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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「明日から出張です。みなさん、一週間ほどさようなら」の巻

担任のデモシカ先生「おろかもーん! 廊下に立っとれ!」


ママさん「この愚か者! やはりあの男の子供だよ! あの男の子供だよ!」


警察官「こんな時間に外を出歩くなんて、なんて愚かな子供だ!」


ヒロシ「以上のような感じで、ここのところ怒られっぱなしな僕です」


マルぼん「少しは自分の人生のあり方とかを考えてみてはいかがかな」


ヒロシ「僕はよく言えば純真な人間なんだ。だからドジもする。まわりはもっと気をつかって、僕が失敗をしても笑って許してやるべきだ」


マルぼん「なら、許されてみるか。『仏の顔マスク』。このマスクを被った人は、三度まで、どんなことをしても
許されるんだ」


ヒロシ「わーい、僕、かぶりゅー」


 そんなわけで『仏の顔マスク』を被ったヒロシ。


ヒロシ「さて、どうせ許されるのなら、すごいいたずらをやってみたいなぁ。……そうだ」


 ヒロシは、ひきこもり生活で部屋に溜まった、大量のゴミ袋のひとつを抱えました。抱えたまま、窓のほうに向かい……


ヒロシ「一度、二階から色々なものを投げ捨ててやりたかったんだ!」


 最高の笑顔を見せながら、ゴミ袋を投げ捨てました。


???「ギャー!!」


 悲鳴と、人の倒れる音。外ではナウマン象が倒れていました。近くには、ヒロシが投げ捨てた巨大なゴミ袋。


マルぼん「直撃したんだ!」


 霊安室。顔に白い布をかけられて横たわるナウマン象を、ヒロシは呆然と見つめています。取ることを忘れたのか、『仏の顔マスク』もつけたままです。「こんなこと、するはずじゃ…するはずじゃあ…」と、呟いています。


女性「あなた!」


 霊安室に駆け込んできたのは、被害者の奥さんです。



奥さん「ああ…う、あああ。あなたぁ…あなたぁぁぁぁぁぁ」


 ナウマン象の遺体にすがりつき、泣き叫ぶ奥さん。


ヒロシ「あ、あの」


奥さん「!」


 ヒロシが話しかけると、奥さんは一瞬ビクッとして


奥さん「あなたは、悪くありません……」


といいました。


奥さん「だれも悪くない。これは、うちの人の運命なんです。悪く…あなたは悪く…う。う…あ、ああああああ」


 後半は、言葉になっていませんでした。


ヒロシ「う。あああああ」


 突然、髪をかきむしり始めるヒロシ。そのまま走り出し、霊安室を出ます。


ヒロシ「僕を許さないでくれ!」


ヒロシ「僕を憎んでくれ!」


ヒロシ「ああああああああ」


 自分の犯した罪を誰もが許し、自分を責める人がいない。責める人がいないのなら、自分で自分を責めるしかない。自責の念は、被害者の分までヒロシの心を攻め立てます。激しく。激しく。他の誰かが「人殺し」と罵ってくれるほうが、「死ね」と罵声を浴びせてくれるほうがどんなに楽か。ヒロシは、意味のわからないことを叫びながら、走り続け、そして消えました。


 マルぼんは、『仏の顔マスク』の効果は絶大だと思いました。

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日記 | 18:57:05 | Trackback(0) | Comments(0)

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