることでしょう。


 しかしここに、太陽系第3惑星地球のちっぽけな町に、人生を満喫できていない男がいました。その名は、その名は、その名前は……大沼ヒロシ!


マルぼん「で、痔の調子はどうなんだい、ヒロシくん」


ヒロシ「……最悪ですわな。トイレへ行くたびに、地獄が待っているんだ。地獄の後には、血に染まりし便器が気分を最悪にしてくれる」


マルぼん「そりゃご愁傷さま」


 そう、ヒロシは痔を患ってしまったのです。それもひどいやつ。痛む尻のおかげで、外出をするどころか、ゲームをしても集中できず、感情移入もできず、萌えることもできず……


ヒロシ「萌え……? そうか、その手があったか!」


マルぼん「どうした、痔が頭にまわったか。まだ若いのに」


ヒロシ「ちがいますわな。この状況を楽しむ方法を思いついたのさ。ほら、最近なんでもかんでも『萌え化』する風習が国内に根付いているじゃない? 戦車やら戦国武将やら戦争やら武器やら国やらを萌え化してたりするだろ。あのノリで、僕の痔も萌え化してほしいんだ! つらい痔だけど、萌える女の子だったらなんとかなりそうだろ!」


マルぼん「……その発想はなかったよ。ようがす。あらゆる物を萌え化する機密道具『萌エカ酢』を使おう」


 道具使用後、しばらくすると、ヒロシの尻のほうから某アイドル声優さんのような声が。


???「お兄ちゃんたら、自己管理をきちんとできないから病気になんかなっちゃうんだよ! ホント、バカなんだからっ! やっぱ私がいないとダメだね。いま、そっちに行くからね!」


 ヒロシの尻が輝きだし、部屋が光に包まれました。光が薄れたとき、そこには1人の美少女が。彼女こそ、ヒロシの痔が萌え化した存在。その名も


ぢー子「ぢー子だよっ、お兄ちゃん」


 ぢー子、ヒロシに抱きつく。


ヒロシ「マルぼんはん……なんちゅう、なんちゅう道具をだしてくれはったんや……最高や!」


 萌えの力とは恐ろしいもので、その後ヒロシは快方に向かっていったのですが……数日たったある日。


ぢー子「はぁはぁ……お兄ちゃん、苦しいよう」


ヒロシ「ど、どうしたんだ、ぢー子! 体が……体が半透明になっているじゃないか」


ぢー子「わかんない……」


マルぼん「ぢー子はあくまで君の痔が萌え化した存在。痔が治れば、存在しなくなるのは当たり前だ」


ヒロシ「そ、そんな。そうだ。痔を悪化させれば……」


ぢー子「だめだよ、お兄ちゃん。そんなの絶対ダメ」


ヒロシ「ぢー子……」


ぢー子「お兄ちゃん。せっかく元気になったのに。私のためにまだ病気になるなんて、そんなのダメだよ。お兄ちゃんのために消えることができるなら、私、本望だよ。すごく嬉しい」


ヒロシ「……」


 ぢー子の体がさらに透明に。


ぢー子「そろそろさよならだね……。お兄ちゃん、どうか元気で……それと、私のこと……忘れないで、ね」


ヒロシ「ぢー子ぉぉぉぉ!」


 そして、ぢー子は天使になりました。


ヒロシ「み、認められるかよ、こんなこと! こんな別れ!」


 ヒロシは財布片手に外へ飛び出しました。数時間後、大量のキムチを抱えて帰宅しました。そのキムチをものすごい勢いで食べ始めるヒロシ。


マルぼん「ヒロシその量は無茶だ!」


ヒロシ「辛いものを食べたら、痔は悪化する! 悪化したらまたぢー子に会えるはずなんだ!」


マルぼん「おまえ……わかった。もう止めない。病め、病むんだヒロシ」


 食べたキムチの量が、日本人が1年に消費するキムチの平均量を超えた頃、ついに奇跡が。ヒロシの尻が輝き、そして。


ぢー子「……」


ヒロシ「また会えたな」


ぢー子「お兄ちゃんのばか」


ヒロシ「ばかで結構……」


ぢー子「ばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばかばか……大好き」


 抱き合う2人。


マルぼん「見せつけてくれる……うん?」


 2人の近くに、見慣れない少女がいました。ぢー子同様、こちらも美少女。


マルぼん「あなたは?」


美少女「ヒロシさんが……ご主人様がキムチの食べ過ぎて患った急性胃炎が萌え化した存在の、イエン子です!」


ヒロシ「……『萌エカ酢』の効果は病気ひとつひとつに及ぶのん?」


マルぼん「うん」


ヒロシ「…そう」


 ヒロシは本棚に並んでいた『病気の原因』という本に手を伸ばしました。


 そして数ヵ月後。微笑町の駅前にある病院へと向う人影3つ。


ナウマン象「しかしヒロシが入院するとはなぁ」


金歯「元気の塊。健康の化身のようなあいつがね」


ルナちゃん「着いたわ。この駅前病院に入院しているはず……」


ぢー子「あ、もしかしてお兄ちゃんのお友達?」


ナウマン象「貴女はどちら様」


ぢー子「ヒロシお兄ちゃんの痔の、ぢー子です!」


金歯「はぁ?」


イエン子「ご主人様の胃炎のイエン子です!」


 よく見ると、病院の周りには美少女だらけ。そのいずれもが、「ヒロシの水虫です」だの「ヒロシの中耳炎です」だの「ヒロシ膀胱炎です」だのと、自己紹介。


ぢー子「もう、みんな。きりがないよ! あ、みなさん。お兄ちゃんはこちらです」


 ぢー子は、ナウマン象たちを連れて病院の中へ。病院の中にも「ヒロシの鼻炎です」「ご主人様のしもやけです」だのとのたまわる無数の美少女がいました。


ぢー子「お兄ちゃんはこの部屋にいますよ」


 集中治療室の札が掲げられた部屋を指差して、ぢー子は言いました。

日記 | 15:00:50 | Trackback(0) | Comments(0)
「マルぼんと巡る人類のルーツ 第4回」の巻
 さっき、ヒロシと一緒にアダムとイヴの様子を見に行ってきたんですけど、アダムが死んでいました。


 死因は鈍器のようなもので殴られたことによる頭蓋骨陥没。


 凶器は鉢植え。犯人は、柴崎さんでした。


「下條のヤツが、ラジオの電波にのせて、ワシの悪口を言いふらしとったんや」


 後、警察の取調べで柴崎さんはこう供述したそうです。


 マルぼんはふと思ったんですが、人類のスタート地点のカタワレであるアダムが故人になったのに、なんで今こうして人類は存続しているんでしょうか。


 単純に考えれば、アダムの代わりになる男がいたということになるんですが、あの時代にそんな男はいる気配はありませんでした。


 しかしまぁ、考えても仕方ないのでマルぼんたちはイヴを元の時代へ帰すことにしました。
 暴れるイヴをクスリで眠らしてタイムマシンへ詰め込み、みんなで(除く、金なんとか)人類誕生の時代へ。


 イヴを放置する所を探していると、ナウマン象がなにかを捨てていました。いくつかの麻袋でした。


 無事、イヴの放置が済んだ帰り道、マルぼんはナウマン象に麻袋の中身をそれとなく聞いてみました。


ナウマン象「あれ? 睡眠薬で眠らした、柴崎と遠藤と柳井だよ。柴崎は余計なことを色々しゃべられたら困るから、親父の知り合いの警官に鼻薬を嗅がして釈放させてもらったんだ。高飛びさせるのは金がかかるけど、過去の世界なら無料だし安心だろ? 遠藤と柳井も叩けば嫌というほど埃がでるし、家賃も払わないから、この機会にってことで」


 ナウマン象の話を聞いて、ふとマルぼんは思いました誰が人類のパパなんでしょう。


                    おわり。

日記 | 14:53:32 | Trackback(0) | Comments(0)
「マルぼんと辿る人類のルーツ 第3回」の巻
 結局、アダムとイヴを21世紀に連れ帰ってきてしまったマルぼんたち。


 どうもヒロシたちいつものメンバー(除く、金持ちのドラ息子)は、はじめからアダムとイヴを連れ帰って
ゆっくりと観察しようとしていたようで、2人のための居住スペースまで用意していました。


 ナウマン象の親父さんが副業で経営している、なぜか身元が明らかでなくても住めるアパートがそれで、マルぼんはアダムとイヴを連れて、そのアパートの住人に挨拶をしに行く事になってしまいました。


マルぼん「みなさんこんにちは。この2人が、今日から皆さんの隣人になる下條アダムさんと、下条聖夜(イヴと読みます)さんです」


アダム「皆さん、こんにちは……」


イヴ「こんにちは」


 昨夜、機密道具で無理矢理覚えさせた日本語で挨拶する2人。


 アパートの住人たちも、きちんと挨拶をしてくれました。


遠藤「俺、遠藤っていいます! 下條さん、これからよろしくお願いしますね! ところでお2人は、今の政府についてどう思われていますか? 選挙権とか欲しくないですか? 欲しいですよね? 僕らの仲間になりませんか? 1度部屋に来てくださいよ。あ、火の気のあるものは持ってこないでくださいね。爆発とかして危ないから」


アイリーン「アイリーンダヨ。同ジ外国人ドウシ、仲良クシマショウネ。私ノ部屋、外国人ノ女ノ子ガタクサン(4畳半に20人くらい)イルケド、別ニ変ナ仕事トカシテナイカラ、ヘタナ勘グリハヨシテネ。アト、聖夜サン、仕事欲シカッタラ相談シテ。ビザヲ渡シテクレタラ、紹介スルカラネー」


柴崎「柴崎や。よろしくな。交番にワシの写真が貼ってあるけど、あれはワシのそっくりさんや。ワシやないから、警察とかいくなや。趣味はガーデニングや。そこの鉢植えはワシのやからさわんな。絶対さわんなや。うん?(なにもついていない自分の腕をなんどもさすりだす)この虫……どっか行け! この虫ーっ!」


柳井「(電柱にむかって)柳井です。よろしくお願いします。僕は柳井です。よろしくお願いします、お願いします。柳井です。柳井です。よろしくお願いします。柳井です。柳井です」


ルナちゃん「ルナです。部屋から異臭がするけど、ウチのパパは必ず生き返るから大丈夫です」


 明るい住人たちに、アダムとイヴも安心した様子です。


アダム「皆、いい人そうだね、イヴ」


イヴ「……」


アダム「……イヴ? どうした?」


イヴ「え? あ、いや、なんでもないよ……」

日記 | 14:50:46 | Trackback(0) | Comments(0)
「マルぼんと辿る人類のルーツ 第2回」
 タイムマシンでアダムとイヴの時代にやってきたマルぼんといつものメンバー(金歯除く)。


 人類誕生の時代は、あちこちに見たことのない植物(なんか人の顔らしきものがついている)が生えていて、
見たことのない動物(なんか一つ目)が闊歩しているグロテスク極まりない世界でした。


ヒロシ「あそこに生まれたままの姿の男女がいるぞ!」


 ヒロシが突然、遠くのほうを指差して叫びました。


 そこにいるのは間違いなく人間の男と女。しかも、放送コードに引っかかる部分(わからない時は家族の誰かに聞いてみてください)にきちんとモザイクがかかっている、細かい所まで配慮のいきとどいた人間の男女でした。


男「イヴ、アイラービュー」


女「アダム、アイウォンチュー」


 マルぼんは確信しました。この男女はアダムとイヴです! 本人たちが言っているので間違いありません!


 偉大なる人類の祖先と遭遇するという未知の体験に、マルぼんの体は感動で震えています。


 きっと、ヒロシたちも同じ気持ちのことでしょう。


大脳「ナウマン象、いまでヤンス!」


ルナちゃん「はい! 麻袋!」


ヒロシ「はやく! 逃げないように捕まえて!」


ナウマン象「うぉーっ! アダムとイヴとゲットだぜー!」


アダムとイヴ「キャー!」


ヒロシ「マルぼん! はやく! 船……じゃなくてタイムマシンだしてー!」


 これだから! これだから未来の地球っ子どもは!

日記 | 14:48:13 | Trackback(0) | Comments(0)
「マルぼんと辿る人類のルーツ 第1回」の巻
 グループ研究をすることになったとかで、ヒロシと同じ班のナウマン象とルナちゃん、それから大脳がマルぼんを訪ねてきました。


「金歯はどうしたの?」とマルぼんは聞いてみたんですが、皆、「金歯はちょっと……」「札束でビンタとかしてくるし……」「『銃で撃たれたけど胸に入れていた財布が分厚くて助かった』とか自慢するし……」「家族もペットもみんな同じ顔だし……」「金歯の親父の趣味は。死刑になった猟奇殺人犯の遺髪コレクションだってもっぱらの噂だし……」「金歯の家で働いているメイドさん、背中に『金歯』っていう醜い焼印がされているし……」「金歯の家に働きに行った親戚のおじさんが消息不明になったし……」と露骨に嫌な顔。子供社会には仁義のじの字もありゃしません。


 で、話の本筋です。


 ヒロシたちはグループ研究の題材に「人類の起源~アダムとイヴ~」という壮大なもの挑戦するそうで、それにマルぼんの機密道具が必要なんだそうです。


 その機密道具ってのがタイムマシン。マルぼんがこの時代に来るのに使用した、タイムマシンです。


 ようするに、タイムマシンでアダムとイヴの時代に乗り込んで、直接にアダムとイヴを観察しようという話です。


 勉強に使うっていうなら、マルぼんも大賛成です。


 というわけで、マルぼんとヒロシたちは、タイムマシンで人類誕生の時代へ向かいました。つづく。 


日記 | 14:47:37 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち3 ニコルソン


 金歯が初登場した時より、常に後ろに付き従う老執事。

 
 目の前でヒロシが爆発四散したり、ナウマン象が出産したり、ルナちゃんが魔法の力でカエルや牛を降らせたりしても表情ひとつ変えない冷静沈着な男。


 と、思われていたが、その正体は、かつて金歯によって全財産を奪われ、家族を皆殺しにされ、自身も命を奪われ、事切れる寸前に「わが命尽きるとも、わが想いは金歯を必ず滅ぼすだろう」と呪詛の言葉を吐いたことで有名な音松老人の怨霊であることが発覚。

 
 今の今まで呪われていたことや、後ろに音松老人がついていたことすら気付かなかった金歯の依頼を受けて行われた、ヒロシの友人である僧侶1000人による3時間にわたる祈祷の末に成仏した。


 かに思われたが、金歯の子供として転生。「パパ、コンドハコロサナイデネ」と発言。コンビニとかで売られている都市伝説の本で何度もメイン扱いに。よかったね。



主な登場回……第77話「やつらの足音が聞こえた!」、第198話「わがままプリンス・金歯登場」、第333話「わがままプリンス・金歯退場」、第777話「わがままブリンス・金歯発情」ほか

キャラクター図鑑 | 11:31:53 | Trackback(0) | Comments(0)
「ノックは必要」の巻
 風呂に入ろうと脱衣場のドアを開けたヒロシ。ところが、ちょうど風呂に入ろうとしていた妹が服を脱いでいて……


妹「キャー! お兄ちゃんのヘンタイ! 鬼畜! 痴漢! 外道! 下衆! 愚者! 生きる価値のないろくでなし!」


ヒロシ「うわーやめておくれ、やめておくれ!」


 逆上して、殴る蹴る折る刺す焼く遺体を山中にバラ撒くといった暴行をヒロシに加える妹。ヒロシはなんとか自分の部屋に逃げ込みました。


ヒロシ「ふう、ひどい目にあった。しかし、ドアをノックしないのは僕の悪い癖だな……」


 落ち込むヒロシ。少し前「他の連中、ドアをまるでノックしやしねえ!」と怒り、嘆き、呻き、「おのれ人間どもめ」と他者を憎み、大騒ぎを起こしたヒロシ。なんのことはない、自分もノックをしないのです。このバカ! バカ!


ヒロシ「ううう。なんとかノックをする習慣を身につけないと。おや、机の上になにか置いてある」


 机には薬の入った瓶が置かれていました。


ヒロシ「これは……そうか、わかったぞ。これは『投与したらすぐにドアをノックする習慣が身につく薬』に違いない。マルぼんのやつ、僕のために用意してくれたんだな。あいつう。ご丁寧に、投与用の注射器まである。ありがたく使わせてもらおう」


 数時間後、外出先から帰宅したマルぼんが部屋に戻るとびっくり仰天!


マルぼん「売ってお小遣いにしようと思っていた『気持ちよくなるけど、癖になる上、見えないものが見えてしまうようになるお薬(ひごうほう)』が、ない! しかも注射器は使用済みだ!」


 あわてふためていると、廊下から「ドンドンドン」というなにかを叩く音。マルぼんが部屋をでると、ヒロシが妹さんの部屋の扉を叩いていました。


ヒロシ「このドアんとこに、虫がおるねん。叩き潰しても叩き潰しても、どんどん湧いてくるねん! このままやと、地球上が虫で溢れてまう。叩き潰さんと、叩き潰さんと」


 なにもついていない扉を、血走った目でノック……いや、叩き続けるヒロシなのでした。


日記 | 17:14:23 | Trackback(0) | Comments(0)
「微笑町ラーメン戦争~人類の大罪編~」の巻
金歯「この前、駅前の『パンダ軒いなば』へ行ってきたのでおじゃる」


ナウマン象「『パンダ軒いなば』っていったら、おめえ…あの、バカ旨いラーメンを食わせること有名なラーメン屋じゃねえか」


ヒロシ「でも、味以上に有名なのが、店主の頑固さなんだよね、たしか。メニューは自慢のとんこつラーメンひとつで」


ルナちゃん「箸の持ちかたから、麺とスープを食す順番、はては水を飲むタイミングまであれこれ口をだしてきて、付け合わせの高菜を食ったら切れたりする。意に従わぬ者は客であろうが神であろうが追い出す、超有名人!」


ナウマン象「『俺のラーメンを一番美味く食えるのは午前中だから』という理由で、午前中しか店が開いていないんだよな」


金歯「マニアの間では、あの店主に怒鳴られることが一種のステータスになっていて、連中は、我先に怒られに行き、その内容をその回数を競うのでおじゃる」


 店主に怒られたいがため、店内で催涙スプレーを撒き散らしたヤツもいるとかいないとか。


 店主に怒られたいがため、店主の娘に悪質なストーキング行為を働いたヤツもいるとかいないとか。


 店主に怒られたいがため、戸籍を捜査して店主の養子になり済ましたヤツもいるとかいないとか。


 店主に怒られたいがため、店主の嫁に手を出し、何も知らない店主に自分の子供を育てさせたヤツもいるとかいないとか。


 店主に怒られたいがため、密かに拉致した店主の頭に怪しげなチップを埋め込んで、あれこれしちゃったヤツもいるとかいないとか。


金歯「朕ももちろん、怒られてきたでおじゃる。『この札束でスープの出汁をとれ!』と言ったら、包丁を持って
追っかけてきたでおじゃる。もう、マゾの朕には最高の快楽でおじゃった!」


ヒロシ「う、うらやましいなぁ」


マルぼん「マルぼんたちも行こうぜ、『パンダ軒』!」


 しかし、行ってみると『パンダ軒』はつぶれていました。『店に火をつけたら店長怒るだろうな』と考えた
ファンによる、痛ましい事件の結果でした。


ヒロシ「ぼ、僕も頑固親父のいる店に行きたい! しかられたい!」


マルぼん「『頑固一轍パウダー』」


 マルぼんは『頑固一轍パウダー』を道路にまきました。するとどうでしょう。車なんて一台も通っていないのに、道路に轍ができたのです。


マルぼん「この轍の先にはお店がある。そのお店の店主は頑固親父のはず」


『頑固一轍パウダー』は、一番の近くにある『頑固親父のいる店』へと続く轍を作り出す機密道具なのです。
マルぼんとヒロシは早速、轍に沿って歩き出し、まだ見ぬ『頑固親父のいる店』に向かいました。
と、そのとき。


ヒロシ「いててててっ」


 突然苦しみだすヒロシ。マルぼんは近くの病院へとヒロシを連れて行きました。


マルぼん「ドクター、ヒロシを診てやってください」



医師「言わずもがな、俺は名医だ。どんな病人でも治してみせる。だが、俺は午後は非常に眠たい。眠たいので本来の腕を発揮できない。そうだな、明日の午前中に来てくれ。そうしたら、最高の俺が治療してやる。なに? 『ヒロシが苦しんでいるから今診てくれ』だと! ふざけるな、半端な治療ができるか! いやなら出て行け!さぁ、出て行け! なんて患者だ! 塩を撒いとけ!」


 追い出されるマルぼんたち。そこは『頑固医師のいる病院』でした。顔を青くして苦しんでいるヒロシを見ながら、マルぼんは『頑固一轍パウダー』の効果は絶大だと思いました。

日記 | 17:36:57 | Trackback(0) | Comments(0)
「新鮮ハウス」の巻
ヒロシ「マルぼんに、橋本さんという人からハガキが来ているよ」


マルぼん「橋本さん! 懐かしいなぁ。マルぼんが前に勤めていた職場の先輩だよ! たしか5年前に結婚して、太郎君という息子さんも出来て、マイホームも買って、順調極まりない人生を歩んでいたハズ」


ヒロシ「ご名答。ハガキにも『今幸せです』とか書いてあるよ。あ、『また家に遊びに来てください』だって」


マルぼん「そういえば、マイホーム購入直後に遊びに行ったっけ。久しぶりに行ってみるかな」


 そんなワケでマルぼんは、橋本さんの家に遊びに行くことに。お土産にケーキを持って、橋本さん宅に向かう道すがら。


マルぼん「そういえば5年前も、お土産にケーキを持って行ったっけ。5年かぁ。あの時赤ん坊だった太朗君も今は幼稚園にでも通っているかもしれないな」


 そうこうしているうちに、橋本さんの家に到着。


橋本「やぁ、しばらくだな、マルぼん」


マルぼん「先輩、ご無沙汰しております」


橋本「まぁあがりなよ」


 応接間に案内されるマルぼん。しばらくの間、思い出話を肴に酒など飲んでいると、橋本さんがニヤニヤしながらなにか持ってきました。


橋本「ほら、このケーキを見ろよ。5年前にお前が土産で持ってきたやつだ」


マルぼん「からかうのは止めて下さいよ。5年前のケーキが腐らずに残っているわけないじゃないですか」


橋本「いや、それが腐らないんだよ。ほら、ケーキをよく見てみろ。中に人間の指のようなものが入っているだろ。これに見覚えないか!」


マルぼん「!」


 忘れもしません。当時、橋本さんのことを「あんなやつ、バナナの皮で滑って転んで地面に頭をぶつけて死した後、魂が天に召されることなく、永遠に地上をさまよい、苦しみ続ければいいんだ」と憎んでいたマルぼんは、土産のケーキの中に人間の指のようなものを仕込んでやったのです。嫌がらせの一環として。


マルぼん「たしかに……5年前のケーキに間違いないようですね。しかしなぜ、腐っていないのです」


橋本「実はこの家の建築には、不思議な技術が使われているんだ。この家の中にある食べ物は、いつまでも腐ることなく、永遠に新鮮な状態が保たれる」


マルぼん「それは便利ですね!」


橋本「新鮮さが保たれるのは、この家の主人である自分が食べ物と認識しているものだけに限られるんだけどな。
あ。そういえば……」


 と、その時。1人の赤ちゃんがハイハイしながら歩いてきました。


マルぼん「わぁ、可愛い。またお子さんができたんですね! 太郎君もお兄さんになったんだ」


 さすが兄弟。赤ちゃんは、太郎君が赤ん坊だった頃と顔がそっくりでした。


橋本「そっくりもクソも、それ太郎本人だよ。家の力で新鮮なままなんだ」


マルぼん「え」



日記 | 17:34:04 | Trackback(0) | Comments(0)