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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「マルぼんのペット大好き!(前編)」の巻
 マルぼんが家で「ギラギラ」という漫画を読んでいると、見慣れない中年男性が「マルぼん力を貸してくれ」と飛び込んできました。


 本気で誰か分からなかったんですが、本人が思い出のアルバムを交えて説明してくれたので、3時間ほどでヒロシの本当のパパさんということを思い出しました。


パパさん「マルぼん、実は捨てられていた子犬を拾っちゃってさ……」


 パパさんは酒もタバコも女もシャブもしないマジメな人間なんですが、ただ一つだけ趣味があって、それが動物愛護なのです。


 若い頃は、近所の捨て猫を家に集めて繁殖するのを放置し、近隣住民と血みどろの乱闘騒ぎを繰り返していたらしいです。


 しかし、結婚後はその癖も控えめになったそうで、なぜかといいますと、


マルぼん「パパさん。ママさんのこと忘れたの?」


パパさん「別に忘れたわけじゃないんだけど……」


 ママさんが原因なんです。


 ママさんも、パパさんに負けず劣らずの動物好きなんですが、それが普通の人の「動物好き」と意味が少しちがって、
「見ていてカワイイ」「抱きしめたい」という意味の「好き」ではなくて、「おいしそう」「からあげかな? それとも天ぷらがいいかな?」という意味の「好き」なんですよね。


 少し前、マルぼんたちの町から野鳥や野良犬野良猫、果ては飼い犬飼い猫が一斉に姿を消して、ワイドショーなんかで
取り上げられたことがあるんですが、真犯人はママさんでした。


 日記ではあえて省いたんですが、マルぼんも居候開始当初、おいしく食されかけたりしましたよ。


 そういうことを知っていながら、パパさんは子犬を拾ってきたのです。


 そしてその始末をマルぼんに押しつけようというのです。


 しかしまぁ、マルぼんも哀しき居候。


 パパさんのために一肌脱いであげることにしました。


 マルぼんとパパさんは、一緒に子犬を隠しているという某所へ行きました。


マルぼん「捨てられた動物に、もっともふさわしい里親を見つける機密道具があったりするんですよ。ところで、拾ったのはどんな子犬なんです?」


パパさん「それが種類はわからないんだ。でも、人間の言葉をしゃべれるんだ」


マルぼん「ああ。泣き声が『ゴハン』って言っているように聞こえる、とかそんな感じの。よくテレビでやってますよね」


パパさん「いや。そんなレベルじゃないんだ。本当に人間の言葉をしゃべったり、さらには歌ったりするんだよ」


マルぼん「へえ……そいつはすごいですね」


 マルぼんの世界では、この間のルナちゃんの事件で使った一連の機密道具や、動物の声帯を改造する技術もあるので、人語をかいす犬も珍しくありません。


 そんなこんなで、マルぼんたちは子犬がいるという某所に辿りつきました。


パパさん「ほら。あそこにくくってあるのが、その子犬だよ」


 パパさんが指差した方向には、縄で柱とつながれた子犬が。


 子犬は、なぜか、2つの足でしっかりと大地を踏みしめ、仁王立ちしています。


子犬「ワシは……ワシはまだ昼飯を食ってないぞ! ……なんだ。あるじゃないか。太郎! 花子! 飯をくうときはきちんと正座しなさい……ムシャムシャ(落ちてたコンクリートの破片にかぶりつく)。うん。おいしかった。ところで昼飯はまだか!? 昼飯をよこせ!? ……畜生。ワシを舐めよって……歌うぞ! ホンゲー♪ バーさんはどこだ!? ワシの盆栽は無事か!?」


パパさん「よく見たら、人語をかいすどころか二足歩行するし、亡き連れ合いの思い出にも浸ったり、趣味の盆栽の話もしているね。太郎? 花子? 子犬なのに子供がいるのかな? すごいな」


マルぼん「……」


パパさん「あ! 近所の老人ホームの名札をしているね。「古沢甲三(72歳)」だって。人間みたいな名前だよね。そこで飼っていた犬かも」


マルぼん「パパさん。パパさん。あのですね、これは子犬じゃなくて、単なるおじいさんですよ? 徘徊老人ですよ?」


パパさん「ははは(爆笑)。マルぼん。おもしろいこと言うなぁ。こんなおじいさんがいるハズないだろ?」


マルぼん「こんな子犬がいるハズないと思うマルぼんは、おかしいですか?」


パパさん「おかしい。オニのようにおかしい。僕のかかりつけの精神病院、紹介しようか? あ。保険がきかないか(嘲笑)」


マルぼん「精神病院? かかりつけ? そこらへんをもっと詳しくおねがいします。ママさんとヒロシは、そのことはご存知?」


パパさん「ワーワー聞こえないーきーこーえーなーい」


マルぼん「……とにかく。名札に書いてある老人ホームに連れ行きましょう」


パパさん「!! マルぼんは、僕と『古沢甲三(72歳)』の仲を引き裂くつもりか!?」


マルぼん「え? いつのまにそんな仲に!?」


パパさん「畜生! 未来に帰れ! この薄汚くて異臭放つ不要な扶養家族が!」


マルぼん「あまりといえばあまりな言い草ー!」


パパさん「貴様を始末して、古沢甲三(72歳)をうちのペットにするー!」


マルぼん「いやー! いーやー! 鈍器を振り回さないでー! うっわー! ああー!」


ドガッ!!




                                                                つづく

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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