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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「マルぼん過労死」の巻
 
 昨日、マルぼんが吐血して倒れました。


 血は緑色でなにやらドス黒い煙を出していて気持ち悪いことこの上ないのですが、ナイチンゲールの再来を自称するヒロシは、学校の授業で習った応急手当を、覚えている範囲(「大丈夫ですか。意識はありますか」と話しかける、のみ)で実施。だいたい4時間強続けましたが、マルぼんの意識は戻りませんでした。


 せっかく来てくれた救急車も、マルぼんを乗せた瞬間に乗務員の方が泡を吹いて倒れてしまって役にたたなかったので、背負って近場の病院へ。


 お医者様は「(人間かどうかさっぱりわかんねえ生物もってくんな。ボケ。こんなの分かるわけねえよ。適当でいいや、適当で)過労ですね。安静にしてください」と診断してくれたので、とりあえず一安心。


 さきほどヘトヘトになって帰宅したヒロシですが、放置していたマルぼんの血から出火。家が灰になっていました。幸いにもパパさんは彼女と、ママさんは彼氏と、ペットのジョン(人間)はどこかの馬の骨と外出していたので無事でした。諸事情で、生まれてから十年間ほど地下の座敷牢に監禁されていたヒロシの双子の兄もいなくなっていたのでたぶん無事。外れることのない鉄仮面を被り、足には鉄球がつけられています。目撃されたかたは、ぜひご一報を。

 
 翌日。現代医学の進歩のおかげでしょうか、入院したばかりのマルぼんは、もう退院が認められました。意識も戻っていないのに。


 お医者さんも「とっとと帰ってくれ! 二度とこないでくれ!」と太鼓判を押してくれました。


 ヒロシはマルぼんを背負い、仮住まいである親戚の家へ行くことに。


 忙しいのか、看護師さんによるお見送りなんかはなく、少しさみしい気分。


 そういえば、さっき病院の前を通りかかったんですけど、宇宙服みたいなのを着た謎の人らによって完全封鎖されて立ち入り禁止になっていましたよ。


 なんでも「現代医学からは考えられない未知のウイルスによる院内感染」が起こったとか。怖い怖い。


 ところで、ヒロシの腕に怪しげなブツブツがたくさんできているんですけど、なんなんでしょうね。


 退院したマルぼんですが、車イスに乗ったままピクリとも動かず、時折「あ、妖精さんだ。出動を要請~」とか、「おかあさんオバケを生まないで」とか、「オッス! オラ……オラ……オラ誰だ!? なぜここにいるんだ。なぜ生きているんだ。若さ、若さってなんだ!?」とか、「世界から夢がなくなったら、ミミンキーモモが死ぬ。そしておまえも死ぬ」とか、「月へお嫁にいきたいりゅん!」とか言うだけの、生ける屍と化してしまいました。


 なんとかしたいと思ったヒロシは、同級生の闇医者に相談してみました。


闇医者「過労やから、温泉でも行けば治るやろ」


ヒロシ「温泉!」


 温泉に行かせてやろうにも、ヒロシは親戚の叔母さん宅にやっかいになっている身分。さきだつものがありません。


 崩壊した我が家にかけられていた保険金を使うわけにもいかず、万事休す。


 と思いきや、叔母さんの家の仏壇から偶然に、まちがいなく偶然に、胸をはって言えるほど偶然に、まるで漫画みたいに偶然に、天文学的数字な低確率で発生した奇跡としか思えないほど偶然に、事実は小説より奇なりという言葉を地でいくほど偶然に、結構な大金を発見したんです。


 というわけで、今日からマルぼんは温泉へ。愛人のナタリアも一緒です。


 出かける先、マルぼんは僕にスイッチのようなものを手渡してきてこういいました。


「このスイッチを押したら、マルぼんはどこにいても駆けつける。まぁ、義務だし。仕事だし。我慢できなくなったら押してくれ。でも、できれば押してほしくないなぁ。せっかくの旅行だし。というか、押すな。押したら腕の一本や二本や三本は覚悟しとけよ? 将来、子供ができたとき、羽とか尻尾とか生えているのも覚悟しとけよ? あん? わかってんのか? ああん? 返事をしろや、このときめききらめきクレイジーボーイ!」


 まぁ、できるだけスイッチは押さないように努力してみようと思います。


 そんな矢先、部屋にゴキブリが。

































 マルぼんの休日は、1分くらいで終了しました。完。


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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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