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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシと勇者と魔法使い」の巻
マルぼん「ヒロシさん、いつになったら勇者を探す旅にでるんです? 私、待ちわびて待ちわびて…」


ヒロシ「え、マルぼんってそんな設定だったっけ」


マルぼん「最近不要なキャラクターが増えたと言うことで、人様のキャラクター設定を変更できる『設定変香』を利用してリフレッシュ及びリストラを敢行したのです。ちなみにマルぼんは、世界を救うことのできる勇者を求めて来日した、異世界の女魔法使いという設定なのです」


ヒロシ「僕はどういう設定になったのさ」


マルぼん「ヒロシさんは『将来的に宗教法人乗っ取りを目論むタレント坊主を目指す少年』から『勇者探しにやってきた魔法使いに協力する少年』に設定変更したのよ」


ヒロシ「ふうん。で、他の連中はどういう設定に?」


マルぼん「金歯さんはヒロシさんの亡き父親。大脳さんは肉じゃがが大好きなヒロシさんの母親。この間誕生したヒロシさんの双子の妹のシン奈さんとタバ子さんは、ヒロシさんが一生涯面倒を見ることになる双子の老婆ちなみにルナちゃんは、ヒロシさんが頻繁に遊ぶギャルゲーのヒロイン」


ヒロシ「僕の好きな人が、バーチャルにまで落ちぶれた!!」


マルぼん「というわけで、さっさと勇者を探しにいきませう。はい、勇者探知機」


大脳「がんばるでヤンスのよ…私がお腹を痛めて生んだ実の息子のヒロシ」


ヒロシ「死んでも貴様を母とは呼ばぬ」


ルナちゃん『ダーリン、浮気は許さないっちゃー(CV・ナウマン象)』


ヒロシ「こんなゲーム叩き売ってやる!!」


マルぼん「さぁ、どうでもいい連中は放っておいて、さっそく旅にでましょう。勇者を見つけない限り、コロボックルワールド(マルぼんが住んでいたという設定の、剣と魔法の世界。魔王云々で滅びかけ)は崩壊しちゃうわ」


 こうしてヒロシは勇者を探す旅にでました。


ヒロシ「ふむ。勇者探知機によると、勇者はこの近所にある『ドリーム荘』302号室に住んでいる様子だ。名前は『鈴木隆史』。職業は無職」


マルぼん「ここが『ドリーム荘』の302号室ね。鈴木さあん。いるのはわかっているわー。でてきてくださいなー」


303号室住人「鈴木さんなら、交際相手の人妻を痴情のもつれで殺害しちゃって、警察で『死ぬとは思わなかった』『今は反省している』とかありふれた供述をしていますよ」


マルぼん「なんてこった! こうなったら警察に出向き、直接お会いして話をするしかないわね」


ヒロシ「法律も絡むし、説得とかそういうレベルの問題ではないと思うけど、チャレンジすることに意義があるしね



マルぼん「そういうことです。あの、電話お借りしてもよろしいですか」


303号室住人「どうしたんです」


マルぼん「私の隣にいるこの男、痴漢です。私のはち切れんばかりに若さの溢れた肉体を思うままにしようという黒く澱んだ欲望を、その身に宿しているのです」 


ヒロシ「てめえ、何言ってやがる!!」


マルぼん「ほら、直接お会いするには、同じ土俵の上にたたないといけないし。
これもコロボックルワールドのため。それに箔がつくじゃない。小学生にして前科もちなんて」


ヒロシ「そんな、受験や就職においての一番の難関が面接になりそうな箔、カケラもいるか!!」


ポリスメン「ちわー国家権力でーす」

 
 しばらく後。ここは微笑町立刑務所。


看守さん「もう来るなよ…」


マルぼん「ヒロシさん、お早いお帰りで…」


ヒロシ「なんか『おまえ、たぶん責任能力とか判断能力とかないし。今回の犯罪はノーカウント!!』とか言われて、
釈放されることになったんだ。あ、木の玩具作りとか異様に上手くなったんだけど、なんか作ろうか?」


マルぼん「超結構です。それよりも、勇者捜索の続きを」


ヒロシ「まだやっているの!? ノーカウントだったけど20年近く投獄されていて、僕ってば余裕で三十路だぜ!? もう、勇者とか妹とか姉とか幼馴染とか関西からの転校生とか委員長とか頑張り屋の後輩とか言ってられない、老後も視野にいれなきゃなんねえ歳だぜ!?」


マルぼん「それでも、コロボックルワールドのためですから」


ヒロシ「もう滅びてるって!! 男も女も年寄りも子供も、魔王によって人を人とも思わぬ扱いを
されてるって!」


マルぼん「あーあー聞こえない聞こえない。さぁ、この勇者探知機で新たな勇者の捜索を」


ヒロシ「持っているなら、自分で使えよ!!」


マルぼん「マルぼんは、少し機械に触れただけで一族郎党死に絶えるほどのメカオンチなのでごめんこうむりたいのれす」


ヒロシ「仕方ないな…僕の人生は台無しだけど、来世に期待するか。よし勇者探知機発動。えっと、勇者は『微笑町立刑務所』に住んでいる様子だ。名前は『鈴木隆史』。職業は無職」


マルぼん「この前の殺人犯じゃないですか!」


ヒロシ「勇者探知機は、世界で一番勇者としての素質を持つ者を捜索する機械だからね…って、ああ!?」


マルぼん「いかがなされた」


ヒロシ「 鈴木の名前が消えて『ジョージ』という外国人の名前が探知機の表示された!!  バカな…一番素質を持つ者が死なない限り、次の勇者の名前は表示されないはずなのに!!」


マルぼん「タイミングよく執行されたんじゃないですか? それより、新勇者ジョージ氏の情報を」


ヒロシ「えっと…A国在住。職業は大統領」






勝盛「どうもみなさん。ご足労おかけしまして」



山本「どういうことです、勝盛警部。こんな夜更けに我々を呼び出したりして」



田中「ワシ、帰る準備の途中やったんや。どういうことや」


田中夫人「落ち着いて、あなた」


勝盛「実は…杉畑さんを殺した犯人がわかったのです」


犬崎「な、なんですって!? 杉畑さんの死は事故なんでしょう!?」


田中婦人「そ、それとも…伝説の斧魔王が実在して、のろいの力で…」


勝盛「ちがいますよ。全てはこの地に伝わる斧魔王伝説を利用した殺人事件だったのです。そして犯人は、この中にいます」


猫山「な、なんですって!?」


スポポビッチ「私たちの中に犯人が…?」


マイケル「バカな、ここにいるみんなは、全員アリバイがあるはず」


勝盛「そのアリバイは巧妙なトリックを利用して作られた、偽りのアリバイです。いまからそのトリックを暴いてみせましょう」


花山「どきどき」


勝盛「事の発端は、一ヶ月前の現金輸送車強奪事件と、三年前のピン芸人連続殺人事件です」


小宮「警部どの! 推理ショーの前に、犯人を教えてくださいよ」


勝盛「…小宮くんはせっかちだな。まぁ、いいでしょう。結論から先に言ってしまいます。斧魔王伝説を利用し、ロボート=エロマンガ=杉畑氏を殺害した犯人は…」







マルぼん「はい、テレポート呪文詠唱終了。A国に到着でーす」


ヒロシ「その三文推理漫画みたいな呪文、なんとかならねえの?」


マルぼん「前は平家物語の朗読という形だったんだけど、それがすこぶる評判悪かったの。仕方ない仕方ない」


ヒロシ「で、杉畑を殺したのは誰?」


マルぼん「ジョージ氏はいずこー?」


ヒロシ「考えてないだろ、お前絶対考えてないだろ!」


 そんなわけでA国をうろつく二人。


ヒロシ「やたー。そこでドラッグを格安で売っていただいたよー! 日本に持ち帰って転売だー」


マルぼん「転売とかいいから。どうでもいいから。それよか、ほら。大統領のジョージ氏が住む白館に着きましたわよ」



ヒロシ「う。なんか異様に警備の人がいる。みなよ、みんな強そうだ。あいつら、きっと年寄りも普通に殴れるくらい容赦ないぜ。ムリぼん、魔法で眠らせるかなんかしてよ」


マルぼん「おまかせあれ~。アパイト アパムト アパ○ト○イト アパルトタッチで 警備員よ 死ね!!


警備員「ぐぬぅー!!」


ヒロシ「息の根とめるなよ!! ストレート過ぎだろ!!」


マルぼん「うっさい。数時間眠らすのも永遠に眠らすのも一緒なのれす。マルぼんはヒロシさんが眠らせろと言うから眠らせただけで、罪なんてカケラもありません。十字架はヒロシさんが背負ってください」


ヒロシ「せめて『蛆虫に変える』とかそれくらい配慮しなよ!!」


マルぼん「そのほうが酷くね?」




ジョージ「むにゃむにゃ…うふふ…戦争を長引かせて武器を売れるようにすれば、兵器メーカーからたんまりもっさり…うふふ…う~ん、むにゃむにゃ」


マルぼん「ふふっ。勇者さまったら、無邪気な夢みてるー」


ヒロシ「無邪気って、時に強力な武器だよね」


ジョージ「は…! 己らはどこの馬の骨だ!?」


マルぼん「あなたは勇者。私はあなたを伝説へと誘う美少女。こいつはヒロシ。人間の屑」



ヒロシ「ひでえ!」


ジョージ「ヒ! たすけて…たすてよ…マーマ。ボクをたすけて…あの夜のよに、ボクをやさしく抱きしめて!」


マルぼん「くっ。やはり冷静な判断ができていない…」


ヒロシ「まかせなよ。僕は物分りの悪いバカぶ物事を理解させるのが大得意なんだ。
ジョージくん、君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー君は勇者だー」


 数時間後。


ジョージ「ボクハユウシャボクハユウシャボクハユウシャボクハユウシャ」


ヒロシ「ざっとこんなものっスよん」


マルぼん「やたー伝説のはーじーまーりー」


ジョージ「ボクハユウシャボクハユウシャ…でへへ…石油利権ゲットで、ボクのふところにたんまりしっぽり…ボクハユウシャボクハユウシャ」


ヒロシ「たまに正気に戻るけど、なんとかいけそうだね」


マルぼん「ようし。これでコロボックルワールドは救われるわ。さっそくワープして、魔王を倒しに行きましょう」


ヒロシ「しっかし。なんでよりにもよってA国大統領のジョージ氏が勇者の素質抜群なんだろ」


ジョージ「そいつはたぶん、ボクがこれを持っているからですぞ」


 ジョージは、持っていたアタッシュケースから、なんかスイッチを取り出しました。


ジョージ「こいつをポチリと押すとですね、A国及び世界各地のA国基地にある核ミサイルが、いっせいに発射されるのですぞ。こいつの攻撃力のおかげで、ボクは勇者の素質アリと判断されたんじゃないかと」


マルぼん「そいつはすごい。これで魔王とその一味も爆風で一掃ですね。んじゃ、ヒロシさんありがとう。勇者ジョージさまと私は、コロボックルワールドを救いに行ってきますので。ではでは。


勝盛「どうもみなさん。ご足労おかけしまして」


山本「どういうことです、勝盛警部。こんな夜更けに我々を呼び出したりして」


田中「ワシ、帰る準備の途中やったんや。どういうことや」


田中夫人「落ち着いて、あなた」


勝盛「実は…杉畑さんを殺した犯人がわかったのです」


犬崎「な、なんですって!? 杉畑さんの死は事故なんでしょう!?」


田中婦人「そ、それとも…伝説の斧魔王が実在して、のろいの力で…」


勝盛「ちがいますよ。全てはこの地に伝わる斧魔王伝説を利用した殺人事件だったのです。そして犯人は、この中にいます」


猫山「な、なんですって!?」


スポポビッチ「私たちの中に犯人が…?」


マイケル「バカな、ここにいるみんなは、全員アリバイがあるはず」


勝盛「そのアリバイは巧妙なトリックを利用して作られた、偽りのアリバイです。いまからそのトリックを暴いてみせましょう」


花山「どきどき」


勝盛「事の発端は、一ヶ月前の現金輸送車強奪事件と、
三年前のピン芸人連続殺人事件です」


小宮「警部どの! 推理ショーの前に、犯人を教えてくださいよ」


勝盛「…小宮くんはせっかちだな。まぁ、いいでしょう。結論から先に言ってしまいます。斧魔王伝説を利用し、ロボート=エロマンガ=杉畑氏を殺害した犯人は…」




 マルぼんは、ヒロシをA国に放置したまま、ジョージ氏を連れて己の世界へと帰っていきました。


 それから数年。ヒロシはA国のスラム街の片隅でゴミ箱を漁りつつ生きているのですが、
A国の核ミサイルが発射されたなんて話は耳にしておりません。


 あのスイッチを押したら、違う世界にも発射されるんでしょうか。核ミサイル。それだけがすごく疑問。あと、ヒロシがいつ帰国できるのかもすごく疑問。

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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