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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシを偲んで大晦日」の巻
 ヒロシの同級生である情報屋さんの撮った写真が、新聞に掲載されました。


情報屋「町をうろついていたら、たまたまひったくりを目撃して。たまたま持っていたデジカメで現場を撮影!」



ヒロシ「それが掲載されたんだね。うらやましい! 僕も自分の撮った写真がいきなり新聞に掲載されないかな」



マルぼん「『決定的瞬間撮影カメラ』。このカメラで撮った写真はどんなに適当に撮っても、かならず決定的瞬間になるの」


ヒロシ「やほーい!」


 さっそく写真を撮るヒロシ。


ナウマン象「うがー!!」


ルナちゃん「むきー!!」


ヒロシ「わぁ! 人々が武器を手にとって僕に襲いかかってくるよ!」


マルぼん「『決定的瞬間撮影カメラ』のフラッシュは、人の脳を破壊して、発狂させてしまうんだ。人が獣となる決定的瞬間を撮れるというわけさ!」


 パシャパシャ


ヒロシ「しかも勝手に撮影しているよ、このカメラ」


マルぼん「決定的瞬間を逃さないためのオート機能が発動したのだ」


一同「きゅえー!!」


ヒロシ「ぎゃーぎゃー!!」


 ヒロシの処女作であり遺作である『私を殺している人々』は、色々な賞を総なめにしました。ご冥福を。あと、よいお年を。



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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「夢」の巻
ヒロシ「あれれ、このスイッチはなんだろう。よし、なにごともチャレンジだ。押してやるぞ。ポチっとな」


大統領「ソレヲオシテハイケマセーン!! 核ミサイルノ発射スイッチデース!」」


ヒロシ「ええええ!?」


 こうしてヒロシの指先ひとつで、多くの尊い命が失われたのでした。


ヒロシ「やべえ。僕、とんでもないことしでかしちゃった! さすがにやべえ!」


マルぼん「世論はすごいことになっているぞ! ヒロシ死すべしって!」


ヒロシ「どどどどどどうしよう! どうすれば! マルぼん、なんぞこの事態をなかったことにできる機密道具ない!?」


マルぼん「『夢オチスイッチ』。このスイッチを押せば、その日一日のことが、前の晩に見た夢ということになる。夢オチになる。起きたら全てが『ああ夢だったのか』で済むんだ」


 ヒロシがポチっと、『夢オチスイッチ』を押すと、そこはもう、翌朝の世界。核ミサイルは発射されず、全てが平穏な世界。


ヒロシ「これは、もしかしてすごい機密道具なんじゃないのか。日ごろは世間体を気にしてできないことを散々やって、こいつを使えば……すごいストレス解消になるかも。うざいアイツや大嫌いなアイツや幸せそうなカップルをアレして……うひひひひ!」


 ヒロシは夢オチスイッチと刃物のようなものを持って、外へととび出していきました。


中略


ヒロシ「ああ、たんのうした。あんな感触なんだなぁ」


警官「あいつが通り魔だな。よし、射殺!」


ヒロシ「ああ、やばい。死んだらスイッチが押せないぞ。さっさと押さないと!」


 ヒロシは『夢オチスイッチ』を何度も何度も押しました。ものすごい勢いで。


マルぼん「よせ、そんなに激しくしたら壊れちゃうよお! 壊れたら、どんなことになるかわからないわよ!」






???「おい、6998号、6998号! どうした、どうした!」


6998号「う、あ、ううう! あ、か、看守さん…?」


看守さん「どうした。えらくうなされていたぞ」


6998号「ゆめ、夢を見ていたのです。あの時の。僕がとんでもないことをしでかしてしまった、あのときの」



看守さん「……」


6998号「僕の罪を、なかったことにしてしまう夢でした。全てを夢の中であったことにしてしまって、変わらぬ日常を送る夢です」


看守さん「都合のいい夢だな。変わらないよ。オマエの犯した罪はまぎれもない事実。夢であるはずがない。
おまえがたくさんの人の命を奪ったことが夢であるはずがない」


6998号「あ、ううう」


 マルぼんは、全てを夢オチにしてしまった『夢オチスイッチ』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「全力投球大沼ヒロシです」の巻
ヒロシ「僕は生きる価値のないろくでなしの人間です」


マルぼん「よくぞそこに気がついた。もう貴様に教えることはなにもない…で、今度はいったいどうしたのさ」


ヒロシ「何事に対して手を抜いている自分に気がついたんだ。僕は、僕はもっとなにごとに対しても全力を尽くすべきなんだ!」


マルぼん「『全力投灸』。このお灸をすれば、なにごとも全力でとりくむ人間になる」


 マルぼんはさっそく『全力投灸』をヒロシに使用。腐った魚のようだったヒロシの目は輝き始め、顔には生気が
みなぎっています。


ヒロシ「俺は今から、なにごとにも全力投球で立ち向かうぞ!」


 頼もしい言葉を吐き、外へととび出すヒロシ。数時間後、バカみたいにたくさんの漫画を買い込んできました。



ヒロシ「全力投球で買い物してきた!」


マルぼん「金は!?」


ヒロシ「だから、全力投球で! 家も土地も家財道具も臓器も全てを売り払って、財力総動員で買い物してきた! もちろんマルぼんも!」


マルぼん「ええええ!?」


 マルぼんは、財政面でも全力を尽くしてしまうようにしてしまった『全力投灸』の効果は絶大だと思いました。搬送中に荷馬車から見える空を眺めながら、思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ヒロシ、使えないと言われなれている」の段
ヒロシ「たまには贅沢をということで、家族でちょっと小じゃれたレストランへ行ったんだ。でも楽しみにしていた名物料理が『予約がないと無理ですー』とか言われて出してもらえなかったの。なんとかならないかなあ」


マルぼん「ちょっと待って。レストランって、マルぼん知らないよ?」


ヒロシ「それは置いといて、どんなものでも簡単に予約できる機密道具よこせよ」


マルぼん「レストランって。レストランって」


ヒロシ「いいからよこせよー」


マルぼん「うう。豪華ご飯。豪華ご飯…」


 とめどなく溢れる豪華ご飯への欲望をなんとか抑えつつ、マルぼんは『予薬』という機密道具をだしました。液状の薬であるこの機密道具を適当なものに一滴たらすとあら不思議。薬をあびたものは、浴びせた人だけが使える専用アイテムになるのです。


ヒロシ「これはナイスアイテム。よし。これで色々なものを僕専用にしてやろう!」


『予薬』を持って外へと飛び出したヒロシは、数時間後、満面の笑みを浮かべて帰ってきました。



ヒロシ「町の病院に『予薬』を使ってきたよ。これから年末。怪我や病気になっても、僕はいつでも診てもらえるよん」


ママさん「ああ、生まれる! 生まれるー!」


ヒロシ「ママの陣痛が始まった! よし、さっそく病院へ!」


 さっそく病院へと向かうマルぼん。着いてみると、病院の周りには怪我人や顔色の悪い人がたくさん。


病人「治療の途中で…追い出すなんて……ひどい」


怪我人「たすけて…たすけて。血が…血がぁ」


ヒロシ「どうしたんですか?」


怪我人「医者が…『この病院はヒロシさん専用。ヒロシさん以外は使うことができない』とか言って…
診てくれないんです」


医者「ああヒロシさん。診なきゃならない患者はたくさんいますよ。危険な患者もいますけど、この病院はヒロシさん専用。設備も薬もあなた以外は使えません。さぁ、早く治療してください。すでになくなった人もいる…」<
ヒロシ「やった。ママが無事出産したよ。双子の女の子。姓名判断で、タバ子とシン奈と命名したよ。妹よ、元気に育て!」


マルぼん「元気に育て! じゃないよ。どうするんだよ、あの病院」


ヒロシ「昨日の夢、鬼のようにすごかったよう。もう眠れないね、僕。でさ、罪滅ぼしに『予薬』を使った世直しを考えたんだ」


マルぼん「どうせルナちゃんに使って自分以外と結婚できないようにする、とかだろ」


ヒロシ「ちがうよう。今、世界のあちこでは戦争が続いているだろ。戦争には兵器が作られる。その兵器に『予薬』を使うんだ。これで兵器は僕専用になり、ほかの人は使うことができない。兵器が使えないということは…」


マルぼん「そうか、戦争をすることができない! ヒロシにしてはいい案じゃないか。よし、機密道具を駆使して世界中の兵器に『予薬』を使おう」


 こうして、マルぼんとヒロシは地球平和作戦を実行に移し、すべての兵器を仕様不可にすることに成功したのでした。



某えらい人「何? 兵器が使えない? どういうこと?」


某副官「わかんないです。なんかヒロシがどうとかこうとか」


某えらい人「とにかく兵器使えないとはな……例の国の反乱分子掃討どうするよ」


某副官「心配ご無用。使わなければいけない兵器が使えないなら、使わなくても放っておけば効果があがる兵器を使えばいいのです」


某えらい人「?」 


某副官「強力な感染症にかかったヤツを数人、例の国に送り込む。こいつなら普通の兵器より強力だし、建物も壊さずにすみます」


某えらい人「おまえ頭いいなぁ! さっそく国立感染症予防センターから適当な患者を連れてこさそう。いやー。災い転じて福となす、ってやつだねえ」

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「ク、クリスマスが今年もやってきやがる。楽しかったできごとを消し去るように……! ガタガタブルブル」の巻
ヒロシ「僕はもう少し賢くなったほうがいいんだ」


マルぼん「ようやくそのことに気づいたんだね。マルぼん感動」


ヒロシ「で、そのための機密道具をだね…」


マルぼん「OK! みらいのせかいの文部省謹製の教育ロボを用意しよう。こいつにまかせれば万事うまくいくよ」


ロボ「どうぞよろしく!」


ヒロシ「ワ! いったいどんな教育をほどこしてくれるのかな!?」


ロボ「はい、死にかけの人間」


ヒロシ「い、いらないよ! 死にかけの人間いらないよ!」


ロボ「だまらっしゃい。この時代の子供がすぐに人殺しをするのは、命の価値や死の概念を性格に理解していないからだ。大人になってからでは、これらのことは教育できん。お薬の力がないと教育できん! 子供のうちしかないできないんだ。さぁ、この人の死に様を見つめるのだ」


死にかけの人「うう、うう~」


ヒロシ「目から輝きが…輝きがっ」


ロボ「目をそらすなっ」


 ヒロシは今年のクリスマス、ふたつのプレゼントをもらいました。ひとつは命の価値。もうひとつは、一生消えることのない心の傷。今日もヒロシは夢でうなされています。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「漏れなくあいつがついてくる」の巻
 今日は雨。激しい雨。マルぼんの心にこびりつく悲しみは洗い流すことができない、雨。今日は雨。


ヒロシ「うわ。雨漏りしているよ!」


マルぼん「本格的にボロくなったなぁ、この家も」


ヒロシ「こんなに雨漏りしたら、僕の大切な漫画が濡れてガビガビになってしまいますよ?」


マルぼん「『漏れ帽子』。この帽子を被っている人の半径10メートル以内では、いかなるもの漏れることはない。さぁ、かぶれ!」


 ヒロシが『漏れ帽子』を被ると、雨は止んでいないのに雨漏りは見事に止まりました。
下の部屋でママさんが介護をしているおじいさん(ママさんが、財産目当てで愛のない結婚をした相手)の失禁も止まりました。


ヒロシ「いいことづくめの機密道具だね。どうしてこんな効果があるの? 僕不思議ー」


マルぼん「この『漏れ帽子』を作った技術者は、実はマルぼんのツレなんだ。そいつから聞いた情報によると、実はこの帽子には」


 ズキューン。


ヒロシ「なにいまの、銃声?」


 倒れるマルぼん。


ヒロシ「どうしたんだ、どうしたんだ、マルぼーん!? しっかりしろ!」


マルぼん「撃たれた、らしい」


マルぼんのツレ「まったく、油断も隙もありゃしねえ。」


ヒロシ「お、おまえがマルぼんを殺したのか! マルぼん殺し! 器物損壊で訴えるで!」


マルぼんのツレ「バーロー。こいつは、俺の作った『漏れ帽子』の企業秘密を漏らそうとしやがったんだ。死んで当然だ!」


 マルぼんは、薄れゆく意識のなかで、情報すら漏らさないようにしてしまう『漏れ帽子』の効果は絶大だと思いました。

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「アスファルトを裂く花」の巻
 今日はママさんはおでかけしていません。だから、久方ぶりにまともなごはんがでるかと期待してみれば。


ヒロシ「なんだ。今日の晩御飯も硬いパンと泥のようなスープだけか。
もぐもぐ。うう。味がない。味がないよう」


マルぼん「そんな時はこれ!『ランダムふりかけ』」


『ランダムふりかけ』はなぜか無限にでてくるふりかけ。
かけるとどんな食べ物にも味がつき、その味は使用する度に変化するのです!


ヒロシ「うひょ! これなら硬いパンを飽きもせずに食べることができるね!」


 と、そのとき。電話がかかってきました。


ヒロシ「もしもし。僕ヒロシ」


ママさん『ヒロくん…おかあさんよ。おかあさんね、もう帰らないから』


男の声『おい、早く行こうぜ、うどん子』


 ガチャ。ツーツーツー…


ヒロシ「……」


 無言でパンを食べ始めるヒロシ。


マルぼん「ふりかけつかわないの?」


ヒロシ「へ? もう使ったんだろ。味がするよ…しょっぱい味が」


 人間には涙という名の調味料があると、マルぼんは知りました。




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「今日は忘年会です。いやだなー。おうちでゲームとかしたいなー」の巻

 金歯に反発する人々が集い、起こしたデモ活動は、微笑町立軍によって光の速さで鎮圧されて、多くの若者が
微笑刑務所に収容されてしまいました。


 流行に流されやすいヒロシも当然デモ活動に奮って参加していたので、現在収容中。5年の刑期の間、毎日強制労働(10メートルの穴を掘って、すぐ埋める)でいい汗ながしているようです。

 
 マルぼん、ヒロシの面会に行きました。


マルぼん「なにか希望の差し入れはあるかにゃ?」


ヒロシ「えっと、休憩時間が長くなる機密道具とか?」


 基本的に人間扱いされない囚人たちには、労働の合間の休憩はスズメの涙程度しかないそうです。


 マルぼんは『延長ホイッスル』という機密道具を差し入れしました。


マルぼん「なにかやっている時にこの笛を吹く。すると、そのやっていることの時間が長くなる。延長されるんだ。休憩中にこいつを吹けばいい」


ヒロシ「なるほど!」


 で、休憩時間。


ヒロシ「おし。さっそく吹いてみるぞ」


看守「そこ、893番! なにをしている!」


ヒロシ「げぇ!? 看守!」


看守「休憩中のアイテムの持ち込みは禁止だ!!」


 懲罰として、ヒロシの刑期は5年から10年に延長されました。


まぁ、ようするに、一揆や革命もほどほどにね。というお話です。ではみなさん、よい週末を!!



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「トラウマ」の巻
ヒロシ「もしもし。子供電話相談室ですか? あの、楽に死ねる方法を教えてください」


マルぼん「またヒロシの『死にたい』『死んだら楽かも』『というか、死んだ魂が肉体という名の鎖から解き放たれるじゃん。ひゃっほう!』がはじまった。どうしたんだよ」



ヒロシ「実は明日は学校のマラソン大会で」


マルぼん「フムフム」


ヒロシ「だから死にたい」


マルぼん「『生きる廉価版』の異名をとるだけのことはある死生観だけど、遺された者のことも少しは考えなよ。保険だって入っていないのにさ」


ヒロシ「ふん。貴様に運動オンチにとってのマラソン大会がどんなに残酷なものかわかるものか。ゴールしたときに周りの人のしてくれた拍手にこもった『貴様が遅いから帰るのが遅くなるんだ』という怨念がわかるものか。僕の夢はな、将来タイムマシンを開発して古代アテネへ行き、マラソン発祥のもととなったヤツを殺すことだ!」


マルぼん「わかったわかった。この『万能加速装置』をくれてやるから、マラソン大会でひとはなあげてみなよ」


ヒロシ「なんだ、いいものがあるじゃないから。よし。さっそく奥歯に埋め込んで、カチッとな」


マルぼん「ああ、待って。それはあまりに万能すぎて、あらゆるものを加速させてしまうんだ。説明書をよく読まないと、なにがどう加速するのか」


ヒロシ「そんなもの…ふたりには必要ない」


マルぼん「は?」


ヒロシ「僕とマルぼんの間には、愛しかいらない。そうだろ?」


マルぼん「ヒ、ヒロシくん…あたい…あたい!」


ナウマン象「待て!」


ヒロシ「ナウマン象!?」


ナウマン象「マルぼんは俺のものだっ!」


 ヒロシとマルぼん…2人の間にようやく芽生えた、愛。しかしそれを邪魔しようというナウマン象。彼を突き動かすのも、また愛であった。こうして、ヒロシと仲間たちを包みこむ愛という名の迷宮(ラビリンス)は、加速度的にその状況を変化させてゆくのであった。



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「錬金術師現る。者どもたかれーたかれー」の巻
 ヒロシが大量の落ち葉を持って帰ってきて「これみんな、札束! 僕ってば大金持ち! 酒池肉林~」とか、かわいそうなことを言い出したので、マルぼんはなんとかしてやろうと決意しました。


マルぼん「『金銭トン価値』」


ヒロシ「それ、トンカチじゃないか! それで僕をやるつもりか!? 黄泉の国を送るつもりかー! 答えよー!!」


 マルぼんは『金銭トン価値』をふりあげ、ヒロシの頭めがけて振り下ろし…トン価値の先の部分を、ヒロシの髪の毛に軽く触れさせました。


マルぼん「ふふ。これでキミの髪の毛はお金になった」


ヒロシ「はい?」


 マルぼんはヒロシの髪の毛を1本むしり取ると、たまたま近くを歩いていたママさんに渡しました。


ママさん「まぁ、今月の食費? ありがとう」


マルぼん「『金銭トン価値』の触れたものは、1万円札と同等の価値になる。これでキミの髪の毛は1本=1万円札として使用できるんだ。あくまでキミの髪の毛だけだけど」


ヒロシ「それはすごい!」


 ヒロシは自分の髪の毛を大量にむしり取ると、買い物すべく外へと飛び出していきました。


 しかしその幸せも長くは続きませんでした。


ヒロシの髪の毛は、近所のチンピラにすべてむしり取られてしまったのです。他の人には、ヒロシは「頭に大量の1万円札を貼り付けているバカ」にしかみえないのですから、当然の話です。


ヒロシ「安心めされい、われに秘策アリ!」


 残された髪の毛をむしり取ると、それを片手に出かけてゆくヒロシ。


 目的地は、植毛で有名な某企業でした。


ヒロシ「僕に植毛してください!」


「こちらでお待ちください」と応接室に案内されるヒロシ。しばらくすると、役職つきらしい社員が部屋に入ってきました。警察官をつれて。


社員「この人が『偽札をつくれ』と言うんです。なんとかしてください」



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