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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「プリンセスはあきらめない!」の巻
 今日は平日ですが、マルぼんとヒロシは微笑山へハイキングにでかけました。当然のごとく学校も仕事もぶっちです。でもいいんです。楽しければ。


ヒロシ「やーまおとこには、ほっれるなよっ、へい!!」


マルぼん「うん? この道、さっき通ったところだぞ」


ヒロシ「同じ道……遭難!? 遭難ー!?」


マルぼん「落ち着け。落ち着け」


ヒロシ「もう手遅れだ。この先の展開には絶望しかないんだ。遭難→山をさまよう→山小屋発見→中には同じように遭難したカップル・会社社長と部下・無口でしゃべらない男・山小屋の管理人・登山が趣味の女・偶然来ていた探偵とその娘と居候のガキがいる→社長の部下殺される→この山には『死を呼ぶやまびこ』伝説がある→『死を呼ぶやまびこ』の仕業に
ちがいない→いや、これは『死を呼ぶやまびこ』なんかじゃなくて殺人事件だ→次はカップルの女のほうが…(省略)ってな展開で、最終的に僕が逮捕されて精神鑑定!!」


マルぼん「……」


ヒロシ「死ぬ! 精神を鑑定されるくらいなら、死ぬ! 死んで先祖にわびるー!!」


マルぼん「貴様、あきらめ早すぎ! これでも装着しろ」


 マルぼんは装着するとどんな絶望的な状況でも希望を忘れず、けしてあきらめなくなる機密道具『おうじょうぎ輪』をヒロシに装着させました。


ヒロシ「…は。僕としたことがいとも簡単にこの世に絶望してしまった…よし。助かる方法を模索するぞ!」


 偶然にもリュックに入れていた『料理百科』を鬼の形相で調べ始めるヒロシ。


マルぼん「なにを調べているんだい?」


ヒロシ「意味の分からない生物の肉でも、いつでもどこでも、簡単に安全に、しかも美味しく調理する方法さ。生き延びるには、まず体力。…ごめんな、マルぼん。ほんとうに、ごめん。絶対にキミのこと忘れないし」


マルぼん「その目はなに? そのわかれの挨拶もなに? あと、その手にもった石。というか岩。いったい…」


 
 遭難によってひとまわりもふたまわりも大きくなったヒロシと、ひとまわりもふたまわりも小さくなった(本当の意味で)マルぼんは、地元消防団に救助され、無事帰還しました。


ヒロシ「今度の体験で、僕は大きな勇気を得た。この勇気で、意中の人に愛を告白する!!」


マルぼん「ま、おやり(食された体の再生に手一杯)」


 そんなわけで、ここは微笑町某所。ヒロシが長年好意を寄せている、小松さんの未亡人の部屋の前です。


ヒロシ「お、奥様!!」


未亡人「どちら様です?」


ヒロシ「去年の暮れぐらいから、頻繁に無言電話をかけたり、近辺にビラを貼ったり、勝手に婚姻届を提出したり、一晩中家の様子を伺っていたりしていた者です!」


未亡人「え…!?」


ヒロシ「好きです! ずっと好きでした! 結婚を前提にお付き合いしてくだいませ!」


未亡人「ち、近寄らないで!」


ヒロシ「断られてもあきらめないぞ、好きです! 大好きです!」


未亡人「人を呼びますよ!?」


ヒロシ「逮捕されても、釈放されたら…へへ……」


ヤクザ「なんや、おのれは。ハニーになんぞようか?」


未亡人「ダーリン!!」


ヒロシ「どどどどどどどどちら様で!?」


ヤクザ「ハニーの…この女のダーリンやがな。おのれか、ハニーにつきまとっとったハエは。どこのどいつや」


ヒロシ「いえ、その、あのその…僕はこの人を愛するものです!!」


ヤクザ「愛は間にあっとんねや。ガチャ(なにかの安全装置を外した音)」


『おうじょうぎ輪』の効果は絶大のようです。


 

 それから3年。


ヤクザ「ただいま。ハニー。智弘」


元未亡人「おかえりなさい、ダーリン。ほら、智くんも、パパにあいさつは?」


智弘「……」


ヤクザ「相変わらずだなぁ、智は」


元未亡人「もう2歳なんだから、挨拶くらいできるとは思うんだけど…」


ヤクザ「そのうちできるようになるさ。それより風呂は?」


元未亡人「あ、いけない。いそいでいれてくるわね」


智弘「あ…お母さん、行かないで…」


ヤクザ「智はママが好きだな」


智弘「うん。愛しているもん。昔から。ずっと昔から」


ヤクザ「2歳なのによく言うな。さすが俺の子供だ」


智弘「あきらめろと言われても、僕はママを愛しているんだ」


ヤクザ「じゃ、俺は? パパのことは愛しているかい?」


智弘「愛してなんかいない。むしろ大嫌いさ」


ヤクザ「哀しいな。どうしてだい?」


智弘「だって、僕を殺したもの」


『おうじょうぎ輪』の効果は、しつこいようですが絶大なようです。



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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)

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