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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「プリン体……敵。倒すべき、敵」の巻

 ヒロシが帰ってくるなりマルぼんに泣きついてきました。なんでもナウマン象のヤツに散々に自慢話をされて、雀の涙程度だけどたしかに存在する自尊心が陵辱されたというのです。



 ついこの間まで、ナウマン象は隣町のガキ大将・ヘクトパスカル3世と抗争状態にあったそうです。ヘクトパスカル3世はナウマン象の隠れ家のひとつを策略で奪い取ってしまったとか。ところが、ナウマン象は隠れ家に自爆装置を仕込んでおり、それを起動して隠れ家ごとヘクトパスカル3世を吹き飛ばして哀れな肉片にしてしまい、抗争に勝利することができたらしいです。



ヒロシ「ナウマン象のヤツ、『しょぼい隠れ家ひとつで、ヘクトパスカル3世の命を奪えた。エビでタイを釣るとはまさにこのことだ。ガハハ』とか一日中言っているんだ…畜生。僕だって、エビでタイを釣りたいよ。マルぼん、エビでタイを連れる道具を出してよ」



 ヒロシを「色んな意味で可哀相な人」だと思ったマルぼんは、エビの形をしたネクタイタイプの機密道具『海老タイ』を使うことにしました。これを装着した人は、なにかを捨てることによりより大きな何かを手にすることができるようになります。



ヒロシ「うわー(感嘆の声)。さっそくいらないものを捨てるぞ!」




 喜んで部屋を飛び出して行くヒロシ。パパさんが事故にあい、多額の保険金がおりることになったのを
マルぼんが知ったのは、半日後のことでした。




 そんなわけで、今、マルぼんとヒロシの目の前にはパパさんの保険金2500万円が置かれています。みたこともないくらいの大金に、マルぼんもヒロシも瞳をギラギラさせることしかできませんでした。


ヒロシ「すごい。『海老タイ』の効果は絶大だね、マルぼん」



 いつになく良い結果をもたらした『海老タイ』がえらく気に入った様子のヒロシ。


ヒロシ「僕は『海老タイ』を使って、どんどんエビでタイを釣りまくる。そして、将来は『銃で襲撃されても胸元に分厚い札束を入れていたので助かった』というエピソードもてるくらいの金持ちになるんだ。そのために、この2500万円だって簡単に捨ててみせる!」


 2500万円をもエビ扱いしようというヒロシの懐の大きさに、マルぼんは正直ビックリです。


ヒロシ「さぁ、『ヒロシのエビタイ伝説』の始まりだっ!」



そう叫ぶとヒロシは2500万円を抱えて庭へと飛び出しました。そしてどこからか取り出したライターで、あっという間に札束を燃やしてしまったのです。その瞬間、空は曇り、どこからか声が響いてきました。


神『こんにちは。神です。情より欲が上回る事が多い昨今、札束を自ら灰にするなんて、正直素敵です。褒美に、金では買えないスゲエものをプレゼントしますよ。さぁ、部屋へと戻ってみなさい。


ヒロシ(よしっ。タイゲット!)


 マルぼんとヒロシは急いで部屋へと戻りました。部屋には、死んだはずのパパさんが生れたままの姿でたっていました。


神『さぁ。死んだあなたのお父さんを復活させましたよ。存分に甘えなさい」


『ヒロシのエビタイ伝説』の第1歩は大失敗です。



 せっかくのエビ(2500万円)で最悪なタイ(パパさん復活)を釣ってしまったヒロシですが、
こんなことではめげない様子。


「僕はこんなことで終わる人間じゃないよ」と言い残し、1人町へと繰り出していったかと思うと、帰ってきた頃には運転手つきのリムジンに乗っていたのです。しかも、右手にワイングラス膝の上にはクロネコという出で立ち。



 ヒロシは、エビでタイを釣るを繰り返した結果、微笑市の市長に就任していました。いったいどんなエビを使用したのか不思議に思ったマルぼんは色々聞いてみたのですが、ヒロシは黙して語りません。


 しばらくすると、数人の中年女性がヒロシを尋ねてきました。皆さん不気味な笑顔を浮かべており、なにやらありがたい話の会だかなんだかにヒロシを誘っています。なんか某有名女性芸人も来るとかそんな感じです。自分たちの発行している新聞にインタビュー記事を載せるとか言っています。



 よく見ると、中年女性の皆さんは胸元に某有名宗教のピンバッジをつけていました。どうやらヒロシはエビ(信仰心)でタイ(社会的地位)を釣る事に成功したようです。



 エビ(信仰心)でタイ(社会的地位)を釣り、ウザいくらい調子にのっている
大沼ヒロシくん(約11歳)



「まぁ、あれですな。僕くらいエビでタイを釣る達人になれば、もう他人が『どんな感じでエビでタイを釣るか』しか興味がなくなる訳ですよ。というわけで、他人がエビでタイを釣る様を見ようと思うワケ」などと言い出し、道でゴミ箱を漁っていたナウマン象に『海老タイ』をあげてしまったのです。



ナウマン象「よくわかんねえけど、コレつけたら欲しいものが手に入るのか? そうだな。俺は強くなりてえ。今よりも強大な力が欲しいんだ」



 そう言って『海老タイ』を装着した瞬間、ナウマン象の体が変化を始めました。気がつくと彼の体は巨大化し、雄たけびを上げながら町を破壊。どうもエビ(人間であるということ)でタイ(強大な力)を釣ってしまったようです。



ヒロシ「町が! 微笑町が!」



マルぼん「ヒロシ、今こそ地位だけでなく名誉を手に入れるときがきた」


ヒロシ「め、名誉!?」


マルぼん「そう。ヤツを倒せばみんなが感謝し、君を崇め奉る。エビ(ちょっとしたバトル)でタイ(名誉)を釣るんだよ!」



ヒロシ「よ、よし!」


 ヒロシは予備の『海老タイ』を装着すると、マルぼんの用意した『犬でも操縦できます』でお馴染みの未来戦闘機で発進しました。


ヒロシ「攻撃開始。って、操縦桿が動かない。だ、脱出装置もあらへん。マ、マルぼん!」



マルぼん「ごめん、それ中古でしかもワゴンセールのヤツなんだ」


ヒロシ「ど、どうすれば。どうすればいいよー!?」



マルぼん「こうなったら、エビで…」


ヒロシ「エビで!?」


マルぼん「エビ(自分の命)でタイ(町の人々の命と平和)を釣れー!」


 未来戦闘機には『もしもの時に相手を道連れにできる自動特攻型自爆装置』がついているのです。こうして『ヒロシのエビタイ伝説』は、無事にグランドフィナーレを迎えたのでした。




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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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