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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシのはちゃめちゃ村八分」の巻
 現在、微笑町の子供たちの間では「間違い探し」がカルト的な人気です。「ブームに取り残される=死」という理論の持ち主のヒロシもご多分に漏れず間違い探しに夢中です。でも、キャッチセールスがあると確実に引っかかり、現在部屋中が羽毛布団と幸せを運んでくるという印鑑でいっぱいのヒロシが、間違い探しに強いハズもなく……


ヒロシ「マルぼん! 間違い探しに強くなる機密道具だして」


マルぼん「この愚か者が!」


 いつものように泣きついてきたヒロシを、マルぼんは一喝しました。遊びにまで機密道具を持ち込もうというヒロシの腐りきって異臭すら放つ根性が気に食わなかったのです。


マルぼん「特訓だ! 間違い探しの特訓をするんだよ、ヒロシ!」


マルぼんは機密道具『アヤマッチ』というを出すことにしました。この機密道具はマッチの形をしていて、火をつけると「どう考えてもこれは間違っているだろう」という光景に出くわすと激しく燃え上がって知らせてくれるというシロモノです。これでヒロシを「間違っている場面」に遭遇させ、「どこがどう間違っているのか」を判断させ、間違い探しの能力を鍛えてやろうという作戦です。


 マルぼんとヒロシはさっそく外に飛び出し、『アヤマッチ』に火をつけて町を歩き回りました。微笑町間違い探しの旅、スタートです!

 
 しばらく歩いていると、ある建物の前で『アヤマッチ』が激しく燃え上がりました。中に入ると、ある病室の前でさらに燃え上がる『アヤマッチ』。


ヒロシ「この病室になにか間違いが…?」


マルぼん「よく調べてみるんだ」


ヒロシ「…わからない。全然わからないよ」


 すぐに諦めるヒロシ。と、その時。数人の医者と看護師が、青い顔をして部屋に飛び込んできました。


看護師「この患者さんの点滴に、間違ってインスタント味噌汁をいれちゃいましたぁ。てへぺろ」


医者「ああ、瞳孔が! 瞳孔が!」


微笑町間違い探しの旅・第1問「この病室で間違っているところは?」の正解は、「本当は栄養剤が入っていなければいけない点滴にインスタント味噌汁が入っていた」でした。


 ヒロシの微笑町間違い探しの旅は続きます。病院のつぎに『アヤマッチ』が燃え上がったのは、2丁目の早川さんの家でした。


早川さんのご主人「タカヒロ。いつになったら就職するんだ」


早川さんの奥さん「タカちゃんも今年で36歳よ。そろそろ将来のことを考えないと」


タカヒロ「僕は漫画家になるから就職しないよ。だって、僕の描いた漫画『風と恋と竜の伝説・エレメンタルサーガ序章編(何の変哲もない36歳の男・タカヒロが、ふとしたことから異世界に召喚されて勇者として活躍し、美女美少女にモテまくる斬新な内容。全360ページ全てがボールペンで描かれた作者入魂の一作)』は、有名少年漫画雑誌の賞を通るに違いなんだから。ラジオでもモリ姉(アイドル声優)が『夢は願っていればきっとかなう』って言っていたし」


早川さんのご主人「漫画家なんて止めておけ。いつまでもワシらの年金で食っていこうと思うなよ、タカヒロ!」


タカヒロ「うるさい! 『風と恋と竜の伝説・エレメンタルサーガ序章編)』がダメなら『機龍鉄皇ヴァルオーラ(何の変哲もない36歳の男・タカヒロが、ふとしたことから軍の試作ロボットヴァルオーラのパイロットとなって活躍し、美女美少女にモテまくるいままでにない内容。全290ページ全てが大学ノートに描かれた作者渾身の一作)』があるんだから! 夢はきっとかなうんだからー!」


マルぼん「この光景に間違いがあるんだ。わかるかい、ヒロシくん」


ヒロシ「いたたまれない……」


 どうやらわかっていない様子のヒロシ。微笑町間違い探しの旅・第2問「早川さんの家の家族会議で間違っているところは?」。皆さんも、ヒロシと一緒に答えを考えてみてください。

 
 ヒロシの微笑町間違い探しの旅はもうちょびっとだけ続くんじゃ。続いての『アヤマッチ』炎上場所は微笑町の電力を支える僕らの発電所です。


 発電所では、防護服のようなものを来た発電所職員と、なぜかみんな調子が悪そうな近隣住民がなにやら衝突していました。


職員「スコー(機械を通しての呼吸音)。だから、たんなる事故です。漏れてません。絶対に漏れていませんから。スコー」


住民A「でも、ウチのカナリアは死んだし、カミさんは髪がやたらと抜けているんだ。ウ、ゴホゴホ」


職員「スコー。大丈夫ですって。第一、漏れていたら真っ先に私らが死にそうになるでしょ? 私ら、ピンピンしてますよー?」


住民「ゲホゲホ…その、その宇宙服みたいなのは…な、なんです?」


職員「制服。制服ですよ。私らの!」


マルぼん「この光景に間違いがあるんだ。わかるかい、ヒロシくん」


ヒロシ「はやく! 出よう! この町を出よう!」


 ハンカチで口をふさぎ、慌てふためくヒロシ。どうやらわかっていない様子です。微笑町間違い探しの旅・第3問「町のみんなの暮らしと安全を守る発電所で間違っているところは?」。皆さんも、ヒロシと一緒に答えを考えてみてください



 と、まぁ、こんな感じのことを繰り返しているうちに、ヒロシは「なにが正しくてなにが間違っているのか」を
見分ける眼力を身につけました。彼は、ついに間違い探し戦士となったのです。


マルぼん「微笑町間違い探しの旅第13問めの答えは?」


ヒロシ「川畑さんご主人の病気は、実は胃潰瘍なんかじゃない」


マルぼん「正解!」


マルぼん「微笑町間違い探しの旅第25問めの答えは?」


ヒロシ「大山被告は本当は無罪なのに有罪判決」


マルぼん「正解ー!」


 ここ数日の修行で確実に実力をつけ、確実に間違い探し戦士としてレベルアップしていくヒロシ。いまでは道行くアベックの片方に「あなた、彼氏に愛されていると思っているようだけど、彼氏はあんたの金目当てだよ。付き合い止めた方がいいよ」と間違いを指摘できるほどです。そんな感じで「無敵無敵~」とか2人で騒いでいると、見知らぬおばさんが話しかけてきました。


おばさん「あらまあ。マサシくんじゃない。大きくなって」


ヒロシ「どちらさまですか? 僕はヒロシですが」


おばあさん「なーに言っているの。あなた、人山さんとこのマサシくんでしょ。私よ、私。遠山のおばちゃん。子供頃にあったきりだから、忘れちゃった?」


ヒロシ「この人、僕と誰かを間違っているんだ。そうだ、マルぼん『アヤマッチ』を」


 しかし『アヤマッチ』は燃え上がりませんでした。


おばさん「マサシくん、たしか今年で中学よね? 制服は似合っている?」


『アヤマッチ』は燃え上がる素振りさえ見せませんでした。


おばさん「おかあさんの耶麻子さんは元気? 心臓が悪いって聞いたけど」


『アヤマッチ』は燃え上がる素振りさえ見せませんでした。


ヒロシ「ぼ、僕はまだ10歳で小学生です。それに僕のおかあさんの名前は耶麻子ではなく、うどん子! 大沼うどん子ですよ!」


『アヤマッチ』は、激しく燃え上がりました。


ヒロシ「どういうこと!? 僕はマサシ? マサシなの!? 答えてよ、おかあさん」


ママさん「そんなことはないのよ。アナタはヒロシ。それ以下でもそれ以上でもないわ」


激しく燃え上がる『アヤマッチ』


ヒロシ「おかあさんは僕を愛しているよね?」


ママさん「モチのロンよ」


激しく燃え上がる『アヤマッチ』


ヒロシ「そんなそんな。これはなにかの間違いだ。ねえ、マルぼん現状を打破する機密道具出してよ」


マルぼん「えっと、その種の家庭裁判向け機密道具はないね」


ヒロシ「な、なんで!? マルぼんはみらいのせかいから僕を助けるために来たんでしょ!」


激しく燃え上がる『アヤマッチ』。あ、やべ。


ヒロシ「…マルぼんは、みらいのせかいから来たんだよね?」


 激しく燃え上がる『アヤマッチ』


ヒロシ「貴様。貴様はいったい何者だ!? 名を名乗れ!」


マルぼん「話せばわかる。話せばわかるよ。大沼くん。そうだ『アヤマッチ』はきっと故障していたんだよ。間違い。全て間違いさ。アンダスタンド、大沼くん?」


 燃える気配のない『アヤマッチ』


ヒロシ「なに急にヨソヨソしくなっていんだよ!?」


マルぼんああ。こんな機密道具を出したこと事態が間違いだったね。ちゃんちゃん。はい、この話、終了~」


ヒロシ「なに勝手にオチつけているんだマル公! うどん子! 耶麻子って人とどういう関係よ!? あ、逃げるな、逃げないで! ああっ! ああーっ!? 僕を見てー!」

 
                          未完

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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