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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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 最近、憂いを秘めた目で隣家を見つめていることが多いヒロシ。なぜなら、隣の家の奥さんは若いというのに夫に先立たれ、そのショックから立ち直れずにいまだ喪服で過ごしているからです。喪服は、「メガネ」に続くヒロシの萌えポイントなのです。


ヒロシ「隣の未亡人の家に、気付かれずに侵入できる機密道具だして。自分の力で侵入しろと言いたいだろうけど、彼女は、その心と同様に家の扉もかたく閉じてしまっていて、僕みたいな小学生の力じゃ侵入できんのだよ」


マルぼん「本格的に気持ち悪いよ。お願いだからおまえ、その短い生涯を終えろよ」


ヒロシ「違うんだ。未亡人の家に侵入して、彼女をどうこうしようということじゃないんだよ。ただ、もっと彼女の近くにいて、
彼女を感じていたんだ」


マルぼん「やっぱりおまえ気持ち悪いよ。その命を儚く散らせよ」


ヒロシ「未亡人の近くにいたいー! 未亡人の近くにいたいー! 未亡人の近くにいたいー! 未亡人ー!!」


 「未亡人」という言葉を連呼する小学生もそういないだろうと感心したマルぼんは、機密道具をだしてあげることにしたのです。マルぼんがだしたのは、280mlのペットボトルに入った液体。


マルぼん「『スリヌケイル666』。この薬を飲んだ人は、どんなものでもすり抜けることができるようになるんだ。ちょうど280ml飲めば、人間1人が3時間、どんなものでもすり抜けることが
できるようになるの。これで未亡人の家の壁でもドアでもすり抜ければいい。
はい、どうぞ。その効果をご堪能あれ」


ヒロシ「はい、って中身がほとんど入っていないよ、これ」


マルぼん「運ぶ途中でミスって、半分以上こぼしてしまったみたいだ。ごめんよ、新しいのを買ってくる」


ヒロシ「いいよいいよ。水を入れて量を増やして飲めばいいんだ」


マルぼん「おい。そんなことしたら、薬が薄くなって、効果も中途半端になるぞ」


ヒロシ「かまわないよ。どうせ薬の効果が1時間くらいになるとか、そんな感じだろ」


 マルぼんが止めるのも聞かず、ヒロシは『スリヌケイル666』を水で薄めて飲んでしまいました。飲み終えた瞬間、ボトッという音がしました。ヒロシの体から、なにかが落ちたのです。


ヒロシ「これは、腸?」


 ボトッボトッ。胃が、肝臓が、肺が、胆嚢が、ヒロシの臓器が次々と、ヒロシの体をすり抜けて落ちてきます。臓器でだけでなく、骨も落ちてきました。ボトッボトッ。


マルぼん「薄めてしまったせいで、『スリヌケイル666』の力が中途半端になり、効果が内臓や骨にだけでてしまったんだ!」

 
 どんなものでもすり抜けてしまうようになった臓器や骨は重力のなすがままに、肉の壁をすり抜けてしまっているのです。ヒロシはすでに動いていません。マルぼんは、魂まですり抜けていってしまうようになる『スリヌケイル666』の効果は絶大だと思いました。

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
 マルぼんとパパさんママさんが帰宅すると、ヒロシが押入れの中から縛られた状態で発見されました。


マルぼん「なにそれ、趣味?」


ヒロシ「なんか『カネカネキンコ』とか言っている外国人風の方々が押し入ってきて、無理やり閉じ込めやがったんだ。もう3日前のことだよ!? 気づけよ、家族ども!!」


ママさん「ごめんね。ちょっとダーリンとのデートとかで忙しかったから」


パパさん「うん? ここ最近、ハニーと出かけた記憶はないぞ」


ママさん「別のダーリンよ」


パパさん「なんだ。ははは。よかった。自分が多重人格で知らない間に人格を支配されてて、その間にハニーとデートしていたとかだったら洒落にならないところだったよー」

 
ヒロシ「なんてクズどもだろう。マルぼん、頼りない親のかわりに、いつでも僕を見守ってくれる頼もしい機密道具はないの?」


マルぼん「あるよ。はい『見守り透明人間』。いつでもキミを見守って、
ピンチのときに駆けつけてくれる透明人間さ」


ヒロシ「ほんと?」


ママさん「ためしに、たまたま用意していた青酸カリ入りの味噌汁を飲んでみない?」


パパさん「たまたま用意していた大量の睡眠薬も服用していいよ」


ヒロシ「偶然てこわい」


 直後、青酸カリごはんと睡眠薬を持っていたパパさんママさんが、血を吐いて
倒れました。透明人間の鉄拳が炸裂したのです。


ヒロシ「すげえや。これで僕は無敵だ」


マルぼん「よかったね。あははは」


 数日後。ヒロシの下着が消えたり、ヒロシの食べかけのごはんが消えうせたり、「ヒロシ…ヒロシィ!!」とせつなさがにじみ出たような字で描かれたなにか粘着質な液体で濡れたと思われるガビガビのメモ用紙が見つかったりしました。


ヒロシ「なんか、誰かに体を触られたような感覚がするんだ」


マルぼん「機密道具といえども、透明人間は人間だからね」


ヒロシ「え?」


マルぼん「人間だから。恋もするから」


ヒロシ「え? え?」


マルぼん「見守っているうちに芽生えたりするから」


ヒロシ「え? え? え?」


マルぼん「あと、愛に性別は関係ないから」


ヒロシ「男なの!?あいつ男なの!?」


 はぁはぁという息づかいが聞こえたような気がしました。



日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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