■プロフィール

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

■最近の記事
■最近のコメント

■最近のトラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリー
■FC2カウンター

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
「収納名人」の巻
マルぼん「火事だ!」


ヒロシ「脱出口は!?」


マルぼん「えっと。たしかこちら」


ヒロシ「げええ!? 散らかりすぎてどこかわからないー!!」


 炎に包まれ、その生涯を終えるマルぼんたちでした。そして、物語の舞台は来世に。


マルぼん「まぁ、前世の敗因は、あまりにも片付いていないヒロシの部屋なわけだな。なんとかせなあかんな」


ヒロシ「僕、収納の才能とかないもーん。収納がうまくなる機密道具だしてよー」


マルぼん「『収脳』。この脳を自分の脳と入れ替えたら、めちゃ収納が上手くなる」


ヒロシ「入れ替えるって。今、入れ替えるってどうやって」


マルぼん「手術をはじめよう」


ヒロシ「医師免許みせてよ! いしめん…ぎゃー!!」



 しばらく後。


ヒロシ「これはここ、それはそこ…ものすごい! どれをどこにしまったらいいのか、嘘みたいに理解できる!!」


マルぼん「『収脳』の効果は絶大だろ」


ヒロシ「え、あなたはどちら…?」


マルぼん「その代わり、脳入れ替えの弊害で、日常生活の支障がでるけどな」


ヒロシ「私は誰なんです。なぜ生きているのですか。なぜ収納が得意なのですか。なんのために生まれたのですか」


 こうして収納の達人という新しい人生を送ることになった、僕らのヒロシくん。よせばいいのに、人様の家をきちんと片付ける『片付け屋』なんて商売を始めてしまいました。


ヒロシ「収納名人の者です! どんなものでもきちんと片付けますよ。片付けてみせますよ」


ヤクザ「兄ちゃん、ほんまかい」


ヤクザ2「じゃあ、こいつを片付けてください」


ヒロシ「男の人の写真…」


ヤクザ2「この写真の男を片付けてください。絶命的な意味で」


ヤクザ「自分らでやるのしんどくてな!」


ヒロシ「無理です」


ヤクザ2「そうですか」


ヤクザ「仕方ない。自分らでやろう。と、その前に。知らせたらあかんことをようさん、教えてもうたからな」


ヤクザ2「車に乗ってください、収納名人さん。港へ行きましょう」


 で


ヤクザ「あーコンクリ練るの、しんどいわ」


ヤクザ2「兄貴」


ヤクザ「どうした? 収納名人がゾンビとしてよみがえったとか、なしやで」


ヤクザ2「やっぱこいつが収納名人ってのは本当ですわ。こいつの入っているドラム缶、適当に拾ってきたやつなんですけど」


ヤクザ「ほう」


ヤクザ2「こいつの体とちょうど同じ。同サイズで、ぴったり入りますよ」



スポンサーサイト
日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「美しい世界」の巻
ヒロシ「戦争。紛争。内乱。テロ。暴動。家庭内暴力。虐待。横行する未成年の犯罪。なにこれ? なにこれ? なんなのこの世界? こんな思いやりのない世界が、本当に僕らの宇宙船地球号なの!?」


マルぼん「あ、また宗教の本を読んだな。ルナちゃんも勧誘目的でヒロシを誘惑しないでほしいよ」


ヒロシ「世界を思いやりで満たしてしまうような機密道具だしてよ!!」


マルぼん「はい『思い槍』。未来の世界では、人の善行が数値で測れるようになったんだ。この『思い槍』はその数値を探知する機能がついていて、一定数の善行値に達しない人の心臓を貫いていく。善行値はよい行いをしないと自然に下がっていくから、人は常によい行いをしないといけなくなる」


ヒロシ「なるほど」


マルぼん「未来の世界ではこの槍の量産化と、低価格販売に成功しているから、思いやりがあふれる理想郷と化しているんだ。こいつを世界中にばら撒こう!」


ヒロシ「やさしさのパラダイスの誕生!」


 こうして地球は、やさしさの満ち溢れる世界になりました。数日後。


金歯「ほら、金でおじゃる! 寄付でおじゃる!」


 老人ホームの郵便受けに大量の札束を押し込んでいる金歯。これ、善行のつもりです。


 金のプレゼントは善行の中でも最低ランクで、アップする善行値は微々たるもの。とりあえず大量に寄付すればそれなりの善行値にはなるのですが、とにかく必死です。


ヒロシ「いやー。うつくしいうつくしい。うつくしい世界だ」


『思い槍』の効果が知れ渡って、皆、他人を思いやる行為を先を争うようにやっているのです。


通行人「このおばあさんが道路を渡るのをたすけるのは俺だ!」


通行人B「私よ!!」


 言い争う通行人たち。みんなが進んで人助けをするので、助けを必要とされている人が足りないのが現状なのです。


ナウマン象「たすけて!!」


 ナウマン象が町に放置されている『思い槍』のひとつに追いかけられています。善行値が一定数に達していないのです。


ヒロシ「あいつ、善行は下手だからなぁ」


 微笑むヒロシでしたが、逃げるナウマン象に衝突して吹っ飛び、電柱に頭をぶつけて動かなくなりました。


ナウマン象「し、しまった! 大丈夫か、大丈夫か、ヒロシ!!」


 ヒロシを介抱するナウマン象。と、そのとき『ピコーン』という音が『思い槍』からしました。この音は、標的の善行値が一定数に達したのを『思い槍』が察知したときに鳴る音です。


ナウマン象「助かった…?」


 『思い槍』に関係するのは善行値のみ。善行値はよい行いをしなければ下がりますが、別に悪いことをしても下がりません。


ナウマン象「そうだ! 人助けを必要とする人がいないなら、自分で作っちまえばいいんだ!!」


 事態を見守っていたマルぼんを鈍器で殴るナウマン象。薄れ行く意識の中マルぼんは、「大丈夫かマルぼん」とか白々しく言っているナウマン象が心底憎らしく思えました。


 この方法はまたたくに広がり、助ける相手欲しさに暴行事件を起こす馬鹿や、復興支援する国欲しさにミサイルを発射する国なんかが続出。


 こうして地球は、やさしさと恐怖の満ち溢れる世界になりました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「自然を守れ」の巻
マルぼん「今日はとても夢のある機密道具を用意しました」


ヒロシ「なにこれ。単なるシャベルみたいだけど…」


マルぼん「こいつで庭に穴を掘ってください」


ヒロシ「宿題を忘れたとき、懲罰で学校運営の鉱山で働かされていたから、朝飯前さ。はい、掘りました」


マルぼん「では、なんでもいいから埋めてください」

ヒロシ「そうだな。なら、ちょうど持っていたこの手りゅう弾を」


マルぼん「手りゅう弾を埋めたところに水をかけると。あら不思議。木が生えてきますね」


ヒロシ「生えた木に実がなった。あ、実の中から大量の手りゅう弾が!」


マルぼん「このスコップは『夢スコップ』という機密道具。こいつで掘った穴になにか埋めると、埋めたものが実として生る木が生えるのです」


ヒロシ「こいつはすごい。そうだ、ルナちゃんを呼んで夢を育もう。夢を、夢を夢を、夢を育もう!!」


 で、

ルナちゃん「たいそう夢のある機密道具だわ!」


 さんざん楽しんだ2人なのですが。

ヒロシ「お楽しみのところ悪いんだけど、もう夜の2時。小学生がたむろする時間じゃないよ。そろそろ解散しようや」


ルナちゃん「固いこと言わないで。夢あふれる世の中を祝って今夜は夜通し宴会よ」


ヒロシ「やめろよ。帰れよ」


ルナちゃん「うおー」


ヒロシ「かえ…かえれよ……」


ルナちゃん「うおーうおー」


ヒロシ「うるさい…うるさい…眠れないよ…ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ……」


 安全装置を外した手りゅう弾片をルナちゃん向かって、放り投げるヒロシ。悲鳴と爆音で我に返ります。


ヒロシ「えらいことしてもうた! 貴重なルナちゃんを、たんなる肉片にしてもうた! 隠さなきゃ!」


 その後、ルナちゃんの肉片を埋めて隠したヒロシでしたが、「夢スコップ」を使っちゃったので、ルナちゃんが大量になる木が生えて、さぁ、大変。はい、ハーレムEND。

日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「アンナカいいなできたらいいな、アンナカ夢こんな夢いっぱいあるけど」の巻
 ここは微笑町に住む少年少女たちの憩いの場である、子供向け居酒屋『小指』です。女将さんが偉い人に顔が利くので、未成年の飲酒が余裕で見逃されている夢と魔法の王国です。


ナウマン象「ういー勘定をたのむー」


女将「はいはいーえっと、三万円よ」


ナウマン象「ツケだ、ツケ」


女将「ナウマン象さんたら、またツケ。一度もツケを払ってくれたことなどないくせに。」


ヒロシ「女将がナウマン象の所業のせいで悩んでいるぞ」


 実はヒロシ、ここの女将にホの字。


女将「ツケを回収してくれた人とデートしてあげてもいいかもしれないんだけれどもなー」


 チラッと、ヒロシのほうをみる女将。


ヒロシ「うお。この悩みを華麗に解決してデートに持ち込めば、フラグのひとつやふたつ余裕かも。マルぼん、ツケを回収できる機密道具だしてー」


マルぼん「『ツケマワシ』。このマワシをつけると、ツケになったままになっているお金を余裕で返してもらえるようになる」



ヒロシ「ようし、女将! このマワシを、マワシをだね、つけてえな、ぐへへへへ」


マルぼん「マワシを女将につけさせようとしているヒロシの目、常人のものとは思えぬ」


 普通の女性ならマワシをつけるのは嫌でしょうが、たまたま女将はその手の趣味の持ち主だったので、快くマワシをつけてくれました。性の奥深さに感謝感激雨あられなヒロシなのでした。


ナウマン象「女将! すまん、これ、いままでツケたまだった飲み代総額740万円だ! いま、臓器売って金作ってきた!」



女将「やったわー」


ヒロシ「やったね、女将。で、デートの日取りですけれども」


女将「あ? なんのこと? 私、デートなんて知らないワー」


ヒロシ「またもたばかったな! この魔性の女め!!」


女将「あーれー」


 護身用として懐に忍ばしていた鎖鎌で、女将に襲い掛かるヒロシ。実はヒロシ、男心を弄ばれて、今回のような感じで女将に利用されることが多々あったのです。マルぼんは、今までの行いのツケも回収してしまった『ツケマワシ』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「とくになし」の巻
 マルぼんとヒロシは一緒にスーパーへ来ています。


ヒロシ「へえ『バックを持参してきたら、レジにてビニール袋代5円割引』だって。へえ」


マルぼん「限りある資源を大切にすべく、こういう運動を推進しているお店が増えているね」


ヒロシ「よい運動だよね。そうだ。微笑町の全てのお店が、こういう運動をするようになれば、きっとすばらしいことになるよ!」



マルぼん「『ミズカラコードDG』。この薬を飲んでみろ。この薬を飲んでから、自ら進んでなにかをすると、なにかいいことがある」


 薬を飲んだヒロシが、ジョッキを持参とある居酒屋へ行ってみると


店員「持ってこられたジョッキに、ビールをお注ぎしますね。若干割引させていただきます」


ヒロシ「ちょっとうれしい割引だ」


マルぼん「『ミズカラコードDG』の効果は絶大だね」


ナウマン象「下天は夢。下天は夢なんだよ! 俺の森蘭丸はいずこ!」


ヒロシ「あ、ナウマン象も来ていたんだ」


ナウマン象「おまえなんか、俺の森蘭丸じゃないダス! 死ぬダス!」


 酒の臭いをぷんぷんさせながら、ヒロシに襲いかかるナウマン象。ヒロシはとっさに、持っていたナイフでナウマン象を。


ヒロシ「あああ。僕はなんてことを」


 ヒロシは警察に自首しました。自首したということで、裁判ではそこらへんを考慮に入れた温情判決が下され、それなりにはやく出てこられそうです。。


 マルぼんは、自首したヒロシによいことがおこるようにしてくれた『ミズカラコードDG』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「来週の土曜も休みならいいのに」の巻
ヒロシ「おや、これはいったいなに?」


マルぼん「みらいの大沼家で使用していた洗濯機。いらなくなったから、捨てに行くととこなの」


ヒロシ「へえ。どれ。捨てる前に中に入ってみるか」


マルぼん「え?」


ヒロシ「いままで黙っていたけど、僕は、洗濯機のなかにはいることで至高の快楽を得ることができる人間だったんだ。そんな性癖の持ち主である僕の目の前に、未来の洗濯機があらわれた。じっとしてなんていられないよ!」


 洗濯機の中にはいるヒロシ。危険もかえりみず、スイッチを押します。


ヒロシ「あ。すご。まわっているー僕まわっているー洗われているのー」


マルぼん「みらいの世界の洗濯機なんでヒロシは怪我ひとつないのですが、21世紀の洗濯機だとほぼ確実に怪我をするので、絶対にやめてくださいね。絶対に!」


ヒロシ「あふ。すごい。なんか、心に青空がひろがっているよな気分。すがすがしい。気持ちいい。数分前の汚れた自分など、この世から消えてしまえ!」


マルぼん「ああ。みらいの世界の洗濯機には、心を洗う機能もついているから」


ルナちゃん「その洗濯機、うちで使ってみない?」


 ルナちゃんの宗教と提携して始めた『洗濯機で心を洗浄商売』は、心に闇をもつ人を中心に大ヒット。ルナちゃんの宗教にも、新規入信者が大量に押し寄せてきたそうです。うはうは。


ルナちゃん「馬鹿をだまして、洗濯機につっこむだけでぼろ儲け。たまにゃいわ~」


マルぼん「……」


ルナちゃん「どしたの?」


マルぼん「やっぱ、あれだ。暴利をむさぼりすぎだよ。
もっと格安の値段にするか、宗教関係ナシにしない? それがダメなら、マルぼんは手をひくよ」


ルナちゃん「ヒロシさん」


ヒロシ「へい」


 ルナちゃんの合図で、マルぼんに銃口を向けるヒロシ。心を洗う『みらいのせかいの洗濯機』も、足を洗うことはできませんでした。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ヒロシ、世俗を捨てる」の巻
※今回のヒロシは、世をはかなんで出家して、雲戒という名前になっている設定です。


雲戒「母上! 母上はいずこか!」


マルぼん「ママさんなら『新しいお父さん、できちゃうかもよ?』と言って、でかいボストンバックを抱えて出かけて行ったよ」


雲戒「な、なんと。今日はナウマン象やルナちゃんと『ママキング』に興じる予定だったというのに」


 『ママキング』は、互いの母親を戦わせ最後まで生き残った人が勝利という最近微笑町で大ブームのゲームです。近々、法律で規制される予定もあるとかないとか。


雲戒「マルぼん、今すぐに母上を用意してほしいのだが」


マルぼん「むう。そんな機密道具はないなぁ。あ、そうだ。あそこならあるかも」


雲戒「あそこ?」


 マルぼんは雲戒をタイムマシンに乗せ、未来の世界へと旅立ちました。


マルぼん「さぁ到着。ここは未来の世界の100円ショップさ」


雲戒「色々売っているみたいだな。…これは?」


マルぼん「100円臓器」


雲戒「キモい! キモい! って、臓器もあるってことは」


マルぼん「そう。あるんだ。100円人間」


雲戒「命、安っ」


 未来の世界の100円ショップには人間だって売っています。陳列されている100円人間たちを前に、絶句している雲戒上人。


マルぼん「いや、100円といっても、きちんと国籍のある人間じゃないんだ。100円販売のために科学の力で量産された人間なの」


雲戒「でも。100円人間といえども人間は人間。嫌がることを無理強いするのは…仏道的にどうかと…」


マルぼん「安心して。100円人間たちもきちんと納得しているから。その証拠にほら。陳列されている100円人間たちはみんな満面の笑みだろ」


100円人間A「HAHAHA!」


100円人間B「素敵な運命。私の運命」


100円人間C「お坊さん。お坊さん。あなたに会えた今日という日の記念に、ガッチリと握手をしましょう」


マルぼん「ほらほら。みんな明るいだろー。未来の世界は平和だろー」


雲戒「今の100円人間…握手するフリして紙くずを手渡してきたんだけど…。
それに『ヘルプミー』って書いてあるんだけど…しかも、血で」


マルぼん「はいはい、人権万歳人権万歳」


 適当な100円人間さんを購入し、ママさんということにして『ママキング』に参戦した雲戒上人。


ルナちゃん「ママ、火炎放射よ!!」


雲戒「させるかっ!! 母上、突き刺す(出刃包丁で)攻撃!」


ルナちゃん「ああん! ママがぁ、ルナのママがぁ」


ナウマン象「雲戒のママさん、強え…」


金歯「顔が変わってから鬼でおじゃるな、鬼」


雲戒「100円なのに…正直驚きました」


100円ママ「驚きの安さで驚きの品質。これぞ未来の世界の科学力なのです。あ、これお弁当。いっぱい食べてね」


雲戒「このきんぴらごぼうの旨いこと! ぶっちゃけ、わが子を放置してどこかの馬の骨と一緒に愛と言う名の泉につかる
本物より、よっぽど母上らしい…」


100円ママ「恐悦至極」


雲戒「あ、あの…もしよろしければ、拙僧の母上に…なってくれませんでしょうか」


100円ママ「OKです。OKですよん」


雲戒「や、やった…」


100円ママ「お、おお、おおーけーですーけーですーおーけーですですーでででですーおけおけおけおけけけけけけおおおんおんおんんんんOKOKOKOKOKO」


雲戒「は、母上…!?」


100円ママ「きょえー!!」


雲戒「や、やめてください…ぐ、ぐるじい…」


 鬼のような形相で、雲戒上人の首を絞める100円ママ。まぁ、あれです。100円は100円。以上、親くらいは、デパートや百貨店で売っている高価なものを買ったほうがよいというお話でした。まったねー。


日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「コレクション」の巻
金歯「こっちが1980年代に活動した連続殺人犯の使用していたスポーツカー。こっちが1976年にイギリスを震撼させた
殺人鬼愛用のナイフ。朕の猟奇殺人犯コレクションはまだまだあるでおじゃるよ」


ナウマン象「こっちが3丁目の未亡人の×××(自主規制)。こっちが4丁目の後家さんの×××(自主規制だってば)。
どうだい。俺様のやもめコレクション。たいしたものだろう」


ルナちゃん「これがヨクブカ国のブツヨク大学の博士号、これがカネシダイランドの名誉国民になったことを示す勲章
他にも世界のいろいろな国や大学から与えられた栄誉が山のように! 国内のものがひとつもないのはなぜかって? 
はい、おまえ、来世は蛆虫!」


ヒロシ「別にうらやまし…うらやましくなんか…うらやましい~!!」


マルぼん「なに、今すぐにみんなが驚くようなコレクションが欲しいだって?」


ヒロシ「それもできるだけ安く手に入るやつ!!」


マルぼん「『コレクションゲット機』。名前そのままの効果で、条件を入力すれば、それに適したコレクションを転送してくれる。あ、ちなみに有料だから。それと、珍しいコレクションを用意してもらうにはある程度時間もかかる」


ヒロシ「それなら、『元手がまるでかからず(無料が望ましい)、今すぐにも手に入る超レアもの』という条件を入力してみよう」


 小一時間後。


ヒロシ「なんかよくわかんないけど、条件にあうコレクション見つけた!すぐにでも転送してくれるらしい!!」


マルぼん「マジで!? そんなおいしいものがあったの!?」


ヒロシ「よし。契約完了」


マルぼん「コレクション、転送しましたって」


ヒロシ「やたー!よくわかんないけど、これでナウマン象どもにげふっ」


 ヒロシが吐血したので、マルぼんは急いで病院へ連れて行きました。


医師「検査しましたけど、いやーびっくり仰天。1000万人に1人なるかならないかのレア病気『ポックリ病』だったんですよ、ヒロシくん。しかもそれだけじゃない。『秋の夜長病』と『えころじもっくん大炸裂病』と『来世にご期待ください! 病』と
『へらちょんぺ病』と『なんか女の声がする。たすけてお母さん!病』にもかかっている。どれもこれも、100万人に1人クラスで、しかも即死クラスのレア病! 大手大学病院にもカルテはないですよ。正直、ナマツバものです。あー解剖してー。超解剖してー。あ、ちなみにどれも治療法が見つかってませんのであしからず。」


 ステキなコレクションを体に秘めることになったヒロシは即入院。病室には、見舞い客が届けてくれた多種多用なお花が並んでいます。


マルぼん「立派なお花コレクションだね」


 

日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「やったね! 定時帰宅~夢だった幻だった~」の巻
ヒロシ「国語の宿題は、えっと…『諺を盛り込んだお話を1本作れ』だって」


マルぼん「『幼馴染とツンデレの2人のヒロインにかまかけていたら、2人両方にフられて、男友達とラーメンを喰いに行くエンディング。これがほんとの「二兎追うものは一兎も得ず」』。こんなカンジか」


ヒロシ「たぶんおそらくそういう感じだけど、小学校の宿題に、幼馴染とかツンデレとか単語を盛り込むのはいかがなものかと」


マルぼん「ここに、この間使った『ことわざ再現機』がある。これを使って現実に、諺のようなことをおこして、それを参考に
物語を創作すればいい」


ヒロシ「よし。この『ことわざ読本』から適当な諺をひとつ選んで、再現機に入力してみよう。ど・れ・に・し・よ・う・かな」


マルぼん「まった。この『ことわざ再現機』は新型で、ことわざの本を中にぶち込むことで、その本に乗っている
ことわざからランダムでひとつを選んで、再現してくれる機能があるんだ。ランダムのほうが面白くないか?」


「そりゃそうだ」というヒロシの同意を得たので、マルぼんは『ことわざ読本』を『ことわざ再現機』にぶち込みました。そして小一時間。


ヒロシ「なにもおこらないなぁ」


 ため息をつくヒロシ。ちょうどその時、ヒロシの口の間を飛んだハエが、
ポトリと落ちました。


ヒロシ「ハエが死んだ」


 死というものに特別な感情を持っている(死の瞬間を間近に見るとその晩は眠れないほど気分が高揚する、など)ヒロシは興奮して、息を荒げました。その途端、マルぼんの手持ちのガイガーカウンターが、ものすごい量の放射能を計測した後、大破しました。


 ヒロシの部屋のあらゆるものが腐りだし、空を飛んでいた鳥は落ち、草木は枯れ、道を行く通行人たちは血を吐いて果てていきました。放射能以外にも色々もれているようです。ヒロシの口から。


 放射能以外にも、ヒロシの口から色々なものがでてきます。覚せい剤の詰まったトランク、拳銃、国と国との間の微妙な国境線、亡命してきた人、作るつもりはなかった赤ちゃん、引き取る羽目になった徘徊するお年寄り、他多数…


 マルぼんは体を引きずって、『ことわざ再現機』のモニターを確認しました。このモニターには、再現していることわざが表示されます。


『口は災いの元』


マルぼん「なるほど!」


ヒロシ「誤用じゃねえか!」


マルぼん「ご容赦を!」


 マルぼんは『ことわざ再現機』の効果に疑問を覚えました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ときメモ1って、藤崎詩織ENDが公式ってことになったと聞いたんですけど本当ですか。僕の中では古式ゆかりENDが公式なんですけど。どういうことですか」の巻
ヒロシ「『マルぼんと暮らす』の主人公は僕。ヒロインはルナちゃんなわけだけど、最近気づいた。主人公と会うたびに『あなたこのままじゃひどい病気になって、苦しんで果てるわよ。助かるには多額の寄付をするしかないの!』とか言ってくる女は、ヒロインじゃない」


マルぼん「左様。よくぞそこに気づいた」


ヒロシ「新しいヒロインだしてー!」


マルぼん「『ヒロイン人形』~」


 機密道具『ヒロイン人形』は、のっぺらぼうな人形です。目も口も耳もございませんが、鼻のあるべき場所には赤いボタンがございます。


マルぼん「理想のヒロイン像を頭に描きながら、このボタンだを押すとだな、人形が、思い描いたヒロインそのままに化身するんだ」


 そんなわけで。


新ヒロイン「べ、べつにアンタのために、人形からヒロインに化身したわけじゃないんだからね!」


ヒロシ「『マルぼんと暮らす』、新ヒロインのツンデレさんです」


ナウマン象「ツンデレや!」


金歯「ツインテールや!」


ルナちゃん「まぁ、男どもときたら!」


ヒロシ「ふんだ! 教祖に決められた相手としか結婚できないヒロインのくせに! つねに真っ黒なローブに身を包んでいて『異性に裸を見られたら、相手を殺すしかない(愛するという選択肢はなし)』と決められているヒロインのくせに! 『死体はがんばれば生き返るので、そのまま放置』とか教えられているヒロインのくせに!」


ルナちゃん「おぼえてけー!」


マルぼん「やったね『マルぼんと暮らす』新時代到来だ」


ヒロシ「ところでマルぼん」


マルぼん「うん?」


ヒロシ「時代はダブルヒロインですよ?」


マルぼん「ダブルヒロイン? ようするにあれか、もうひとつ『ヒロイン人形』をだせと」


ヒロシ「YES」


マルぼん「残念。あれは高いんだ。さっきツンデレを作るのに使ったのも、くじ引きであたったやつだし。無理だよ」


ヒロシ「ここに、様々なものを犠牲にして成しえた、まとまったお金がある。ほんと、色々なものを犠牲にして作ったお金! これで『ヒロイン人形』をプリーズ!」


マルぼん「おまえ、その腹の手術跡…まさか臓器を。わかった、わかったよ。ヒロイン人形を買ってきてやるよ」


 そんなわけで用意した、2つ目のヒロイン人形。


ヒロシは「むひょー」とか言いながら、鼻のスイッチを押しました。


 変化を始める人形。


マルぼん「どんなヒロインを望んだんだ」


ヒロシ「西にツンデレあれば、東に幼馴染あり! 小さい頃からいつも一緒で、たくさんの思い出を共有してきた、互いのことならなんでもわかる幼馴染の女の子。幼馴染は不遇とか言うやつは、僕がでていってやっつける!」


マルぼん<「なるほどなぁ。お。ヒロイン人形の化身が終わったみたいだ。あれ?」


 人形が化身したのは赤ん坊でした。赤ん坊。


ヒロシ「ヒロシ。これはいったい…」


マルぼん「どんなヒロインにでもなれる『ヒロイン人形』でも、思い出は捏造できない。だから、『これから思い出を作れる状態』で化身したんだ!」


ヒロシ「そ、そんな。わが身を切り売ってまで望んだヒロインが、赤ん坊。そんな。あは。あははは」


 ぷちん


マルぼん「ヒロシ?」


ヒロシ「ハーイ!」


マルぼん「!?」


ヒロシ「ハーイ! チャーン! バブー!」


 よだれをたらしつつ、四つんばいになり、部屋中をハイハイして動き回るヒロシ。しばらくすると、疲れたようで赤ちゃんの隣で寝転び、スヤスヤと寝息をたてはじめました。完全に、脳が赤ん坊にまで退化しています。


 並んで眠る、赤ん坊と脳内だけ赤ん坊。『ヒロイン人形』は、完全な『小さい頃からいつも一緒で、たくさんの思い出を共有してきた、互いのことならなんでもわかる幼馴染の女の子』を作り出すため、ヒロシまで『これから成長する状態』にしてしまったようです。


 マルぼんは「ヒロイン人形」の効果は絶大だと思いました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ヒロシと微笑の爆弾」の巻
金歯「ヒロシ」


ヒロシ「うん? なんだい、金歯」


金歯「うぬな、朕が死んだら殉死しろ。遺体は朕と同じ墓に埋葬してやるから。兵士の石像とかと一緒に」


ヒロシ「は? そんな未来ごめんこうむるよ!?」


金歯「朕に逆らうのでおじゃるか?」


ヒロシ「く…」


 金歯の親父は町一番の権力者。批判的な人が次々と不審死をとげるくらいの権力者。微笑町の住民の半数が金歯の親父の会社で働いているほどの権力者。


 酒を飲んでは暴れ、免許もないのに車(親の)を乗り回し、『遊ぶ金よこせ』『携帯の代金払え』『学校やめる。専門学校行く。今度こそちゃんとやるから、金くれよ』『しつけのつもりだった』と息子の給食費にまで手をだす未成年の少年を親に持つヒロシには、勝ち目などカケラもあるはずがなく、ついにヒロシは殉死をする約束をし、契約まで結ばされたのでした。3500円で。


金歯「愛らしいメイドさんも、たくさん殉死する予定でおじゃるよ」


ヒロシ「え、マジっすか、するするー!! 殉死するー!! すぐにでも死にますですことよー!?」





ヒロシ「ふんふんふん♪ 死後は可愛いメイドさんと古墳ランデブー。三途の川で『うふふ。私を捕まえてごらんなさーい』『待てよこいつー』さ。うらやましいだろっ。うらやましかった君も死んでもいいよ」


マルぼん「殉死して主君と同じ墓に埋葬されるって意外とハードだよ。墓荒らしがきたら、生き返って抵抗しないといけないし」


ヒロシ「え、なにそれ!? そんな話聞いてないよ!? し、死ぬのいやー! 殉死いやー! 普通に病院のベッドで点滴の管まみれの状態で息を引き取りたいー! 家族に看取ってもらうおうなんて贅沢は言わないから、せめて偶然部屋の清掃にきたパートのおばちゃんに看取られたいのー!」


 死の恐ろしさを知ったヒロシは、マルぼんに泣きついてきました。その悲しみは、やがて憎しみへと変化。


ヒロシ「金歯の野郎、純真な僕を騙しやがって! 騙しやがって! いつだってピュアな人間は、どす黒い欲望の犠牲になるんだ! 僕のピュアハートを欲望に踏みにじられる!」


マルぼん「なら復讐でもなんでもすればいいじゃん。どうせ未成年だろm未成年。ボーイズビーなんとかだよ、なんとか。
大志をその胸に抱かなきゃ」


ヒロシ「ムリだよ。あいつの親父は権力者だよ。あいつの親父が『給食費を盗んだのはヒロシです』って言ったら、たとえそうじゃなくても給食費を盗んだ犯人は僕になるの。それに、うちの家は先祖代々金歯の家の小作人だから、逆らえない。
金歯はそれを知って僕に嫌がらせをするんだ」


マルぼん「『親の七光り』ってヤツだな」


ヒロシ「『親の七光り』より『親の因果が子に報い』という言葉のほうが絶対にいいと思うんだけどね、僕は」


マルぼん「それだ!!」


 マルぼんはヒロシのために『親の因果が子供にダイレクトに反映される機密道具』を用意してやることにしました。




ママさん「ヒロくん、金歯の坊ちゃんたちが遊びに来てくださったわよ」


金歯「やぁ、久しいでおじゃるな。ウヌが墓のどこに埋葬されるか決まったので、わざわざ知らせにきたでおじゃるよ。ナウマン象たちも一緒でおじゃる」


ナウマン象「金歯から、オマエが殉死するって聞いてな。ほら、すぐにもらえる保険を用意してきたんだ」


ルナちゃん「受取人は私たちよ♪ さ、サインをこの契約書に♪ 書けたなら、光の速さで殉死して♪」


ヒロシ「こいつら。こいつら狂ってる! マルぼん、こうなったらあの機密道具を」


マルぼん「OK。はい、『親の因果光線銃』!」


ナウマン象「こ、光線銃?」


マルぼん「この光線銃から発せられるビームをくらった人は、親の罪に比例した罰を与えられる。つまり、親が悪ければ悪いほど、子はひどい罰を受けるんだ。まだ試作品なんで色々制約はあるけど、その効果は抜群さ」


ヒロシ「ふふふ。まずは貴様だ、ナウマン象」


ナウマン象「な、俺の親父が何をしたって!? 普通に消費者金融を営み、普通に厳しく取り立てをしている俺の親父が!
返済の遅れた人の臓器は容赦なく奪っちゃうくらい怖いけど、実は女装が趣味という子猫みたいにカワイイところがあるうちの親父になんの罪が!」


ヒロシ「10年前、金歯の家の小作人たちが一揆の企てをした。でも計画はどこからともなく洩れていて、参加した小作人たちは全員処刑された。この事件のことはしっているカナ?」


金歯「!!」


ヒロシ「計画を金歯一族に洩らしたのは、当時は小作人の1人だった貴様の親父。貴様の親父は金歯からもらった金で消費者金融をはじめて、現在に至る。さぁ、この『親の因果』、ナウマン象にどんな罰を与えるのかな? ポチッとな!」


ナウマン象「ウホッ!」


ビームをくらい、一瞬にして塩の柱と化したナウマン象。


ヒロシ「次はルナちゃん! 君のお父さんは、気の弱い人を『このままじゃ悪い病気になるザンス』『足の裏にできたホクロは癌ザンス』『君のホーリーネームはスポポビッチだ』『修行するぞー修行するぞー修行するぞー』と脅し、象牙の印鑑や高価なツボや聖水(風呂の残り湯)を売りつけて荒稼ぎした。しかもこの前『娘さんプリーズ!』と泣きついた僕に冷たい態度をとり、警察に通報した。さぁ、この『親の因果』、ルナちゃんにどんな罰を与えるのかな? ポチッとな!」


ルナちゃん「ウホッ!」


ビームをくらい、一瞬にして塩の柱と化したルナちゃん。


ヒロシ「次は金歯、貴様…」


金歯「畜生!!」


 咄嗟に札束の入ったアタッシュケースをヒロシに投げつける金歯。ヒロシの落とした『親の因果光線銃』を拾った金歯は、
銃口をヒロシに向けました。


金歯「形勢逆転超逆転!」


ヒロシ「ぐぬぬ」


金歯「朕は知っているでおじゃるよ。ヒロシ、貴様の今の父親がとんでもないヤツだってことを。この前は盗んだバイクを売り払ってつかまり、その前はピンクチラシ貼りでつかまり…」


ヒロシ「い、言うな!!」


金歯「さぁ、この『親の因果』、貴様ににどんな罰を与えるのでおじゃるかな? ポチッとな!」


ヒロシ「ひっ!?」


なんということでしょう。ヒロシはビームを浴びたにも関わらず、なんの変化もしませんでした。マルぼんは驚いている金歯に向けて唾をはきました。


金歯「う、うぁぁぁ?」


 石化する金歯。マルぼんの唾に触れた者は石化するのです。


ヒロシ「しかし…なんで『親の因果光線銃』は僕に通用しなかったんだろう」


マルぼん「こいつは試作型だから、色々欠陥があるんだ。例えば」


ママさん「ヒロくん、前のパパ(未成年)はついに取り返しのつかないことをしでかしたから追放しちゃったの。インターネットの掲示板で知り合ったこの人が新しいパパよ」


新しいパパさん「ははは。よろしくね。ははは。パパと呼んでもいいぞう」


マルぼん「例えば、父親がどこの馬の骨か特定できない人には効果がない、とか」


母の(色々とたくさんの)愛に救われた。今回はまさにそんな事件でした。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「生きよう。みんなで」の巻
ビデオ『人間もまた自然の一部であるのです』


マルぼん「ヒロシくん、なんのビデオを観ているの?」


ヒロシ「ルナちゃんが貸してくれたビデオ。『別に絶対間違いなく宗教とか関係ない、観れば心が綺麗になるビデオ』なんだって」


マルぼん「のめりこむのは、懐に余裕がある時にしておくれよ」


ビデオ『人間は1人では生きてはいけません。他の、たくさんの人たちの力で生きているのです。それを実感しましょう。そのためには、この霊験あらたかなツボを』


ヒロシ「ツボとか必要なしに、『たくさんの人たちの力で生きている自分』を実感したいなぁ」


マルぼん「『じっカンバッヂ』。こいつをつけていれば、実感したことをすぐに実感できる事態に遭遇できる」


ヒロシ「へえ」


『じっカンバッヂ』をつけて外出するヒロシ。しばらくして。


ヒロシ「きゅう~げふっ」


ナウマン象「や、やってしまったぞ。死んだ!」


金歯「そ、そんなそんなばかなでおじゃる」


ルナちゃん「どうします!? どうします!? やっぱ自首!?」


金歯「いや、いや。朕に良い考えがあるでおじゃる。ヒロシは『死んでいないこと』にするのでおじゃるよ。ヒロシの携帯電話もここにあることだし」


ルナちゃん「?」


翌日


ナウマン象「え、大沼君ですか。ええ、昨日一緒に遊びましたよ。元気そうでした」


金歯「昨日、電話がかかってきたでおじゃる。着信履歴にも、ほらこのとおり」


ルナちゃん「昨日、『これから長い旅にでる』とか言っていました、大沼くん」


警官「こりゃ失踪だな」


警官「失踪だ、失踪」


警官「生きているみたいだし。よかったな。はい、捜査終了~」


 こうしてヒロシは、みんなの力で生きていることになりました。マルぼんは『じっカンバッヂ』の効果は絶大だと思いました。

日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「娯楽作品(思想入り)」の巻
ヒロシ「ただいまー。おなか減ったよー。今日の晩御飯なにー?」


 晩御飯を作ってくれるママさんが、数年前に「蕎麦屋へ器を返しにいく」と出て行ったきり帰ってこないことに気づいていながら、言わずにはいられないヒロシなのでしたー。


ヒロシ「あ、赤飯が炊いてあるじゃないか!」


 なんということでしょう。食卓には大量の赤飯が置かれているではないありませんか。


ヒロシ「うわー。何週間ぶりのまともな食事だろう! もぐもぐ。おいしいおいしい!」


マルぼん「あ、おまえ…、その赤飯は機密道具だぞ」


ヒロシ「え!?」


マルぼん「未来の世界では『子供が選ぶ将来なりたい職業ランキング』で一位に輝くほど、赤飯が人気なんだ。でも、赤飯は祝い事があるときしか食べることができないと法律で決まっている。法律を破ったら、男子は去勢されるちまう。そこで考えられたのが、この機密道具」


「祝い事がなければ食べてはいけないのなら、食べれは祝い事がおこるようにすればいい」という発想で作られた、『祝い事赤飯』です。


マルぼん「食べれば祝い事がおこる」


ヒロシ「なんだ、よいことじゃないか」


マルぼん「食べれば食べるほど、ビッグな祝い事がおこるんだ。ヒロシくん、あんんだけの量を全部食べちまって…」


ヒロシ「う。急に吐き気が…しかもすっぱいものが食べたくなってきた。そしてなんだ、この、
なにかを守りたくなるこの感情!」


マルぼん「これはまさか!」


マルぼん「…おめでとう」


 全ての母たちへ、ありがとう。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「とくになし」の巻
ナウマン象「はははは。どうだ、俺様の暴力は! 暴力の味はー!」


ヒロシ「げふっ。ナウマン象の暴力、さすがに鬼のように痛い! しかし、我に秘策ありー!!」


 ヒロシは、マルぼんに機密道具『弱点見抜きメガネ』を借りています。このメガネをかければ、相手の弱点が瞬時にわかるのです。


ヒロシ「メガネをかけたで! さぁ、ナウマン象の弱点はどこだ! 目か、アキレス腱か、男性のシンボルか!」


 殴られながらも、『弱点見抜きメガネ』を装着するヒロシ。


ヒロシ「見えた、ナウマン象の弱点! 『いい齢をして、小学生に混じって遊んでばかりいるわが子を心配して、死ぬに死ねない年老いた両親』だって! よし!」


ナウマン象「なにが『よし!』だ!」


ヒロシ「ぎゃー」


 ナウマン象のパンチが、『弱点見抜きメガネ』を叩き割りました。次はすぐに使える弱点だとイイネ!


 

日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「25年度の決算も終わり、これからはそれなりにゆっくりできるかと思ってましたが、それははかない夢だったのです」の巻
 マルぼんは毎月、大沼家に生活費を15万円ほど支払っているのですが。


ヒロシ「今月は支払うことができないだとぉ?」


マルぼん「そうなんです。そうなんです」


 ヒロシの蹴りが、マルぼんにヒットしました。


マルぼん「痛いです。痛いです。やめてください。やめてください」


ヒロシ「理由を話していただこうじゃありませんか!」


マルぼん「仕事先が経営不振でつぶれそうなんです。つぶれそうなんです」


ヒロシ「マルぼん働いていたの!」


マルぼん「ええ、正社員で」


ヒロシ「正社員! いったいなんの仕事よ!?」


マルぼん「仕事先は遊園地です。マルぼんは、あきらかに異次元の生物みたいな外見を利用して、その遊園地のマスコットキャラクター『アグレッシブくん』そしてその彼女という設定の『ドメスティックちゃん』として働いているのです(一人二役)」



ヒロシ「マスコットキャラ! マルぼんがマスコットキャラ! 歩いた跡になんかネチャネチャした液体が残るマルぼんがマスコットキャラ! マルぼんが寄ったという理由だけで、喫茶店に営業停止処分が下されるってのに、マルぼんがマスコットキャラ! 時々マルぽんと書き間違えても違和感ないってのに、マスコットキャラ! マルぼんが住み着いた翌日に隣人によって『大沼さんの家から異臭がする。死体を隠しているに違いない』と通報されて警察の捜索を受け、大沼家の一族郎党全ての指紋が警視庁に永久保存されるハメになったってのに、マルぼんがマスコットキャラ! マルぼんに触れたら、触れた部分が異様に痒くなるってのにマルぼんがマスコットキャラ! マルぼんが近づくだけで、犬が同じ場所を何回も何回もグルグル回りだすという異常行動をはじめるってのに、マルぼんがマスコットキャラ! マルぼんが海に近づくで、近くを泳いでいたイルカが一斉に陸に上がって自ら死を選ぶという異常行動をはじめるってのに、マルぼんがマスコットキャラ! 『戦前、とある農家の牛が突然マルぼんを生んだ。生まれたマルぼんは「もうすぐ、たくさんの人が死ぬ」と人間の言葉でしゃべってすぐに死んだ、数日後、その農家の近郊大事故が起きて、多数の死者がでた。それ以来、マルぼんは不吉な出来事として忌み嫌われるようになった(ザニー出版 エリザベス澤田著『葬式の時にウケる666の小ネタ』より抜粋)』という伝説があるくせに、マルぼんがマスコットキャラ! 」


マルぼん「悪口はやめるだ!」


ヒロシ「どうせなら機密道具の力で遊園地を繁盛させればいいじゃん」


マルぼん「言われてみるとそうだな」


 マルぼんがマスコットとして働いている遊園地『微笑コケティッシュパーク』は、金歯の叔父にあたるパール沢沼氏が作った遊園地です。愛娘が、近所の公園で他の友達と遊んでいるのを見かけた沢沼氏は、「このままではうちの娘がどんな病気を移されるかわかったもんじゃない」と、娘だけの遊び場を作ることを決意し、私財を投げ打って造った、愛に溢れる遊園地です。


 おもなアトラクションのほとんどが人力で動いています。金歯一族の奴隷のみなさんが、昼夜関係なく、必死に動いて、メリーゴーランドや観覧車や急流すべりや、ジェットコースターを動かしてます。人が動かす遊園地と言うやつです。動物園の要素もあって、ワシントン条約で保護されている動物や日本には生息していないはずの希少動物の数々が、なぜか飼育されていたりするのも特徴でした。夜は、派手な花火(一発の価格が、お年寄りが夢見る超高級老人ホームの入居料と同額)とパレードが見ものです。当然、パレードは奴隷の皆さんが車とかを引っ張っています。


 すべてのアトラクションがほぼ無料(奴隷を使うから)で動かすことができるので、経営はとてもうまく行っていたようです。そんな『微笑コケティッシュパーク』が経営難に陥ったのは、一族内で沢沼氏が失脚してからでした。沢沼氏から経営権を譲り渡された町の子供会の会長はとうぜん奴隷なんてもっていないので、奴隷の皆さんで成り立っている『微笑コケティッシュパーク』の経営がうまくいくはずもありません。で、閉園の運びと相成ったのであります。


会長「機密道具で経営を立て直すだぁ?」


マルぼん「マルぼんにまかせなって!」


会長「時、すでに遅しだよ。アトラクションのほとんどは処分して、あのメリーゴランドしか残っておらん」


マルぼん「ここに、どんなつぶれかけの遊園地でもたちどころに客が来るようになるという、『笑顔の種』という機密道具がある。これを遊園地の敷地内に埋めるだけで、どんな遊園地でも繁盛するようになるんだ。たとえメリーゴーランドしかなくても、たぶん絶対大丈夫」


 マルぼんは、メリーゴーランドのすぐ側に『笑顔の種』を植えました。するとどうでしょう。突然あたりが光の泡に包まれはじめたではありませんか。遊園地を包んだ光の泡は浮上し、移動を始めました。


マルぼん「このメリーゴーランドがもっとも繁盛する場所を求めて、旅にでることになったみたいだな」


 空を移動して数時間。見たことも無い辺鄙な土地に遊園地は着地しました。どうもどこかの森の入り口にあたる場所のようです。


会長「おい、なんだここは。意味わかんない森の入り口だぞ。微笑町よりはるかに人が少ないぞ!ほんとうに繁盛するのか」


男「あの」


会長「わ!?」


 いつの間にか、会長とマルぼんの後ろに若い男と、そのツレらしき女が立っていました。2人はとても暗い表情をしていました。


男「乗らしてもらってもいいですが、メリーゴーランド」


会長「かまいませんよ?」


女「乗りたくない」


男「ほしいだろ、思い出くらい」


女「……」


 女性の沈黙は肯定だったようです。2人はメリーゴーランドの馬にまたがりました。


会長「よ、よしマルぼん、動かしてくれ」


 マルぼんは、メリーゴーランドの横に巨大な石臼へ駆け寄りました。この石臼は人力で回転させることができ、回転で発生したエネルギーが、メリーゴーランドの動く元になっているのです。石臼を回転させるのは奴隷さんたちの役目でしたが、前述のように奴隷さんたちはいなくなっておりますので、マルぼんが1人で動かすしかありません。


 小屋の入り口付近では、会長さんが得意の浪曲の準備をしています。メリーゴーランドの楽しい音楽も、自分で用意しないといけないのです。


 会長の歌声とともに回り始めるメリーゴーランド。馬上の2人は、泣きながら笑っていました。


男「ありがとうございました。これは料金です」


 数分後。馬から下りた男が渡してきた代金として渡してきたのは、封筒いっぱいに入った札束でした。


会長「こんなにいただけませんよ!」


男「楽しい思い出を、お土産にくれたお礼です。それに、僕らにはもういらないものですから。では、ありがとうございました」


 男は、ツレの女性とともに歩き始めました。


マルぼん「そっちは森ですよ」


 無視して、森の中へと消えていく2人。マルぼんは追いかけたのですが、2人の歩みは速く追いつくことができませんでした。あきらめて帰る途中、マルぼんは森の入り口にたくさんの看板があることに気づきました。


「はやまるな」


「君を待っている人が必ずいる」


「生まれてきたことは奇跡」


などど書かれたたくさんの看板が。


 メリーゴーランドのところへ戻ると、会長が新しい客と話をしていました。新しい客は、親子3人の家族連れ。子供は「ボロいメリーゴーランド!」とか言って元気そうですが、親のほうは暗い顔。それでも会長は、客が来て大喜び。


会長「こんな森でも、意外と客がくるもんだな! しかもこのお客さんも、有り金全てをくれたよ!」


 結局、交通が不便なのでマルぼんは『コケティッシュパーク』を辞めたのですが、風の噂によるとわりと繁盛しておるようです。人間は、最期の思い出くらいは楽しいものにしたいものです。微笑町の年間自殺者の数を考えると、パークの繁盛もありえる話だとマルぼんは思いました。


 マルぼんは、『笑顔の種』の効果は絶大だと思いました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「恋しくて5月」の巻
 微笑町出身の女演歌歌手・山田メイド服さん(38歳)が亡くなりました。
先輩演歌歌手で、歌謡界で絶大な権力をもっているサブ島ノース郎氏に謀反を起こそうとして、
返り討ちになったのです。サブ島氏は、メイド服さんにとって特別な人でした。時には師匠、時には親代わり、
時には恋人。なぜ謀反を起こそうとしたかは、歴史の闇だけが知っています。


 メイド服さんと親交のあった歌手数人が、彼女の曲をカバーしたアルバムを発表しました。その歌手の中には、我らが金歯の姿も。


ヒロシ「金だ! 金の力だ! あの薄汚い金歯は、薄汚い金の力で、メイド服さんのカバーアルバムに参加しやがった!」



マルぼん「そう」


ヒロシ「ボクも誰かのカバーアルバムとかに参加したいよ。アルバムじゃなくてもいい! なんでもいい、カバーしたい!」


マルぼん「そうだな。それならこういう機密道具がある。これは…『ボラシニコフの淡い涙』という機密道具で」



黒服「おい、大沼。時間やで」


ヒロシ「え、もうですか」


黒服「そうや。さっさときて、さっさと働いて、さっさと金をかえさんかい」


ヒロシ「うう。体調が悪くなるからいやなんだよな」


 黒服はヒロシをつれて出て行きました。ヒロシを保証人にして借金を残したルナちゃんが姿を消したため、いまからヒロシはバイトで町内にある発電所内部の掃除です。防護服をつけていると入ることのできない、小さな隙間を徹底的に掃除するのが主な内容です。これなら、一年ほどで借金を完済できるそうです。


 すでにヒロシは、ルナちゃんの人生をカバーしていました。マルぼんは、出してもいないのに力を発揮していた
『ボラシニコフの淡い涙』の効果は絶大だと思いました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「転校生騒動」の巻
マルぼん「なに、転校生の美少女とお近づきになる機密道具がほしい? へえ。転校生なんてきたんだ、きみのクラス」


ヒロシ「いや、転校生なんていないよ。だから、転校生が来る機密道具がほしいの」


マルぼん「『フラグ食パン』。この食パンを口にくわえて『わー遅刻遅刻~』と叫びながら
町中を走る。走っている最中にぶつかった同世代の人が、翌日、自分のクラスに転校生としてやってくる」


ヒロシ「わーい!」


 さっそく、『フラグ食パン』を加えてしまったヒロシですが、家をでるなり、変なおっさんにぶつかってしまいました。


おっさん「いてて」


ヒロシ「おっさんでも転校生としてくるの!?」


マルぼん「『フラグ食パン』の効果は同年代のみのはず。さすがにおっさんは無理だ。……って、あ、ああ!?」


 マルぼんびっくり。なんと、微笑町とは20年以上戦争中である隣の薄笑町の戦闘機が空を飛んでいたのです。それも大量に。戦闘機の爆撃で、火の海となる微笑町。


 この日の爆撃が決め手となり、微笑町は薄笑町に降伏。戦争は終結しました。


 半年後。学校の校庭で再開された青空授業。


ドクロまんじゅう(担任)「えー、転校生を紹介する」


おっさん「こんにちは」


ヒロシ「あ! あのときのおっさん!」


おっさん「あ、あのときの!」


ドクロまんじゅう「なんだ、大沼は知り合いか? このおっさんくんは、戦争のせいで子供のころに勉強ができなかったから、やり直すために入りなおしてきたんだ。仲良くしてやるように」


 おっさんまで転校生にしてしまう『フラグ食パン』の効果は絶大だと、マルぼんは思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「軽くなりたい」の巻
 ナウマン象「今夜のうちに町を逃げ出さないと、地元のヤクザにトンでもねえ目にあうんだよ! さっさと、俺ンちの荷物を運び出せよう!」


 ナウマン象一家の夜逃げを手伝うハメになったヒロシ。


ヒロシ「ひえええ、こんなたくさんの重い荷物、僕は運べないよう」


マルぼん「『軽々てぶくろ』。この手ぶくろをはめて物を運ぶと、そのものがどんなに重くても軽く感じるようになる」



ヒロシ「本当だ! この、なぜかコンクリートがぎっちり詰まっているドラム缶も、嘘みたいに軽く感じるぞ。これなら、簡単に運ぶことができる!」


 ヒロシは無事にナウマン象の家の家具を運び出すことができました。ナウマン象の恐れるヤクザにもきちんと「ナウマン象のやろう、逃げ出そうとしていますよ」と連絡をいれ、ヒロシは無事に解放されたです。


ヒロシ「今度はあれだよ。善意で誰かの荷物運びを手伝いたいな。この手ぶくろがあれば、どんなものでも軽く感じるんだし」


マルぼん「おいみろよ、あそこで何人かの暗い顔をした男性が、みんなでひとつのものを運んでいるぞ。きっととても重いんだ」


ヒロシ「よし、手伝ってこよう!」


 ヒロシとマルぼんは、『軽々てぶくろ』を装着して、荷物運びに参加しました。


ヒロシ「あれ、運んでいる人々、なぜかみんな喪服?」


マルぼん「あれ、この運んでいるものって、もしかして、棺桶」


運んでいた人A「しかしとんでもねえじいさんだったな」


 棺桶を運んでいた男性の顔が、あんなに暗かった男性の顔が、笑顔になっていました。


運んでいた人B「強欲で」


運んでいた人C「色情狂で」


運んでいた人D「いなくなってせいせいした!」


参列者A「もう、そこらへんの公園で燃やさない?」


参列者B「キャンプファイアーみたーい!」


 マルぼんは、荷物の中身の扱いまで軽くしてしまう「反重力てぶろく」の効果は絶大だと思いました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ゴミやしきVSヒロシ」の巻
 最近、あちこちから意味のわかんないゴミを持ち帰ってくる大沼ヒロシさん。持ち込まれたゴミはいつしか大量となっており。


ヒロシ「城だ、ここは僕の城だ!」


マルぼん「城は城でも、ゴミの城じゃねえか! どうするよ、近隣住民とは対立するし、マスコミは来るし」


ヒロシ「ゴミじゃありませんですぅ。財産ですぅ」


マルぼん「むかつく!」


 むかつくけど最後の手段には出れませんので、マルぼんは機密道具を出すことにしました。


マルぼん「『拾い物禁止スプレー』。えいっ」


ヒロシ「ああ、へんな物を吹き付けやがって!」


マルぼん「おい、そこに壊れたテレビが落ちているぞ」


ヒロシ「あ、本当だ! 財産だ! あれ!?」


 ヒロシが近づくと、壊れたテレビに足が生え、勝手に動き始めました。


 テレビだけではありません。落ちていた空き缶も、落ちていた漫画の本も、落ちていたなぜか頭部だけ切断されているあやしい人形も、ヒロシが近づくと足が生えて、逃げていってしまいます。


マルぼん「このスプレーをかけられた人が近づくと、落ちている物は拾われまいと逃げ出すようになるんだ。みらいのせかいでは、ゴミ屋敷の主人とかに強制的に使用される機密道具さ」


ヒロシ「ちくしょう、僕の負けだ。もうゴミ拾いはやめる!」


マルぼん「それがいいよ。落ちているものを拾うなんて、極力止めたほうがいいんだ」


通行人「たいへんだ、暴れ牛の群れがこちらにむかっているぞ!」


マルぼん「え?」


暴れ牛の群「ンモー!!」


ヒロシ「うぎゃー」


 暴れ牛の群れの恐ろしい突撃。幸いにもマルぼんたちは命を拾うことができましたが、ヒロシは……


 マルぼんは、命すら拾わせてくれない『拾い物禁止スプレー』の効果は
絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「本物の魅力」の巻
ヒロシ「かあさんが憤死したよ」


マルぼん「アホみたいな高値で購入した真珠が、偽者だったらしいね。そりゃ、憤死もするさ」


 マルぼんは、これ以上、偽者による哀れな犠牲者がでないよう、『偽者を本物に変える』効果を持つ機密道具「本物化スプレー」を用意しました。


マルぼん「このスプレーをかけた『にせもの』は、すべて『ほんもの』になる。有名ブランド品の海賊版にかけると、海賊版が本物のブランド品になるという寸法だ」


ヒロシ「そりゃあいいや」


 マルぼんとヒロシは、町に溢れる『にせもの』を根こそぎ『ほんもの』に帰るべく、スプレーを町中に散布しました。



金歯「ぎゃー!」


ヒロシ「なんだなんだ」


マルぼん「どしたどした」


ナウマン象「き、金歯のやつと、おもちゃの刀で『打ち首ごっこ~俺が山田浅右衛門で、お前が高橋お伝で~』をしていたんだけど、突然、刀が重くなって、気づくと金歯が……ひぃ!」


マルぼん「おもちゃの刀が本物の刀になっている! そうか、『本物化スプレー』の力で」


ヒロシ「警察を呼んだよ」


警官「ちいっす」


ナウマン象「や、やばいこのままじゃ死刑だ!ちがうんですー! ラ、ラジオから神の声がきこえて。罪を背負った者を楽にしてやれって啓示が!」


警官「はいはい。わかりましたわかりました。言っとくけど、最近の精神鑑定は甘くないよ?」


ヒロシ「警官のやつ、完全にナウマン象が精神がアレなフリをしていると見抜いているよ」


 マルぼんはとっさに『本物化スプレー』をナウマン象にかけました。


ナウマン象「コ、コケー! コケーコケー!!」


 突然、鶏のマネをしだすナウマン象。


警官「なななななんんだ!?」


 ナウマン象は「ほんもの」になったのです。これで裁判も精神鑑定も乗り切れるでしょう。マルぼんは『本物化スプレー』の効果は絶大だと思いました。


ナウマン象「クケェェェェェェェェェェェェ!」



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「更新を忘れていた」の牧
ヒロシ「大人になんかなりたくねえよ、大人になんかなりたくねえよ! ぼかぁピーターパンだっ! でてこいよ、僕だけのティンカーベル! 飛びこんで来いよ、僕の胸に!」


 そんなことをいいながら、金属バットをふりまわす大沼ヒロシさん。今年で31歳。


マルぼん「このバカ、とりあえず眠れ!」


 マルぼんは、手持ちのお薬でヒロシを眠らせて、とりあえず落ち着かせました。目覚めたヒロシは我に返り、己が壊した家具の数々に青い顔。


ヒロシ「どうしよう。若さを弾けさせ杉田。父上や母上に、しつけと称して色々されちゃう!」


マルぼん「そういうときはこれです。『たたくと、たたかれたものが直る金属バット』。よく、調子の悪いテレビを叩いたら直ったりするだろ。あの現象を研究して、『叩いたことにより発生する治癒能力』をいつでも発揮できるようにしたのがこの機密道具なんだ」


ヒロシ「これで壊れたものを叩けばいいんだね!」


 嬉しくて嬉しくて、笑顔で壊れたものを叩きはじめるヒロシ。美しい笑顔であります。


ママさん「やめて、ヒロくん!」


パパさん「やめるんだ、ヒロシくん! やめるんだ!」


ヒロシ「あはははは」


 その夜、ヒロシは身体の病気を治す類の病院ではない病院へ入院しました。現在は、おもに薬物で治療中です。


 ママさんやパパさんは、あんなに「失敗作」と罵っていたヒロシに、つきっきりの看病です。


 マルぼんは、壊れた家族の絆まで直した『たたくと、たたかれたものが直る金属バット』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「平和のためなら女房もなかす」の巻
テロリスト「こんにちは。反政府テロ組織『まじかるぶれいど』でーす」


ヒロシ「なに、また学校占拠?」


ルナちゃん「最近、回数多くない?」


テロリスト「あいすいません。あ、こちら、縄です。互いの腕をしばってくださいね」


ヒロシ「もう慣れたよ」


金歯「ヒロシ、妙に手馴れた手つきでおじゃるな」


ナウマン象「今日はどんな要求するの?」


テロリスト「町内の銭湯の、総混浴化ですね」


ヒロシ「うへっ! 理想郷!」


サユリちゃん「もう、ヒロシさんのエッチ! 欲望の権化! ぷんぷんっ」


大脳「今日は塾があるから早く帰りたいでヤンス」


テロリスト「あ、大脳さんは外に出てもらって結構ですよ」


大脳「じゃ、皆様、さようならでヤンス」


ヒロシ「ええ!! 大脳だけ!? 僕、みたいサスペンスの再放送があるんだ」


サユリちゃん「私だって、ピアノのおけいこが」


金歯「財政界の大物との会食が」


 ガガガガガガガッ(マシンガン乱射)


テロリスト「うるさいですよ」


ヒロシ「ちくしょう、えこひいきかよう!」


 事件解決後。
ヒロシ「かくかくしかじか! かくかくしかじかー!!」


マルぼん「なるほど。大脳のヤツがテロリストにえこひいきされているのが気に食わないから、機密道具でなんとかしてください、将軍サマ! ってことだな」


ヒロシ「YES!」


マルぼん「ならば用意しましょう」


知らないおっさん「ウィ~」


ヒロシ「なんだ? たんなる酔っ払いのおっさんじゃないか」


マルぼん「このおっさんの息はね、100万人に1人あるかないかの『えこひ息』なんだ」


ヒロシ「その『えこひ息』とやらを吸引すれば、えこひいきされるようになると?」


マルぼん「そういうことだね。さぁ……」


おっさん「ウィ~」


マルぼん「おっさんの息を、心ゆくまで吸引するんだ」


 そして


ヒロシ「ゲホゲホッ……なんか、なんか大切なものを失った気がする。涙が止まらないよ……」


マルぼん「でもこれで、キミはえこひいきされる人間になるよ」


ヒロシ「本当かね……」


テロリスト「ヒロシくーん」


ヒロシ「あ、『まじかるぶれいど』の……」


テロリスト「まだ鯨を取ろうとしている漁船があるんだ。爆弾投げにて、沈めてやろうぜ!」


ヒロシ「なんで僕が……」


テロリスト2「『まじかるぶれいど』は自然にやさしいテロ活動も実施中なんだ。それよか、森林伐採をしている企業を見つけたよ。社屋の玄関前で割腹自殺して、色々訴えてやろう!」


ヒロシ「はあ?」


テロリスト「この活動、素人は参加禁止なんだけど、ヒロシくんだけ特別扱いだよ。さぁ、行こう。さぁ!」


ヒロシ「わ、わわわわわ!?」


マルぼん「エコリスト(ほんのちょっと過激)にひいきされている。これが本当の、エコひいき…エコひいき!!」


おっさん「ウィ~」


 マルぼんは『えこひ息』の効果は絶大で、それを使いこなおっさんが身内じゃなくて本当によかったと、胸をなでおろしました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「ルナちゃんの最期」の巻
ヒロシ「マルぼん、一大事だ! サユリちゃんが、槍杉のやつと2人きりの集団下校を!」


マルぼん「なにー!! よし、こいつを使え。『純愛スプレー』。こいつを体に吹き付ければ、どんな行動も純愛故の行動と認められる」


ルナちゃん「ちょ、ちょっと!」


ヒロシ「サユリ…サユリィ!!」


マルぼん「サユリ萌え。子供が生まれたらサユリとなづける」


ルナちゃん「サユリってどこの馬の骨!?」


マルぼん「馬の骨って……『マルぼんと暮らす』のヒロインである僕らのサユリちゃんになんて言い草だ、この女は」


ルナちゃん「ヒロイン!? ヒロインは私でしょ!? ちっちゃなレディ・ルナちゃんでしょ!?」


ヒロシ「はぁ?」


マルぼん「ヒロインはサユリちゃんだよ。ちゃんとキャラソンもある」





赤いスカーフなびかせて~



荷馬車に乗ってやってきた~



太陽よりもあったかく~



そよ風みたいにさわやかで~



春風みたいにやさしいね~



宗教勧誘してこない 僕らのヒロイン サユリちゃん~





ルナちゃん「なんて不快な歌!!」


ヒロシ「マルぼん、こんなヒロインもどきは永久に放置して、『純愛スプレー』を使って、サユリちゃんのプライバシーを垣間見ようぜ」


マルぼん「そいつは良策! よ、平成の諸葛亮!!」


ルナちゃん「こ、こいつら! 私というヒロインの存在をなかったことにするつもりだ!!」


 こうしてルナちゃんの女の戦いが開始されました。数日後。


マルぼん「ニワニ、アル。ミテハイケナイ…ミタラ、シヌ…ニホンゴ、ムズカシイ……」


尊師「なんかブツブツいっておるぞ」


ルナちゃん「大丈夫です。自白剤の効果が残っているだけですから。それよりこれ、これです」


尊師「それが機密道具というやつか」


ルナちゃん「クロロホルムで眠らせて拉致し、自白剤を100リットルくらい投与して判明させた機密道具『あつ貝』ですわ。この貝を食べた人は、オニのように大きな扱いをされるようになるのです。これで私は真ヒロイン!」


尊師「え、それだけのために教団の諜報部を利用したの?」


ルナちゃん「(無視して)いざ、食します!」


ポリスメン「そこまでだ!!」





ニュース『高価なツボを「病気が治ります」などと言って売りさばいてた宗教団体が摘発され、ルナちゃん他数名が逮捕されました』


ニュース『教祖が未成年の信徒に暴力を振るったとして、ルナちゃん他数名が逮捕されました』


ニュース『調べによると、ルナちゃん容疑者は…』


ニュース『ルナちゃん受刑者の刑の執行が……』




ヒロシ「しっかし、今回の事件、なんでルナちゃんの扱いが大きいんだ?」


マルぼん「さぁ?」




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「わかりあい宇宙」の巻
 ナウマン象一家が、家をリフォームしたとかで、マルぼんとヒロシはさっそく遊びに行きました。


ヒロシ「うわー。トイレにシャンデリアとかある。趣味わりー」


マルぼん「玄関にはガーゴイル石像だ。趣味わりー」


ナウマン象「そうけー俺の家は最高けーがはははは」


ヒロシ「おんや? このスイッチはなに?」


ナウマン象「自爆スイッチだよ。押したら家が爆発し、半径数キロは10年間草木も生えない状態になる。頭がふたつあるカエルが発見されたりするようになる」


ヒロシ「へえ。じゃ、押していいよね」


ナウマン象「はぁ? 貴様、話を聞いていたか? 押したら爆発するんだ。みんな死ぬんだぞ!? おまえも、おまえの愛する人も!!」


ヒロシ「へえ。じゃ、押すね」


ポチッ


 微笑町は、紅蓮の炎に包まれました。マルぼんは少しも悪くありません。すべて、頭の回転が鈍いヒロシの責任なのです。


ヒロシ「だって普通、スイッチを押しただけで家が爆発するなんて想像できないじゃん!」


マルぼん「『自爆スイッチだ』と断言していたぞ、今は亡きナウマン象は! そんなもん押したら、家も町もたくさんの思い出もまとめて吹き飛ぶということくらい、理解しなさい!」


ヒロシ「理解ってなに? 食べれるの?」


マルぼん「ダメだこりゃ!!」


 こまった時の機密道具頼み。マルぼんは『頭脳明石』という機密道具を用意しました。この機密道具を脳に設置(要・外科手術)すると、頭の回転があの日あの時あの娘と乗ったあのメリーゴーランドの如く速くなるのです。これでヒロシもなんでも理解できる、PTAも土下座して靴を舐めて許しをこうほどの優秀児童と化すでしょう。


 幸いにもマルぼんは「ブラックジャック」の愛読者だったので、『頭脳明石』の埋め込みは72時間足らずで行えました。


マルぼん「オペ完了でーす。気分はどうかにゃー?」


ヒロシ「く、く、く、くけええええええええ!! くっけぇえええええええええん!!」


マルぼん「失敗した!!」


 再手術は成功し、ヒロシは『頭脳明石』を装備(脳に)しつつ、他者とのコミュニケーションがとれるようになりました。


ヒロシ「頭がすっきりする。これが…これが生きるということ…愛するということ?」


 さっそく、よく分からないことを理解しているヒロシ。『頭脳明石』の効果は絶大のようです。ヒロシの頭の回転のはやさを試すため、マルぼんとヒロシは復興の進む町へと繰り出しました。


マルぼん「あ、ルナちゃん!」


ルナちゃん「あら、ヒロシさん」


ヒロシ「……」


ルナちゃん「またねー」


マルぼん「どうしたんだよ、うかない顔して」


ヒロシ「ルナちゃんはきっと、僕のことを嫌っているんだ」


マルぼん「はぁ?」


ヒロシ「ルナちゃんだけじゃない。世間の人はみんな僕のことを、影で馬鹿にして、笑っているんだ」


マルぼん「はぁ?」


ヒロシ「みんながわらってる。子犬もわらっている。お日様もわらっている。今日は、今日はいい天気…うざいくらいにいい天気…!!」


マルぼん「ヒロ…」


ヒロシ「壁が、壁が僕を見て笑っている!! ああ、アスファルトも!! ああ、電柱の笑い声が僕の耳に響くぅ!!」


 頭の回転は、ヒロシの想像力を無限にヒートアップさせてしまいました。


日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「待ったGO!  GO! GO!」の巻
 友人と将棋勝負の真っ最中のヒロシ。


原くん「よし、これでどうだっ」


ヒロシ「うっ。この一手は……ま、まった!」


原くん「『まった』はなしの約束だろ、大沼くん」


ヒロシ「頼むよ、一回だけ、一回だけ!」


原くん「むーりぃー」


ヒロシ「マルぼーん」


マルぼん「『まったプラカード』。どんな局面であろうが、このプラカードをかざせば、何度でも『まった』をかけることができるんだ」


 ヒロシ『まったプラカード』をかざして、「まった!」と叫びます。


原くん「くっ。仕方がない」


 その後も、負けそうになるたびに『まったプラカード』の力で『まった』をかけるヒロシ。


原くん「いいかげんにしろ!」


ヒロシ「ぎゃー」


 ついに切れた原くんが、将棋盤でヒロシに殴りかかりました。どかっどすっぼかっぐしゃっ。原くんは、そのまま逃げ出していきました。





 微笑警察署。


偉いサン「今回の『小学生、将棋盤で撲殺! それはもう、つぶれたトマトみたいになってたよ! 事件』は、事故ということにして捜査打ち切りです。」


刑事A「え、なんでですか」


偉いサン「上から『やめろ』という声があったんだよ。容疑者の、事件当日に被害者と将棋していた少年がな、その、代議士のHさんのお孫さんらしくてな」


 マルぼん、ヒロシ殺人事件の捜査にまで『まった』をかけた『まったプラカード』の効果は絶大だと思いました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
「そしきのおきて」の巻
ヒロシ「一度にたくさんの人間を葬ることのできる機密道具だしてー!」


マルぼん「そんなものは、ない! 存在すらしない!」


ヒロシ「そこをなんとか!」


マルぼん「むう。いつになく食い下がってくるな。いったいぜんたい、いかがいたした?」


ヒロシ「実は、最近趣味のサークルをたちあげたんだ。ところが、誰一人入会してくれる人がいないんだよ!」


マルぼん「ほうほう。どんなサークルなの?」


ヒロシ「憧れの女の子が、運命のいたずらで己の義理の妹もしくは義理の姉として引っ越してきて、同居することになったときの対処法とかをみんな学ぶ、カルチャーなサークル」


マルぼん「死んでしまえ」


ヒロシ「そんなこと言わないで、なんとかしてくれよ! 大量殺戮兵器はいらないから、みんなが我がサークルに入ってくれるようになる機密道具だして!」


マルぼん「『組織豹』~!」


組織豹「ぐるるる…」


ヒロシ「まじもんの豹じゃないですか」


とりあえず、1回噛まれてみな」


がぶっ


ヒロシ「ぎゃーいたいいたい!」


マルぼん「おっけー。これで『組織豹』が君のデータを入手した」


ヒロシ「へ?」


マルぼん「『組織豹』は、最初に噛んだ人のデータを記録する。そのデータを元にして、体内で特殊なウイルスを作り出す。そのウイルスに感染した人は、最初に噛まれた人の所属している組織に入りたくてしかたなくなるんだ」


ヒロシ「どうやってウイルスを感染させるの?」


マルぼん「『組織豹』が噛めばいい。噛まれた人は、ウイルスに感染するんだ」


 そんなわけで、マルぼんとヒロシは『組織豹(ヒロシデータ入り)』を町に解き放ち、『憧れの女の子が、運命のいたずらで己の義理の妹もしくは義理の姉として引っ越してきて、同居することになったときの対処法とかをみんな学ぶ、カルチャーなサークル』の会員を爆発的に増やすことに成功したのでした!


 
その後。



町の人A「うちのじいさんも、あの豹に噛まれたんだ」


町の人B「うちの子供も」


町の人C「我が家のエリザベスちゃんも」


町の人D「ミーの山崎甚左衛門基広たんも」


町の人E「某の家も」


町の人A「あの豹は、大沼ンとこのガキと居候が操っているンでしょう? 訴えましょう!」


町の人B「みんなで訴えたほうが効果があります。作りましょう!」


町の人Z「なにを?」


町の人B「被害者の会です! 大沼ヒロシ被害者の会!」



 こうして『大沼ヒロシ被害者の会』が結成されました。会員は数え切れないほどだそうです。関係の無い組織の会員数まで増やしてしまう『組織豹』の効果は絶大だと、マルぼんは思いました。




日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。