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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「しんけんじゅうだいしゃべりば」の巻
 マルぼんが家で色々やっていると、警察から電話。ヒロシがまた万引きで補導されたらしいです。


 警察では、哀しい顔をしたヒロシと、しかめっつらの警官と、ヒロシが万引きしたスーパーの店員がいました。 


警官「これで何度目かね?」 


 ヒロシの盗癖は酷く、これで何度目の補導かわかりません。マルぼんは、警官とスーパーの店員に土下座して(その後、靴もなめて)許しを請いました。 


ヒロシ「なんで万引きなんてしてしまうんだろう。頭ではダメだとわかっているのに、手が…手が勝手に動いてしまうんだ。
いったいなんでだろう。へへ…僕、異常なのかな?」 


マルぼん「わかんねえなら直接聞いてみろ」 


 いいかげんウザくなったマルぼんは『しゃべり場発生機』という機密道具を取り出しました。『しゃべり場』は、話ができないモノと話ができる特殊空間。『しゃべり場発生機』はその『しゃべり場』をいとも簡単に発生できる、名前の通りなんのひねりもない機密道具です。


マルぼん「こいつで己の手と話をしてみろや」


『しゃべり場発生機』をヒロシに装着させるマルぼん。ヒロシは自分の腕を見つめて、ブツブツとなにかつぶやきはじめました。


ヒロシ「そう…老後が心配で万引きをしていたんだ…」


ヒロシ「本当は漫画家の手として生まれたかったんだね…」


ヒロシ「ううん。そんなことない。愛しているよ。うん。キミのために一生独身でいる」


ヒロシ「そんな、僕には右手ちゃんと左手ちゃんのどちらか1人を選ぶことなんてできない…」


警官「狂った!!」


 警官が叫びました。『しゃべり場発生機』の効果は、装着した人にしかありません。それ以外の人には、装着した人は宙をみつめて独り言を言っている人にしかみえません。


 世間にとって今のヒロシは、ついさっきマルぼんの家の前を『○○教は邪教なので信じられませんように。御仏との約束です。○○教は邪教なので信じられませんように。御仏との約束です。○○教は邪教なので信じられませんように。御仏との約束です』と叫びながら走っていた男(実話)と変わりない存在なのです。


 マルぼんと警官とスーパー店員が見守る中、己の手とあつい接吻を交わすヒロシ。満足げな表情をうかべて


ヒロシ「僕、右手ちゃん左手ちゃん2人と結婚する!!」


 その後、医師を呼ばれたりしましたが、ヒロシは無事釈放されました。もう、万引きすることもないでしょう。愛の力とかで。
ヒロシ「マルぼんのおかげで釈放された上、僕は右手ちゃん左手ちゃんという
愛すべき存在を手にいれたよ。感謝感激アメアラレ!!」


マルぼん「あ、そ」


ヒロシ「ところでさ、もう一度『しゃべり場発生機』を貸してくれない? 最近ね、異の調子が悪くてさ。病院へ行くのは怖いから、本人に直接原因を尋ねたいんだ」


マルぼん「はいはい」


『しゃべり場』発生




ヒロシ胃「調子が悪い理由? ストだよ、スト」


ヒロシ「スト! いったいどんな不平不満があるのさ」


ヒロシ胃「最近の貴様ってさ、暴飲暴食がオニのようだろ? 疲れたんだ。休みが欲しいんだよ。休みくれよ」


ヒロシ右肺「胃だけずるいわ。アタシもダーリンの休みをもらって旅行でもしたいのに」


ヒロシ左肺「ハニーの言うとおりさ」


ヒロシ「僕に内緒で、僕の臓器が不純異性交遊している!!」


ヒロシすい臓「それがしも休みが欲しいでござる」


ヒロシ大腸「ぽっくんも!!」


ヒロシ小腸「おいどんも!!」


ヒロシ胆嚢「貴様らいいかげんにしろ!!」


ヒロシ胃「なんだよ、胆嚢!!」


ヒロシ胆嚢「黙って聞いていれば『休みが欲しい休みが欲しい』。貴様らは『休みが欲しい村』の住人か!! 一番いそがしい人が、文句もいわずに働いているんだぞ」


ヒロシ胃「誰だよ、それ…って…あ、そうか! 心臓!」


ヒロシ心臓「え?」


ヒロシ胆嚢「心臓はな、24時間働きづめだ。それなのに文句ひとついわない。文句ひとついわないんだぞ」


ヒロシ心臓「いや、ワシはただ、みんなの力になりたいだけで…」


ヒロシ胃「俺…恥ずかしい。心臓のがんばりも目にはいらず、自分のことばかり」


ヒロシ右肺「反省…」


ヒロシ左肺「ハニーに同意」


ヒロシ胆嚢「そこで提案があるんだ。心臓に休みをやらないか」


ヒロシ心臓「え!?」


ヒロシ胃「賛成!! 休んでいる間、心臓の代わりはみんなで務めよう!!」


ヒロシ心臓「でも…でも…」


ヒロシ胆嚢「心臓、友達のいうことを聞いとくもんだぜ?」


ヒロシ心臓「…ありがとう。みんな。ワシ、この体に生まれてよかった」


ヒロシ胃「よし、心臓に休日を作戦開始!!」


一同「おおお!!」





 その夜、ヒロシは心臓麻痺で息をひきとりました。享年10歳。

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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