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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「インスタン島の大沼ヒロシ」の巻
ヒロシ「いきなりだけど、即席ラーメン食べたくなったぞ」


金歯「ヒロシがそう言うと思って、町中の即席ラーメンを買い占めたでおじゃる。したがって、今、微笑町に貴様が食える即席ラーメンは、皆無!」


ヒロシ「うわーん、マルぼーん。即席ラーメン食べたいよう!」


マルぼん「今、昼飯として出前でとったラーメンならあるけど」


ヒロシ「出前のラーメンじゃなくて、即席ラーメンが欲しいの! そうだ、この出前のラーメンを即席ラーメンにする機密道具だして!」


マルぼん「そんなものないよ」


ヒロシ「あるはずだ、あるはずだよ。この出前でとったラーメンを即席ラーメンにする方法が、きっとあるはずだ」


 ヒロシ、マルぼんの持っていたラーメンのどんぶりを強引に奪い取ると、外へと飛び出して行きました。


マルぼん「なにをする!」


ヒロシ「僕はこの出前でとったラーメンを、かならず即席ラーメンにしてみせるんだ、さようなら!」


 そしてヒロシは消息を絶ちました。数日後、ヒロシの持ち出したラーメンのどんぶりが山中で発見されましたが、ヒロシは見当たりませんでした。


警察官「持っていたどんぶりがあるってことは、ここまで来ていたのはたしかなのだろうけど。ここからの足取りがわからないなぁ」


 これがホントの、足跡ラーメン。



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日記 | 17:53:48 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち15 ムササビ先生
 大沼家の隣に引っ越してきた小説家。主に江戸時代初期を舞台にした小説を得意にしている。偶然にも、ムササビ先生の奥さん(72歳)がママさんの幼馴染で、子供の頃に一緒に遊んだ仲だったことから大沼家とは親しい間柄になる。
 

 自著が復刻販売される際、若い編集者を信頼して色々任せたら、我が子友矩と徳川家光の関係に悩む柳生宗矩を描いた作品は「俺の次男坊がこんなに可愛いわけがない」に、島原の乱を描いた作品が「反抗期の隠れキリシタンを幕府の力で支配してみた」に、3代将軍を家光と忠長のどちらにするかを巡って勃発した徳川家康と秀忠の対立を描いた作品が「跡継ぎの件をオヤジに相談したらえらいことになったんだが」に、松平忠長の内に秘められた狂気を描いた作品は「3代将軍になれなかった俺は、しぶしぶ55万石をうけとりました。」に、春日局の依頼で家光を3代将軍にすべく暗躍した柳生宗矩の活躍を描いた「おまえを将軍にしてやるから俺を大目付にしてくれ」に、
それぞれ勝手に改題され、怒りのあまり憤死。


主な登場回……第5話「お隣さんは小説家」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか



日記 | 16:44:29 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち14 ど根性トキのトキ吉
 ナウマン象に追いかけられていたヒロシが、石に蹴躓いて転んでしまった際、偶然にも近くを歩いていたために、倒れたヒロシに潰されてしまったトキ。哀れな肉片に化したかと思いきや、なんとヒロシの来ていたシャツと一体化!


 「平面トキ」として生きていくことになったトキ吉とヒロシの、泣いて笑って喧嘩するドタバタ劇が始まるかと思いきや、貴重なトキをこんな風にしてしまった、おっちょこちょいボーイヒロシへの世間の風当たりはきつく、精神的に病んだヒロシは自ら命を絶ったのだった。完。


主な登場回……第24話「トキ吉誕生、ヒロシ退場」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか


キャラクター図鑑 | 17:28:47 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち13 白﨑医師
 腹膜炎で近くの病院へ緊急搬送されたヒロシの主治医。看護師のななえちゃんに好意を抱いている。マルぼんのアドバイスで、ヒロシの手術中に、助手をしていたななえちゃんに婚約指輪を渡してプロポーズし、愛を受け入れてもらうことに成功する。


  プロポーズの模様は仲間によって撮影されており、後に動画サイトにアップされ、視聴回数は10万回を突破。
「動画サイトに投稿された面白動画を芸能人が見るだけ」みたいな番組でもアホみたいに紹介され、それに映りこんでいたヒロシの腸の綺麗さに感動した臓物フェチの女性が、ヒロシに交際を申し込むという珍事も。(このときの女性が、後にヒロシの嫁となるモツ田カオリさん)。


 手術の際、あまりにテンションが上がってしまったせいで、誤ってヒロシの体内に婚約指輪を入れてしまい、気付かないまま手術を完了してしまう。後にそのことが発覚し、懲戒免職。


主な登場回……第47話「はばたけ! 臓物くん」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか





キャラクター図鑑 | 16:34:55 | Trackback(0) | Comments(0)
「モンスターだらけ」の巻
ヒロシ「うえーん! マルぼんー!!」


 ヒロシが泣きながら帰ってきました。


マルぼん「どうした?」

ヒロシ「金歯のヤツが、自分ちの科学力で奇形…じゃなくて怪生物を生み出して、それを打ち殺して『朕こそ勇者!』と遊び狂っているらしいんだ! 金歯の家の庭は、まるでファンタジーの世界みたいになっていて、とても楽しいらしいんだよ~」


マルぼん「『某所の裏の池から採取された水』これを飲ませれば、どんな生物でも奇形…じゃなくて、怪しい生き物になる。それを殺して勇者を気取れば」


ヒロシ「生き物殺すの勘弁だよう。夢でうなされそうで。殺すとかなしで、化け物を見るだけでいいから! それでファンタジー気分を味わいたい!」


マルぼん「それならば…『冒険ハット』! この帽子を被れば、どんなものでも怪物とかモンスターに見えるようになる。これでそこらを怪物だらけにすれば、自分がファンタジーの世界にいるかのような気分を味わえるわけだ」


ヒロシ「わーい!」


 さっそく『冒険ハット』を被るヒロシ。


ヒロシ「うわ。本当にあたりが化け物だらけに見えるね。窓の外を、ドラゴンの群れが飛んでいるよ!」


マルぼん「あれは単なるハトの群れだね。ドラゴンに見えるんだ」


ヒロシ「へー。元はハトか。じゃあ、そこ、部屋の片隅に横たわっている血みどろの女の子のモンスター。元はなんなんだろ」


マルぼん「……部屋の片隅にはなにもないよ? 誰もいないよ? そういえば一年前、庭で見知らぬ女の子の遺体が放置されている事件があったっけ」


 恐怖から狂乱状態になるヒロシ。マルぼんは薬品などを使用して、なんとか落ち着かせました。


ヒロシ「うう。化け物なんてこりごりだぁ」


 そりゃそうです。機密道具を使ってまで化け物を見るなんて、ほんと馬鹿です。だいいち……


ママさん「ヒロシの保険金で買う車、決めた?」


パパさん「まだだよ、ハニー。それよか、はやくヒロシには逝ってもらわないとなぁ」


ママさん「保険金もいいけど、死んだあと、生きていることにしとくのもいいかも。児童手当もらえるし」


 無理して見なくても、21世紀には人の皮を被った化け物がたくさんいるんですから。


日記 | 19:23:23 | Trackback(0) | Comments(0)
「転売」の巻
ママさん「ヒロシ、なんで同じゲームをふたつも買うの! 馬鹿じゃないの!? 愚か者じゃないの!?」


ヒロシ「ち、ちがう。同じように見えても別のゲームなんだよ! こっちは通常版! こっちは設定資料とサントラと携帯ストラップのついた、数量の少ない限定版!」


ママさん「同じじゃないの! さっさと限定版をその手の店で売ってプレミア価格でぼろ儲けしなさい!」


ヒロシ「発売直後の限定版なんてたいした価値ないよう」


 こうして心に傷を負ったヒロシはマルぼんに泣きついてきたのでした。


ヒロシ「ゲームよりも素敵な限定版を出してっ」


マルぼん「限定版ならあるけど、どんなものでも限定版にする機密道具ならあるよ。はい『限定板』。この板に限定版にしたいものを書けば、そのものは限定版になる」


ヒロシ「限定版になったらどうなるの?」


マルぼん「ゲームと同じ。色々と豪華特典がつく」


ヒロシ「そいつはいいや。よし。僕の人生を限定版にしよう」


 ヒロシは『限定板』に「大沼ヒロシの人生」と書き込みました。その瞬間、マルぼんはヒロシの義理の姉という設定になりました。


マルぼん「もうヒロシったら、私がいないとなにもできないんだからー」


ヒロシ「お、お姉ちゃんー! あ、ああ、いつの間にか僕の家がウソみたいに豪華になっている! 一円玉が数枚収められているのみだった財布には、いつのまにか札束が! ワ! 水道の水がコーラになっているー! 豪華豪華超豪華!」


マルぼん「ヒロシが幸せそうで、お姉ちゃんも嬉しい♪ でも、もうすぐお別れだと思うと悲しいな」


ヒロシ「別れ…? なんでさ、お姉ちゃん」


マルぼん「限定版って数が少ないから限定版なの。人生を限定版にしたということは、人生も少量になるということ。人生が少量になるということは寿命が短くなるということで…ヒロシの人生はもって…まぁ、あと30秒ってとこカナ?」


ヒロシ「げぇー!?」


 生半可な限定版商法には気をつけましょうね。

日記 | 18:26:33 | Trackback(0) | Comments(0)
「やった! 今夜は天ぷらだ! 大勝利!」の巻
金歯「この前、駅前の『かき揚げ千夜一夜』へ行ってきたのでおじゃる」


ルナちゃん「『かき揚げ千夜一夜』っていったら、飛鳥時代創業の老舗の天ぷら屋さんじゃないの」


ナウマン象「うらやましい!」


金歯「さすがに老舗だけあって、どの天ぷらも絶品。舌が肥えている朕も、思わず『抱いて。温もりを感じさせて!』と感嘆の声をあげてしまったのでおじゃる。しかも、ただうまいだけではないのでおじゃる。『え、こんなものまで揚げてしまうの?! バカじゃないの?! 今度病院を紹介しようか?』なんて思ってしまうようなものまで揚げて食べさせてくれるのでおじゃるよ。しかも全てが当たり前のように美味! ま、うぬら庶民には手が届かない高級店の話でおじゃるけどね」


ヒロシ「ちくしょう。うらやましいな。僕も天ぷらが食べたくなってきた。母さんに頼んで、今夜は天ぷらにしてもらおう」


マルぼん「天ぷらって、きみを生んだあの女性は破滅的に料理が下手じゃないか。天ぷらなんて作らせたら、油ギトギトで食えたモンじゃない。あれじゃ、材料になったのエビや野菜が報われないよ。そんなものを食べるよりも、こいつを使えばいい。『名コックロボ』。このロボットは古今東西あらゆる料理名人のデータを搭載しており、それらの料理人の作ったものを完全に再現することができるんだ」


ヒロシ「それじゃあ、憧れの『かき揚げ千夜一夜』の天ぷらも」


マルぼん「楽勝だよ」

 そんなわけで、マルぼんは「かき揚げ千夜一夜」の料理人のデータで『名コックロボ』を起動。


ヒロシ「ど、どんなものでも美味しい天ぷらに揚げてしまうんですって?」


ロボ「はい。どんなものでも美味しく揚げることができますよ。なにを揚げましょう」


ヒロシ「あ、おまかせします」


ロボ「了解です。すごいものを揚げてみせますよ」


 ロボはその場で、天ぷらを揚げる準備を始めました。


ロボ「では、調理開始……ってああ!!」


 なべに入った煮えたぎった油を、誤ってヒロシの足にかけてしまうロボ。


ヒロシ「ひょえー!!」


マルぼん「ヒ、ヒロシ! おい、ロボ、貴様、なんてミスをしてくれたんだ! 廃棄だ、廃棄!」


ロボ「そ、それはおかしい話です」


マルぼん「なぬ?」


ロボ「さきほど、なにを挙げるかは私にまかせると言ったはずです。だから、だから私はこの人の足を揚げようと思い、油を足にかけてやったのです。ミスではありません!」


マルぼん「な、なにぃ」


ロボ「おまかせとか言わなかったら、普通にてんぷらを揚げていたのになー」


 マルぼんは、ヒロシの足を揚げて、その揚げた足を取ってしまった『名コックロボ』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 17:27:52 | Trackback(0) | Comments(0)
「大逆転! ロリコンになったヒロシ」の巻

 ヒロシも今年で31歳です。そんなある日。


マルぼん「ヒロシ、貴様、机の上においってあった瓶の中身、全部飲んじまったな!」


ヒロシ「喉がかわいていたんだよう。ジュースだと思って、つい」


マルぼん「ばかもの! あれはジュースじゃなくて、未来の世界の薬だぞ。未来の世界では親による子供への虐待が深刻化していてな、それをなんとかするために作られた薬! 飲んだ人は子供好きになるんだ」


ヒロシ「いいことじゃないか」


マルぼん「ばかもの! 本来は医者が患者に適した量をきちんと処方するんだよ。君が飲んだのは、なんの処方もしていない原液だ。そんなのを飲んだら、子供好きを通り越して、ロリショタ愛好家の域までいっちまうよ!!」


ヒロシ「そ、そういえば今日、無性に小学生が見たくなって、仕事をサボって朝から町をウロウロしてしまった。今も、『飯食ったら、近くの小学校の前をうろつこう』とか考えていた」


マルぼん「そらみろ! ロリショタ愛好家になりつつあるんだ」


ヒロシ「いやだ、いやだよ。ロリショタ愛好家になりたくないよ。あ、でも、うろつきたい。徘徊したい。小学校の前を」


マルぼん「ああ、薬の効果がつよまっとる。まってろ、なんとかならないか調べてみるから」


ヒロシ「小学校、小学校、小学校」


マルぼん「やばい、はやくなんとかせんと」


ヒロシ「あ、大丈夫。もう、小学校へは行きたくなくなった」


マルぼん「ほう」


ヒロシ「かわりに、幼稚園へ行くから」


マルぼん「悪化したー!!」


 薬の効果は想像以上で、ヒロシの好みのタイプはどんどん若くなっています。ヒロシはロリショタのさらに先にある場所へと、足を踏み入れようとしているのです。


ヒロシ「時代は小学生より、幼稚園児だよ。あ、やっぱり、幼稚園はいいや。産婦人科に行く。産婦人科には、赤ちゃんがいる。時代は幼稚園児より赤ちゃんだよ」


 そう言うと、家を飛び出すヒロシ。マルぼん、我が家から犯罪者をだしてなるものかと、懸命にヒロシを止めます。ロリショタの先の、さらにその向こう側など行かれてたまるものですか。


マルぼん「落ち着け、落ち着け!」


ヒロシ「はなせ、はなせ。産婦人科に行って、萌え萌えな胎児に会うんだ! 時代は赤ちゃんより胎児だよ」


マルぼん「たのむから落ち着いて、胎児萌えなんてやめてえ!」


ヒロシ「はなせ、はなさぬか。僕は産婦人科に……産婦人科に……あれ、行きたくない」


マルぼん「また好みのタイプが若くなったというのか。胎児よりも若いとなると……」


ヒロシ「そうか、そうだ。時代は胎児よりもおたまじゃくし!」


 その後もヒロシの好みのタイプはどんどん若くなっていきまして。で、数日後。微笑町の墓地。


夫「今日は絶好の墓参り日和だなぁ」


妻「あら。あなた。知らない人がうちの墓を掃除しているわよ」


ヒロシ「きれいになーれ、きれいになーれ」


夫「……どちら様?」


ヒロシ「この墓の下に眠る、権兵衛さんに萌えているものです」


妻「はぁ?」


ヒロシ「知ってます? 三丁目に住んでいる美少女は、権兵衛さんの生まれ変わりなんです。あちらの墓の下に眠るおばあさんは、四丁目の美女に生まれ変わりました。時代は前世なのですよ! 前世萌ええええええええええええ!」


 ロリショタのその先の、その先の、その先の、その先の、さらにその先。ヒロシのたどり着いたその場所は、意外と健全でした。あなたの家の墓がいつの間にか掃除されていたら、それは、ヒロシの仕業かもしれません。完。

日記 | 17:10:12 | Trackback(0) | Comments(0)
「ヒロシは現代の三遊亭圓朝!?」の巻
 金歯「そしたら赤ちゃんが一言いったのでおじゃる。『パパ、コンドハコロサナイデネ』って」


ナウマン象「ひえー」


ルナちゃん「なかなか怖い話ね」


 今日のヒロシども、季節外れの怪談大会です。部屋を暗くして、とっておきの怪談を
披露しあっています。


金歯「さて、次はヒロシの番でおじゃるよ」


ナウマン象「おいヒロシ、おまえ怖い話なんてあるのかよう」


ルナちゃん「そうよそうよ。この前の話なんて、さっぱり怖くなかったわ。えっと、なんだったかしら。そうそう。人食いバクテリアの話だったわね。人の喉の辺りには、『人食いバクテリア』と呼ばれる菌がいて、普通は無害なんだけど、なにかのきっかけで活動を開始したら最後、体中の細胞という細胞が光の速さで侵食されて、どんどん腐っていくという話。バクテリアがどういうきっかけで動き出すのかは、現代医学をもってしても皆目検討がつかず、実質、不知の病であるという話。ここ数年、患者の数が急増しているという話。まったく怖くなかったわ」


金歯「そうでおじゃるそうでおじゃる」


ヒロシ(ふふん。まぁ、見てな、とっておきの怖い話を披露してやんよ)


 ヒロシ、余裕の笑み。実はマルぼんに機密道具をだしてもらっているのです。『怪談ドロップ』。このドロップを舐めてから口にした話は、全て怪談になってしまうのです。


ルナちゃん「あんなカスみたいな話をして、よく今回の怪談大会に顔を出せたものね」


ヒロシ「たしかに僕は今回の怪談大会に出席しました。前回の失敗があるにも関わらずね。でも、それは今回の話に自信があるからです。さて、ではさっそくはじめましょうか。これは、僕の友人の親戚の弟の恋人の不倫相手の上司が本当に体験した話……」


 ヒロシが話し始めた矢先、突然、ルナちゃんの携帯電話が鳴りました。


ルナちゃん「はい、もしもし。ルナちゃんです。ああ、どうも……え?」


 ルナちゃんの顔色が変わりました。しばらく話していたかと思うと、ルナちゃん、ナウマン象と金歯を呼んで、なにやらこそこそと話をしています。ナウマン象と金歯の顔色も変わりました。


ヒロシ「おい、どうしたんだよ。話の続きはいいのん?」


ナウマン象「おい、ヒロシ」


ヒロシ「うん?」


ルナちゃん「今の電話ね、マルちゃんからだったんだけど……あのね」


ヒロシ「マルぼんからだって?」


金歯「ヒロシ……うぬは、1時間ほど前、病院で息をひきとったそうでおじゃる」


ヒロシ「はい?」


ナウマン象「今回の怪談大会にでるために道を歩いている時によう」


ルナちゃん「トラックにはねられて」


金歯「搬送先の病院で」


ヒロシ「バカなこというな。なら、ここにいる僕はなんなんだよ。君たちが話をしている、この僕は」


ナウマン象「! ヒ、ヒロシ、自分の足元を見てみろ!」


 言われるままに自分の足元を見るヒロシ。愕然。ヒロシの足元は透けて見えていました。さらには影もなくなっています。鏡に体が映らなくなっています。頭上に金色のわっかが浮かんでいます。


ヒロシ「これ、これ、これは」


ルナちゃん「あなた、死んだことに気づいていないのよ」


ヒロシ「すると、僕は幽霊に」


 どんな話でも怪談にしてしまう『怪談ドロップ』。その力は、ヒロシの『たしかに僕は今回の怪談大会に出席しました』という言葉を怪談にしてしまったのです。死んだはずの人がやってきたという怪談に。


日記 | 09:05:22 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち12 さらし首のだんな
 微笑小学校に不法侵入しようとしたところを逮捕され、打ち首、学校の校門前でさらし首になった男。幸いにも不死身だったので、首だけでも元気。登下校中の生徒たちに気さくに挨拶をしているうちに親しくなり、いつしか多くの生徒からの信頼を得て、悩み事を相談される存在に。ヒロシと嫁の結婚式で仲人を務めたり、ナウマン象にカミングアウトして楽になるようにアドバイスするなどした。


 微笑小学校のマドンナ・まりこ先生のハートを射止めて結婚。式には、彼の斬首を担当した山田浅右衛門らも出席し、「てんとう虫のサンバ」を歌うなどして盛り上げた。


 保護者からの信頼も厚く、それに目をつけたルナちゃんは、自分の信仰する宗教と深い繋がりのある政党から出馬を要請。これを引き受けて、見事当選、議員となった。現在は史上初の首だけ法務大臣となっている。


主な登場回……第11話「不審者撃退! マルぼん逆転大勝利!」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか

キャラクター図鑑 | 15:56:21 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち11 近所の野良ワニ


 微笑町に棲みついている野良ワニ。町の人からは「地域ワニ」として可愛がられているが、下校中のヒロシに噛みついて左足を食いちぎったり、お使いにでたヒロシに噛みついて右足を食いちぎったり、デート中のヒロシに噛みついて左腕を食いちぎったり、謎の署名活動中のヒロシに噛みついて右腕を食いちぎったりと、なにかとヒロシを目の敵にしている。


 それには理由があった。ヒロシの使っているワニ革のランドセルが、自分の母親を殺して作られたものであると勘違いしていたのだ。誤解が解けて和解した後は、ヒロシと意気投合。やがれそれは愛へと変わり、相思相愛に。休日になるとヒロシと共に微笑町内の川に潜み、水を飲みにきたインパラの群れなどに襲いかかっている。

主な登場回……第39話「残酷なようですが、これも自然の定めなのです」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか



キャラクター図鑑 | 14:29:05 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち10 公園に集まる人たち
 ヒロシたちが放課後等に集まる微笑町の公園。公園は憩いの場所として、色々な人たちが集まるので、その一部をご紹介。


・昭和じいさん
 微笑町の公園で、子供たちにメンコやベーゴマなど「昔の遊び」を教えるボランティア活動をしているじいさん。長年に渡るその活動が認められて、町から表彰を受けている。子供たちから人気があり、大人たちかの信頼も厚い。実は数十年前に、殺害した愛人の遺体をこの公園に埋めており、それがみつからないか心配で来ているだけでボランティアはそのカモフラージュ。


・ママとみつるくん
 華麗なる公園デビューを夢見る母親と、その息子であるみつるくん。なかなかデビューできないまま時は過ぎ、現在母は78歳で、みつるくんは56歳。それでも親子揃って毎日公園を訪れ、ママ友作りに挑戦している。母は、自分を「みつるくんママ」と呼んでくれない周囲の人間に腹をたて、暴行事件をおこして服役することになり、ショックを受けたみつるくんはまだベビーカーから出られない。


・遊具ボーイズ
 悪質ないたずらにより公園の遊具が破壊された翌日、「僕らが公園の遊具になります」と言って現れた全裸の男たち。それぞれ、ブランコやすべり台、シーソー、鉄棒などのポーズをとり、周辺の少年少女たちに「はぁはぁ……僕たちで、はぁはぁ……遊んでっ! はぁはぁ」と声をかける事案を発生させた。光の速さで全員逮捕→去勢。今ではどこかの山奥で労働している。


・カードバトラー翔
 公園で遊ぶ子供たちに、自作のTCGでの勝負を吹っ掛ける中年男。公園のことをデュエルスタジアムと呼び、少年のようにはしゃいでいたが、
ある日突然背広姿でヒロシたちの前に現れ、母親の介護のために公園に来られなくなることを伝えた。


・散歩ばばあ
 犬のぬいぐるみに首輪をつけて、ずるずる引きずって公園を徘徊し、「散歩やねん」「犬かわいいねん」と言い張るばあさん。


・公園デビュー
 公園デビューの意味をはきちがえ、公園でアイドルデビューを果たした中年女性。夢をあきらめきれない。彼女が自作の歌をアカペラで披露していたのを、興味本位で聞いていたヒロシは、家に連れ込まれて太ももとか触られた。「パーティーはこれからよ。オトナのキスをしてあげる」と、ヒロシのズボンを脱がそうとしたその時に、現れた年老いた両親に、「もういいかげんにしろ!」と床の間の壺で頭を殴打されて他界。実は、カートバトラー翔の妹である。


・愛の伝道師
 「公園のトイレは用を足すためのだけの場所ではない! 愛を確認しあう場所でもあるんだ! いまこそトイレの解放を!」と、公園の入り口で署名活動している男性2人組ユニット。彼らの顔写真の入った、「この2人に要注意」というプリントが学校で配布される事態となった。


・砂場ロマン
 「砂場に徳川の埋蔵金が眠っている!」と、公園を不法占拠する初老の男。朝、公園のベンチで眠るように死んでいるのが発見された。


・ツイッターばばあ
 朝から晩まで公園のベンチに腰掛けて、ぶつぶつ呟いている。


・蝉男
 夏になると現れる、公園の木にしがみついて「ミンミン」と叫んでいる男。ある夏の終わり、下着泥棒と間違われて憤死。


主な登場回……第37話「集まれ仲間たち」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか



キャラクター図鑑 | 13:08:53 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち9  女優・鈴﨑なつ江
 10歳の頃、映画「千姫秘話・大坂大恋上」で、幼少期の主人公役でデビューして以来、70年以上のキャリアを持つ、昭和を代表する大女優。


 20歳の頃、映画「君の鏡あなたの鏡」で、当時の二枚目スター・嵐山全十郎の相手役で出演。その妖艶な演技は、なつ江についていた子役のイメージを払しょくし、彼女をいちやくスターの座に押し上げた。


 43歳の頃、女手一つで実家の魚屋を大財閥にまで押し上げ、『女太閤』の異名をもっていた唐峰さと子の生き方に感銘を受け、公私に渡り付き合いのあった作家・野辺真次郎に彼女の伝記の執筆を依頼する。そうして完成したのが『細腕太閤記』である。「細腕太閤記」はベストセラーとなり、間もなく映画化・舞台化・テレビドラマ化されたが、そのいずれもで、なつ江は主人公であるさと子役を演じた。特に舞台版は、自他共に認めるなつ江のライフワークとなり、上演年数は30年を越え、回数は2000回を突破する程になった。作中、さと子役のなつ江が反復横とびをものすごい勢いで行うシーンは、『細腕太閤記』だけではなく、なつ江自身の代名詞となり、「なつ江といえば反復横とび」と言う若いファンも多い。


 79歳の頃、低年齢女子向け特撮ドラマ『まほうしょうじょ・えたーなる☆ぽぷら』に、主人公の春﨑ぽぷら(10歳。聖エターナル小学校に通う小学3年生。実は魔法少女)役で出演。ぽぷらのお伴であるオラベー(天使のような翼の生えた子猫。人間の言葉を話す。関西弁で話す)がCGで処理されていることに対し、リアル志向のなつ江は立腹。「なら、私が本物のオラベーを作ってみせる」と言い放ち、自費で大量の猫を購入。微笑町にある某製薬メーカーの工場近くの池(頭がふたつある蛇とか、足が一杯あるカエルとかがしょっちゅう発見される)に、猫たちを投入れようとしたところを動物愛護団体に発見され、射殺された。


 自分の出演した映画やドラマで、主題歌を担当することが多かったなつ江。出棺の際は、彼女の代表曲である『はまち岬』『涙嵐』『雪の峠がせつなくて』『哀愁』『にゃぱ! ぽぷらは恋する乙女でしゅ!』などが流された。

 


主な登場回……第8話「大女優がやってきた。微笑町にやってきた」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか


キャラクター図鑑 | 09:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち8  じょうほうや

 ヒロシのクラスメイトで、学級新聞作りに全てをかける男。スクープを狙って、愛用のカメラを片手に町を徘徊しているが、たいしたスクープは得られない。ネタがない時は富士の樹海へ繰り出して自殺者の遺体を撮影し、その写真を掲載するなどしてその場を凌いでいた。

 戦争写真がスクープになることが多いという事実に気付き、戦場カメラマンを志すも怖くて断念。どこかの国の独裁者になって戦争を起こし、それを自ら撮影しようと決意。単独で某国へ渡り、順当に出世を重ね、当時の権力者の娘婿になることでついに独裁者となり、待望の戦争を起こすのにも成功! 


 しかし、忙しすぎて写真撮影するヒマがなく大ショック。仕方ないので、反乱を起こした怒り狂う民衆の前に身ひとつで飛び出して、リンチを受けて吊るし上げられたところを善意の若者に撮影してもらい、その写真をヒロシに送っていただき、学級新聞に掲載してもらった。「吊るし上げられながらも、笑顔でピースサインをする独裁者」の写真は、ちょっと話題になった。死顔も満面の笑みだったらしいし、めでたしめでたし。


主な登場回……第29話「ヒロシのはちゃめちゃピューリッツァー賞」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか

キャラクター図鑑 | 14:29:23 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち7 爆熱戦士マグマシグマHGM1
 世界征服を目論む悪の秘密結社・デビルダークブラックシャドウ残虐魔王団の存在を察知した、正義の科学者・マッド柳沢博士が作り上げたサイボーグ戦士。全身に23つの武器を持ち、24の技を駆使して、デビルダークブラックシャドウ残虐魔王団に立ち向かおうとしたが、微笑町の市民団体の「兵器を持ったサイボーグ戦士の存在は、周辺諸国にいらぬ不安を与える」「軍靴の足音が聞こえる」という抗議にあい、デモまで起こされて出撃不可になる。


 結局、「出撃する際は、市民団体のメンバー30名の署名をその都度集める」という条件付きで存在を認められるも、初出撃の際に署名が全部集まらず、デビルダークブラックシャドウ残虐魔王団の攻撃により、微笑町は壊滅した。


 マグマシグマHGM1は様々な変形をすることができる!

・ジェットモード……ジェット機に変形し、マッハ500のスピードで空を飛ぶことができるが、市民団体が凧を揚げるなどして妨害するので使用不可。

・タンクモード……戦車に変形し、敵を砲撃することができるが、有志の人たちがまわりで円を描くように座り込みとかするので使用不可。

・マリンモード……船に変形して、大海原を突き進むけれど、謎の軍艦が火器管制レーダーを照射してくるので使用不可。

・シェルターモード……巨大シェルターに変形し、中に避難した人を必ず守る。核であろうがなんであろうが必ず防ぐ! デビルダークブラックシャドウ残虐魔王団の攻撃の際に変形したら、「早く入れろ! 死にたくない」「あたしが先に入るのよ!」と騒ぎ慌てる人たちがたくさん来た。よくみたら、抗議していた市民団体の人たちばかりだった。



主な登場回……第13話「ドキっ! 転校生はサイボーグ戦士」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか


キャラクター図鑑 | 16:33:04 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち6 ナウマン象四天王
 ガキ大将であるナウマン象に仕える、ツワモノたち。それぞれがいじめのプロフェッショナルであり、それぞれの特技を活かしてヒロシをいじめる。


・土のモグラ田

 土の属性を司る四天王。岩を投げたり、泥で相手の視界を奪ったりという戦法を得意とする。地中に潜んでヒロシを不意打ちしようとするも、運悪く脱出不可能になる。そのまま地中で息を引き取り、数百年後に遺体が発見され、即身仏と勘違いされて、今では近くの寺に祀られている。十年位一度、一般に公開され、訪れた人々に命の儚さと尊さ、世の無情さを訴えかけている。


・水のイカ崎

 水の属性を司る四天王。祖父は大雨の日に畑の様子を見に行き、父は台風の日に用水路の様子を見に行き、母は怪しげな浄水器を独居老人に売りつける仕事をしているなど、代々水に縁がある家系に生まれる。大波警報の出ている日に面白半分で波止場に遊びに行き、仲間と共に波に呑まれた。その一部始終が居合わせた人によって撮影されており、その映像がYouTubeにアップされ、ちょっとした話題になった。


・炎のモエ彦

 火の属性を司る四天王。好きなセーラー戦士はセーラーマーズ。学生時代、火炎瓶を投げつけるお仕事をしており、ヒロシへの殺傷回数は四天王随一。しかし、火事が起こるとすぐに現場に駆け付けて見学する悪癖が災いして、警察にマークされ連続放火魔として逮捕される。釈放後、インターネットを参考にしてお手製爆弾を作ろうと試みて、失敗して爆死した。


・風のパンチラス

 風を司る四天王。マリリン・モンローが、地下鉄の通気口からの風でドレスをまくり上げられるシーンに衝撃を覚え、それ以来、風に執着するようになった。風を感じたいと思った彼は、「俺の職業は、風」と言い放ち、定職にもつかずに全国各地を放浪。ほんとはバイクを使いたかったが、免許の取得に失敗して徒歩で放浪。訪れた先でバイトなどをしていたが、歳を重ねるごとにそれも難しくなり、放浪を止めて仕事につこうにも、就職先はみつからない。自分の人生がかなり取り返しの付かないことになっていることを悟り、愕然とする。旅に出る直前の、「お願いだからそんなことをやめてや」という両親の涙ながらの言葉の意味を知ることになる。旅の様子を綴っていたブログ『狭くて拾いニッポン、急がず慌てず1人旅日記』も、いつのまにか世間を呪う言葉で溢れかえるようになっていた。そんな時、知らない小学生が、「夏休みを利用して、自転車で日本一周」を成し遂げてテレビで放送され、話題になったことに対して一方的に嫉妬。その小学生に悪質なストーカー行為を働き、逮捕されることになる。出所後、彼はとある老人ホームで働くことになる。そこで会った入所者のお年寄りたち。家族のこと、戦争のこと。色々な話を彼は聞いた。幾多の死と別れに遭遇することになった。数年後、彼は今までの彼ではなくなっていた。人の生き死にに触れることでしか成長できなかった自分を恥じm自分を変えたようと決意したその日の帰り道、彼は初めて風を感じた。やさしい風を。


主な登場回……第24話「全滅! ナウマン象四天王」、第56話「同窓会だよ! ナウマン象四天王」第77話「やつらの足音が聞こえた!」ほか

キャラクター図鑑 | 21:23:35 | Trackback(0) | Comments(0)
ヒロシの仲間たち5 しあわせ4組
 微笑小学校4年4組のこと。勉強・スポーツに優れ、家庭的にも恵まれているエリート生徒が多数在籍しているので、「しあわせ4組」と呼ばれていた。ヒロシら落ちこぼれの集う4年8組、通称「やさぐれ8組」を常に見下しており、運動会・音楽会・マラソン大会・プールびらき・健康診断・集団登下校・朝礼・給食・修学旅行・遠足・避難訓練・ニワトリの世話・卒業アルバム制作など、あらゆる局面で対立し、勝負を吹っ掛ける。

 しかし、勝負の度に、ナウマン象の暴力、金歯の財力にものを言わせたいやがらせ、ルナちゃんの執拗な宗教勧誘、ヒロシの必殺技である「カニバリズム体操」、マルぼんの機密道具(「米粒がウジ虫に見えるようになる道具」等)といった反撃を受け、多数の死者・負傷者・行方不明者を出すことになる。


 通夜・告別式・お別れ会・友人葬・追悼式が絶え間なく続き、教室には常に線香の煙が漂うようになっていたことから、いつの間にか「しめやか4組」と呼ばれるようになっていた。


 微笑小学校の4年生には、4組や8組のほかに、


・今はまだ、正式な生徒として認められていない者たちが集まった「いつかは1組」

・マニア向けの「ふたなり2組」

・能力は高いものの、他者への共感性が著しく欠如した生徒ばかりいる「サイコ3組」

・「5人そろって5組」

・「ロッテンマイヤー6組」

・「名もなき小さな命が集いし約束の場所7組」

・「苦しめ! 俺の分まで苦しめ! あの世で俺にわび続けろ! 9組」

・「ジュージュージュージュージュージュージュージュージュジュージュジュッジュジュー煙の中に10組」

・「いいくにつくろう1192296組」


 などが存在する。

主な登場回……第14話「この唐揚げ美味しいね! なんの肉?」、第25話「残りのプリン争奪戦! カラメルは死の香り!」、第77話「やつらの足音が聞こえた!」など



キャラクター図鑑 | 17:20:17 | Trackback(0) | Comments(0)
「落とし穴」の巻
ヒロシ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 死ぬぅぅぅぅぅぅ!」


ナウマン象「やた!」


金歯「ヒロシのヤツが落とし穴にはまったでおじゃる!」


ナウマン象「愉快痛快~」


ヒロシ「ひどいや! ひどいや!」


ヒロシ「というわけで復讐だっ。落とし穴を簡単に作ることのできる機密道具だして!」


マルぼん「機密道具カタログに、『落とし穴の種』ってのがあるね。こいつを埋めれば、速攻で落とし穴ができてしまうらしいよ」


ヒロシ「さっそく購入しようよ!」


マルぼん「あ、メーカーの人がこられたよ」


メーカーさん「こちらが『落とし穴の種』になります」


ヒロシ「わー。お値段はいくらですか。お高いんでしょ」


メーカーさん「ローンがあるので大丈夫ですよ。一日に支払うお値段は、コーヒー1杯分程度なんです」


ヒロシ「うわーお安い値段ですねー」


メーカーさん「そう言われるかたもおられますね、少なからず。では、こちら、売買契約書。サインをお願いします」


ヒロシ「はいー♪」


 さっそくヒロシは、空き地(近所の金持ちの私有地)に『落とし穴の種』を植えて、ナウマン象と金歯をおびき寄せました。


ナウマン象「おい、なんのよう…」


ヒロシ「えいっ!」


 ヒロシは速攻でナウマン象と金歯を落とし穴に突き落としました。


ヒロシ「ははは。かんろかんろ。思い知ったか」


金歯「お、おい。ナウマン象、落ちた時に頭を打ったみたいで、ピクリとも動かんでおじゃるぞ!」


 十数年後。


バーのママ「ふーん。お客さん、それで刑務所へ行ったの」


中年ヒロシ「それから、なにをやっても人生うまくいかへん。真面目にやろう思うても、あの事件がついて離れよらん。すべて台無しにしよる。果てが、このザマや。あのとき、あのとき落とし穴さえ作らなければ、ワシの人生、もうちょっとうまくいってたように思うわ。ほんま、人生はどこでなにがあるかわからへんもんやな……どこに落とし穴があるかわからへん」


 ヒロシの半生、完。また来世!

日記 | 19:40:54 | Trackback(0) | Comments(0)
「フリマ王国微笑町!」の巻
ルナちゃん「これ、隣町のフリーマーケットで買ってきた、虎の剥製! いいでしょ!」


ヒロシ「うわー! うらやましいー!! 僕もフリーマーケット行きたいナー」


マルぼん「ヒロシくんは、この間の裁判で『今後15年間、微笑町からでるの禁止』って判決が下ったから、隣町とか行けないでしょ」


ヒロシ「微笑町内で開催されないかな、フリーマーケット」


マルぼん「法律で『町役場ノ許可ナク、物ノ売リ買イヲスルコトヲ禁ズル。コノ法ヲ破ッタ者、男子ハ去勢ノ刑ニ処シ、女子ハ…ムフフフ…ムフフフ』と決まっているから、町内でフリーマーケットは開催されていないよ」


ヒロシ「悲しい時代だね。僕が子供のころは、田舎のほうから米や野菜をもった主婦が、駅の裏路地とかでフリーマーケットをやっていたものさ。あのころは戦争直後でさ、お金じゃ売ってくれなかったんだよ。おふくろも、大切にしていた形見の着物を米を交換していてもらっていたよ。その頃のことを考えても、きっと微笑町のどこかでもフリーマーケットが開催されているハズ!
なんとかしてよ!」


マルぼん「『超完全町情報誌』。この本には、どの時代のどんな町の情報でも載っている。その町で、どこにどんなお店があるか、いつどこでどんな催し物があったか。なんでも載っているんだ。この本で、今日、微笑町で開催されているフリーマーケットがないか調べてみる」


ヒロシ「おねがいしやす」


マルぼん「あった。今夜開催されるらしいぞ、フリーマーケット。場所は、金歯の家の地下。正装で参加のことだって」


 マルぼんとヒロシは、さっそくタキシードに身をつつみ、金歯宅の地下へ。


ヒロシ「うわー。なんか金もってそうなレディス&ジェントルマンでごった返しているよ」


マルぼん「んー。でも、フリマというより、なんかのパーティー会場みたいだね。あそこには舞台があるし。みんな、なんか席についているし」


金歯「うぬら…どこで今回のフリマのことをかぎつけたでおじゃる?」


ヒロシ「あ、金歯だ」


金歯「本来は会員しか参加させないところでおじゃるが…友達のよしみで特別に参加を許すでおじゃる。さぁ、はじまるでおじゃるよ」


司会「では、最初の商品、いってみましょう! エントリー№1『日本人男性。30歳』」


 司会の男がそういうと、黒服の男数人が、鎖でがんじがらめになった男性を舞台へと引きずり出してきました。


司会「力仕事に。新しい臓器の供給元に。使用用途は多種多様! さぁ、250万円から始めたいと思います!」


ヒロシ「ちょ、これ、人身売買じゃないか!」


マルぼん「どこがフリマだ!」


金歯「だから。人間の『自由』を…『フリー』を売り買いするマーケットなのでおじゃるよ」


 マルぼんは『超完全町情報誌』の効果は絶大だと思いました。


日記 | 15:58:15 | Trackback(0) | Comments(0)
「夢が」の巻
あらすじ
人間の夢と希望を糧とする虫に取り付かれたヒロシ。その怒り! 悲しみ! 絶望! 誰か気づいてあげて! 早く!



ヒロシ「マルぼん、この虫を殺せる機密道具を」


マルぼん「OK」


虫「ちょ、ちょっと待ってくだされ! 某、今はこのような虫でござるが、ステキな夢と希望を摂取すれば、もう、嘘みたいに萌える美少女キャラへと化身するのでござる!」


ヒロシ「マルぼん、この虫が大量に夢と希望を摂取できる機密道具を」


マルぼん「OK」


『夢と希望増幅装置』。この機密道具から発せられる電波を浴びた人は、たとえ人生に絶望していたとしても、夢と希望を見つけ出せるようになるです。


マルぼん「範囲は全世界」


ヒロシ「最高っすね!」


 マルぼんは早速『夢と希望増幅装置』のスイッチを入れました。するとどうでしょう。妖精さんが、たちまち光に包まれはじめたのです。


虫「この光の繭の中で、某は美しく化身するの」


ヒロシ「早く萌えキャラになって、僕を愛するんだ!」


 数時間後、光の繭からでてきたのはチンピラ風のおっさんでした。


おっさん「汚い夢や黒い希望を摂取したら、こんな姿になるです」


 マルぼんは、人の心の声を自在に聞くことができる機密道具で、そこらの通行人の心を読んでみました。


通行人A(いっぱい勉強してえらくなって、ぼくを馬鹿にしたやつを根こそぎ殺しても大丈夫な法律を作るんだ)


通行人B(はやく仕事場に行って、大嫌いなあいつの私物を隠してやろう)


ママさん(今のうちに、保険金で買うものを決めておかなきゃ。それにしても、早く効かないかな、毒)


 夢や希望がかならずしも綺麗なものではない、ということを知ったマルぼんとヒロシ(これからチンピラ風のおっさんを養っていかねばならない小学生)は知ったのでした。


日記 | 14:22:43 | Trackback(0) | Comments(0)
「氷の上に立つように」の巻
ヒロシ「あ、貴様ら、何をしているの?」


ナウマン象「近頃の寒さでな」


金歯「水溜りが凍っているので」


ルナちゃん「バキバキと割って憂さ晴らしをしているの。ああ。たまんない。たまんない!!」


ヒロシ「うっは! おんもしろそー!! 僕も水溜りを割るー!!」


ナウマン象「もう全部割ったよ、愚か者!」


ヒロシ「ぼ、僕も凍った水溜りをバリバリと割って、ストレスを解消したいよー!!」


マルぼん「『エレメン樽』~! この樽の中から、精霊を召喚できる。こいつで、雪の精霊を召喚して、水溜りを凍らせてしまおう!」


ヒロシ「ゆ、雪の精霊!」


 マルぼんの憧れである某作品の『雪の精霊』の話は、とんでもない名作でしたので、ヒロシも期待に胸を膨らませているようです。


マルぼん「さぁ、きたまえ、雪の精霊!」


『エレメン樽』からでてきた雪の精霊は、美少女…ではなく、おっさんでした。


雪の精霊「この水溜りを凍らせろと? お任せアレ!」


 雪の精霊は、なにか呪文を唱えました。一瞬にして凍る水溜り。水溜りだけでなく、周囲にいたナウマン象どもも凍り付いてしまいました。


マルぼん「やったよ。色々凍ったよ、ヒロシ」


ヒロシ「み、みんなが…友達たちが、みんな、みんな凍った!」


 ヒロシの瞳から、光が消えました。友達たちが目の前で凍りついたショックは、あまりにも大きかったようです。 その日からヒロシは、部屋から一歩も出ませんでした。部屋でもなにをするというわけでもなく、ずっと、じっとしているのです。ヒロシの心まで凍らせてしまった、『雪の精霊』の効果は絶大だと、マルぼんは思いました

日記 | 14:11:20 | Trackback(0) | Comments(0)
「おまえは当分デュエル禁止だ!」の巻

 微笑町では現在、カードゲーム『わがくに』が大人気。ゲームはデュエル、プレイヤーはデュエリストと呼ばれ、あちこちでデュエルが行われています。ヒロシらおなじみのメンバーもデュエリストであり、今日も空地に集まってデュエル! デュエル! もっとも強いデュエリストは…


ヒロシ「僕は場のバトラー『道を不法占拠している青空カラオケ』の必殺技『救急車呼んでや!』でプレイヤーにダイレクトアタックする!!」


大脳「げげ!? 『道を不法占拠している青空カラオケ』は、場に『左』属性のバトラーがいれば、その数×1000を攻撃力にプラスするバトラーでヤンスよ!?」


太「場には『正義の市民団体』『朝○新聞』の計二体『左』属性のバトラーがいる。『救急車呼んでや!』の攻撃力は5000だから、+2000で…計7000の攻撃力!!」


金歯「ルナちゃんの残り支持率は2。しかも場のモンスターはなし。やばいでおじゃるよ!」


ナウマン象「俺の、『不祥事隠ぺい学校デッキ』の、『原因はいじめや体罰とは考えにくいコンボ』もアレにやられたんだ!」


ヒロシ「これで終わりだ、ルナちゃん」


ルナちゃん「…魔法カード『記事捏造』発動!!」


ヒロシ「んな!!!!」


ルナちゃん「『記事捏造』! この魔法カードは、相手の場に報道系バトラーがいるとき、相手の攻撃を倍にして跳ね返す魔法カードよっ。14000の攻撃がヒロシさんに跳ね返る!!」


ヒロシ「ぎゃああああああ!!!」


『正義の市民団体』『朝○新聞』『道を不法占拠している青空カラオケ』破壊。
ヒロシの支持率0。ヒロシ死亡。ルナちゃん勝利。




ヒロシ「僕の完敗だよ。さっすがルナちゃん」


大脳「ルナちゃんはまさに最高のデュエリストでヤンス」


金歯「デュエルキング…いや、デュエルクイーンでおじゃるな!」


ヒロシ「ルナちゃんなら他のカードゲームでも最強の名をほしいままにするだろうね」 


ルナちゃん「そ、そうかしら」


 以上のようなことがあり、マルぼんはルナちゃんに最高のカードゲームを用意することになったのでした。そして数日後。


ここは微笑町駅前にあるショッピングモール。


お客様「これをください。あ、支払いはこれで」


ルナちゃん「カードでのお支払いですね。少々お待ちください」


店の奥。


ルナちゃん「さっさとやりな。客が不思議がる」


サブ「へいへい。姉さん、最近のスキマーはカードを近づけるだけでデータを吸い出してくれるンで、光の速さで完了しヤスよ。へい。完了でゲス」


ルナちゃん「ふふふ。あとはいつものヤツにデータを渡して、新カードを作るのみってわけね。ボロいボロい」


お客様「とうとう罠に引っかかったようだな」


ルナちゃん「あ…貴様、おとり捜査官!?」


お客様「大規模スキミング組織もこれでおしまいだ」


そして取調べが始まった。


取調官「しっかし、あんたはまだ小学生だろ。何ゆえスキミングなんて大それたことを始めたんだ」


ルナちゃん「デュエル…」


取調官「は?」


ルナちゃん「そう、これはデュエルなのっ! カードが関係しているからデュエルなのっ! 私はデュエリスト! 詐欺師じゃなくて、デュエリスト! 私は私のカードを信じるー! しーんーじーる!」


取調官「いや、だから他人のカードを偽造しているからこういう状態になっているんだろ?」


ルナちゃん「私は弁護士を攻撃表示ー!!」

日記 | 18:18:04 | Trackback(0) | Comments(0)
「おまえが少女だった頃」の巻
ヒロシ「ウンマーイ。ウンマーイ。カラアゲ、ウンマーイ」


マルぼん「またカラアゲかっ! 昨日もバカみたいにくったでしょ!? 鬼のようにくったでしょ!? おばかっおばかっ!」


ビシバシ(虐待をあらわす擬音)



ヒロシ「あのね、昨日、カラアゲを大量に買ったのはね、やはりキャンペーンで増量しているせいだと思うの。だからね、キャンペーンで増量って素晴らしいよね。行く先々でそういうキャンペーンに出くわせる道具だせや」


 色々とかわいそうになってきたので、マルぼんは、機密道具を用意しました。人間の生首のカタチした機密道具。『増量Kiss(チュー)』


増量Kiss『ハァハァ…』


マルぼん「この首とキスしたら、行く先々で増量キャンペーンが開催されるようになる」


 マルぼんは『増量Kiss』の唇を、ヒロシの唇に押し付けました。


ヒロシ(あ、ぼくの、ファーストキス…)


 ヒロシの涙と同時に、部屋に飾っていた花が一輪、ポトリと落ちました。さよなら、少年時代。さようなら、純粋だった頃。


ヒロシ(目の下に光るもの)「と、とにかくこれで僕は、行く先々で増量キャンペーンに遭遇できるのですな」


マルぼん「それよか、ママさんの裁判、今日が結審だよ」


ヒロシ「そういや、職場で事件を起こしていたんだっけか。厭な上司のお茶に、大きい声では言えない液体を
混入したんだよね」


 マルぼんとヒロシは早速、傍聴に向かいました。


裁判長「えっとー。本当は懲役7年ですけど、ただいまキャンペーン中につき、懲役98年の判決ですー」


弁護士「異議なし」


ママさん「私の人生ー!!」


 マルぼんは『増量Kiss』の効果は絶大だと思いました。

日記 | 17:45:25 | Trackback(0) | Comments(0)
「ヒロシ純愛まっしぐら」の巻
ヒロシ「あ、あそこを歩いているのは、我が微笑小学校でも1~2位を争う美少女の、ズボラ山さんじゃないか。僕、あの娘のこと大好き! 性的にも大好き!」


マルぼん「ズボラ山×ヒロシの同人誌を勝手に描いたり(注・純愛です)、自分とズボラ山さんの婚姻届を勝手に提出したり(注・純愛です)、郵便局でチョイチョイと手続きしてズボラ山さんの家への郵便物が自分の家に届くようにしたり(注・純愛です)、その想いはあふれんばかりだものね」


ヒロシ「さっそく、愛の告白をしてくるよ」


マルぼん「ちょっと待って、あれを見てみろ」


フェロ門「待ったかい?」


ズボラ山「カケラも待っていないわ」


ヒロシ「あれは、隣の組のフェロ門くん!? 『微笑町の石田純一』の異名を持つヤツがなぜ、ズボラ山さんと待ち合わせを!」


マルぼん「ヤツら、デキているんだよ」


ヒロシ「な、なんだってー!?」


マルぼん「しかも付き合い初めて間もないんだ。いうなれば今のやつらは、欲望に忠実に生きるオスとメス。だから貴様がいかに情熱的な愛の告白をしても(「付き合ってくれなきゃ、ここで腹をかっ捌いて果てる!」など)、受け入れてもらえることはない。ようするに、時期が悪いんだ、時期が」


ヒロシ「じゃ、じゃあ、愛の告白に最も適した時期っていつだよ」


マルぼん「『安眠時期まくら』。この枕を使って眠れば、起きた時、自分のやりたいことやしたいことに最も適した時期になっている」


ヒロシ「この枕を使って眠って起きれば……」


マルぼん「必ず受けれいてもらえる『愛の告白に最も適した時期』ってわけさ」


ヒロシ「よ、よし、眠るぞ! あれ、枕にへんな管が。これは、点滴?」


マルぼん「その枕で眠ったら、時期が来るまで起きることができないから、その点滴で栄養を取るんだ」


ヒロシ「え?」


マルぼん「おやすみなさい」


 そして。


ヒロシ「うーん、むにゃむにゃ。おはよう……」


マルぼん「おはよう、ヒロシ」


ヒロシ「あ、マルぼん。おはよう。あれ?」


マルぼん「どうした」


ヒロシ「なんだか、体の節々が痛いんだ。目も霞んで……」


マルぼん「そりゃ、君は今、83歳だもの」

 
ヒロシ「83歳……? ちょ、ちょっと鏡を……うおっ。めっちゃ老けている!」


マルぼん「あれから君は、70年以上眠り続けたんだ」


ヒロシ「なんだって!?」


マルぼん「ほら、あの老婆をみろ。ズボラ山さんだよ。ズボラ山さんはこの70年間何度も男にだまされて、何度も離婚して、何度も逮捕されて、金も健康も子供もなにもかもを失い、今はたった独りだ。独りで老いを生き、独りで死んでいくことに恐れているんだ。愛に飢えているんだ。誰かが手を差し伸べてくれることを、待っているんだ。今愛の告白をすれば、涙を流して喜ぶよ。『ありがとう。ありがとう』って。さぁ、告白しろ。愛の告白だ。『ずっとあなたが好きでした。一緒に逝きましょう』とか言うんだ。殺し文句を言うんだ。さぁ」
 


日記 | 19:00:33 | Trackback(0) | Comments(0)
「雨が好き。悲しみを洗い流してくれるから」の巻
ヒロシ「明日は試験なので死にます」


マルぼん「一夜漬けでもいいから、がんばりなよ。がんばってみなよ!」


ヒロシ「にわか仕込みの勉強に頼るほど、それがしは落ちぶれはおらぬ」


マルぼん「にわか仕込みをバカにしたね。この飴をなめてみな。もうバカにできなくなる」


ヒロシ「飴?」


マルぼん「どんなダメ人間でも、この飴を舐めたら1時間だけ、あらゆる道のエキスパートになることができる。1時間だけ、にわか仕込みのテクニックが身につくのさ。その名も『にわか飴』」


ヒロシ「あ、飴を舐めたら、なんだかとっても頭がすっきりしてきたぞう」


マルぼん「『にわか飴』の効果で、キミは1時間だけ勉強のエキスパートになったのさ。ようするに、にわか天才。明日、試験の前にこの飴を舐めるがいいさ」


ヒロシ「ありがとう。これで某は試験で悪い点をとらなくてすみそうです」


ニュース『いきなりですが、ニュースです。地球の食料難がいい感じでピークでして、すげえやばいことになっているせいです。半年くらいは食料ナシです』


マルぼん「それで昨日から、食事がでないんだな。腹減った……」


ヒロシ「そうだねえ」


マルぼん「あ……」


ヒロシ「どうした」


マルぼん「キミって、さ」


ヒロシ「なに?」


マルぼん「美味そうだね」


ヒロシ「は?」


マルぼん「腹が減っているからかもしれないけど、すげえ、美味そうにみえる、ヒロシ」


ヒロシ「おい、よせよ。よだれを拭けよ」


マルぼん「……」


ヒロシ「おい、それ以上近寄るな。あと、ナイフとフォークを……ナイフとフォークをしまえ! 鍋をだすな、湯を沸かすな、おい、おい、おい、ちょ、あ、あ、あああ~! 塩コショウをかけないで! らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


 もぐもぐ。マルぼんは、むしゅむしゃ、ヒロシをにわか食料にしてしまったパクパク、『にわか飴』の効果は、もぐもぐ、絶大だと思いました。げぷっ。

日記 | 10:48:18 | Trackback(0) | Comments(0)
「鬼は外! 福は内! マルぼんの素敵な節分」の巻
ヒロシ「マルぼん、こちら、僕の友人の徳山さん。小さなお菓子会社を経営しているんだ」


徳山「はじめまして」


マルぼん「こちらこそどうもです」


ヒロシ「徳山さん、マルぼんに相談したいことがあるんだって」


徳山「この豆を見てください。これは、うちが節分に向けて発売した『鬼逝かせ』という豆なんですが、さっぱり売れないのです。そこで、有名メーカーのように鬼のお面をオマケにつけることになったのですが」


ヒロシ「いい感じのデザインが浮かばないんだってさ」


マルぼん「なるほどなー。ようがす。素晴らしいデザインをできる機密道具をだしてあげましょう。お代は5万円でけっこうです」


徳山「金を取るのか!?」


マルぼん「当たり前でしょう。こちとら、子供の遊びじゃねえんだよ! それともあなたの商売は、子供の遊びなんですか?」


徳山「なんだと!」


マルぼん「やるか、てめえ!」


徳山「やらいでか!」


ヒロシ「ちょっと、2人ともお止めなさいな」


マルぼん「この!」


徳山「ぬほっ」


マルぼん「えいっ!」


徳山「ぎゃー!」


ヒロシ「ああ、徳山さんが逝ったー!」


マルぼん「こ、殺すつもりは……ひぃぃぃ」


ヒロシ「あ、マルぼん、自首しろ、おい、マルぼーん!」


 結局マルぼんはそのまま逃亡。徳山さんの会社では、自社の製品のパッケージに、マルぼんの手配写真を載せるなど、警察に全面協力。当然、『鬼逝かせ』にもマルぼんの手配写真が。そんな『鬼逝かせ』を見た人が。


男「おい、見ろよ、パッケージに乗っている手配写真」


女「殺人犯だって。この豆を作っている会社の社長を殺したんだって。まさに鬼ねー」


 僕は『鬼逝かせ』に素敵な鬼の顔をつけてしまった……ええっと、なんだっけ、とりあえずその機密道具の効果は絶大だと思いました。


日記 | 14:32:13 | Trackback(0) | Comments(0)
「ストップザバトル」の巻
 微笑町と、隣の薄笑町の険悪ムードはとどまることを知らず、ついに戦争状態に陥りました。子供たちが銃を抱えたまま死んでいく。そんな悲しい時代が訪れたのでありました。


マルぼん「戦いはまだ続いている。治まる気配すらない。少しは小康状態になればいいんだけど」


マルぼん「そうだ。あらゆる出来事を小康状態にする道具があったな。『小康焼香セット』」


 『小康焼香セット』で焼香すると、あらゆることが小康状態になるのです。で、マルぼんが『小康焼香セット』を使うと、戦争に参加していた人たちに変化がおこりました。みんな太って、すげえ髭面になりました。で、


 胡坐を組みながら飛んだり跳ねたりして。


 選挙に出馬して、象の被り物した人たちを踊らせたり。


 「修行するぞ」と連呼したり、「潔白だー」と歌ってみたり、アニメ化したり。


 バラエティ番組に出演して「ちょっと変な人扱い」で面白おかしく紹介されたり。


 現金960万円を抱えて天井に作られた隠し部屋に隠れているところを、捜査官に発見されたり。


 珍妙な行動を取り始めました。


マルぼん「これ、小康状態じゃなくて、彰晃状態だ!」

日記 | 10:50:19 | Trackback(0) | Comments(0)
「俺には経験ねえけど恋っていいもんなんだろうな」の巻
ヒロシ「はぁはぁ…」


マルぼん「どうしたのだ、ヒロシ!」


 ある日の深夜、ヒロシが血だらけになって帰ってきました。


ヒロシ「同級生のガチ子さんの家に侵入してきたんだ。はぁはぁ……ちなみに、この血は僕の血ではありませんので大丈夫です。皆さん安心してください」


マルぼん「誰の血なの?」


ヒロシ「なんで侵入してきたかと申しますと、このノートをゲットするためで」



マルぼん「質問に答えて。マルぼんの目を見て、ちゃんと答えて!」


ヒロシ「このノートはですね、ガチ子さんとルナちゃんが交換日記に使っているノート。ガチ子さんは、ルナちゃんの唯一の親友。つまりこのノートにはルナちゃんの本当の気持ちが詰まっているんだ」


マルぼん「返り血の話…」


ヒロシ「日ごろは僕につれない態度をするルナちゃんだけど、『マルぼんと暮らす』のヒロインである以上、僕のことを好きなのはほぼ間違いないわけで……その証拠をキャッチしようと思ったのですよ。さぁ、さっそく日記をチェック」


ルナちゃん『私の好きな人は「ヒロシ以外のすべての人類」』


ヒロシ「あの女も打ち殺してやる!! 家族もだ! ペットもだ! 一族郎党もだ!」


マルぼん「も? 今、『あの女も』って! おまわりさーん!!」


 ルナちゃんへの憎悪だけが生きがいとなったヒロシ。そんなヒロシに本懐を遂げさせてやるために、マルぼんは『ペナル茶』というお茶を用意しました。


マルぼん「この機密道具はみらいのせかいの教育現場で主に使われているんだ。このお茶を飲んだ人は、なにかミスをした時、必ずなにかしらの罰を受けてしまうようになる。さらにすごいことに、このお茶を沸かす際、備え付けの急須を使用することによって、どんな罰を与えるかを任意で決めることができるのさ。どんな罰がよろしいか?」


ヒロシ「じゃあ『ルナちゃんがなにかミスをする度に、ルナちゃんの愛する人が恐ろしい激痛に襲われてもだえ苦しむ』という罰にして。へへへ…人は自分が苦しむより、愛する人が苦しむほうが苦痛が大きいのさ…」


マルぼん「最低」


 ヒロシは暖めた『ペナル茶』を魔法瓶に入れると、さっそくルナちゃんのところへ向かいました。



ヒロシ「12月に入ってから、ルナちゃんは教団指令で駅前で募金活動(募金の使い道は、教祖が株の購入するための資金)をしているはずだ。あ、いたいた。ルナちゃーん」


ルナちゃん「なによ。気安く話しかけないでくれる?」


ヒロシ「寒い中大変だね。はい、温かいお茶だよ。がんばって」


ルナちゃん「え……あ、ありがと」


ヒロシ「じゃあね(うふふふ)」


 去っていくヒロシ。


ルナちゃん「な、なによ…ヒロシのくせに…ヒロシの…くせに…あ…お茶、おいしい。暖かくて、やさしい味…
やさしさ…ヒロシの、ぬくもり…ヒロシ…」


教団員「ルナちゃん、今、募金してくれた人にお礼を言い忘れていたよ! 世が世なら、市中引き回しの上打ち首獄門なミスだよ。気をつけなよ」


ルナちゃん「あ、いけない!」


ヒロシ「ぎゃぁぁぁ…うぐっうぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 路上で悶え苦しみ野田内まわるヒロシをマルぼんが見つけたのは翌朝でした。世の中にはツンデレというめんどくさいジャンルがあることを、もっと意識すればヒロシは死ななくてすんだかもしれません。人類は、萌えについて、もっと深く考察しなければいけない時期に来ているのではないでしょうか。ヒロシのような、悲しい愛の犠牲者が二度と生まれないように、マルぼんは活動していきたいと思います。平成25年2月1日。海の見えるロッジにて。


日記 | 10:35:24 | Trackback(0) | Comments(0)

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