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Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「結成! ナウマン象応援団!」


ナウマン象「これ、な~んだ?」


ヒロシ「うん?このペットボトルのジュース?  ドクロマークの絵が描かれたラベルが貼られているね。なになに?」


ナウマン象「青酸カリなり~」


 ナウマン象、ヒロシにペットボトルを強引に持たせて


ナウマン象「はい、一気! 一気! 一気!」


ヒロシ「やめなよ! やめなよ!」


ナウマン象「聞いてくれよ、俺の話聞いてくれよ。描いた絵がたくさん溜まってきたんで個展を開催しようと思ったんだけど、金がないんだ」


ヒロシ「ガタガタブルブル」


マルぼん「ガタガタブルブル」


 ナウマン象の描く絵は、狂気。観たものにえげつないくらいの不快感を与えて、メスがオスに、オスがメスに性転換してしまうようが凶事を引き起こしてしまうくらい、いやな存在なのです。ヒロシやマルぼんが震えるのも無理はありません。こんな2人をやさしく温めてくれる年上のお姉さま、随時募集中です。


ナウマン象「で、知り合いの画家に聞いてみたら、そいつは後援会とかから資金援助があって、そういう金で個展を開催しているらしいんだ。というわけで、後援会とか作れる機密道具をださないと殺します。おまえらを。死体を傷つけて、尊厳も傷つけます」


マルぼん「出しますから、出しますから! その青酸カリをしまってください!」


『後宴会座敷』。この座敷で宴会を催せば、参加した人は主催者の後援会に入ってくれる機密道具。ナウマン象は、さっそく町の金持ちを後援会の会長に仕立て上げてしまいました。


金持ち「がははは。君を一流の画家に仲間入りさせてやるぞう」


ナウマン象「ありがたいお言葉です。そうだ、俺の絵、見てくださいますか?


金持ち「がははは。君の絵には興味なんかないぞう。がははは。わしは君を一流の画家にすることだけに興味がある。がははは。来たまえ。会ってもらいたい人がいるんだ、来たまえ」


ナウマン象「……」


老婆「あら。このコが話に出ていたコ?」


金持ち「そうです、グランマザ。素晴らしい絵を描く少年です。是非とも援助をお願いしたく…」


老婆「そうねえ。素敵な一夜をおくれたら、考えてもいいわ」


金持ち「がははは…こちらに閨の準備はしております。がははは」


老婆「さぁ、坊や。いらっしゃい。あたしにぬくもりを頂戴。たっぷりとね!!」


ナウマン象「いや…いやぁぁぁぁぁぁぁ」


ばきっ


老婆「うごっ」


どかっ


金持ち「ぎゃっ!!」


ナウマン象「あ…うう…あああ」


 貞操の危機を感じたナウマン象は、襲い掛かる老婆と金持ちを、置いてあった鈍器のような灰皿で殺ってしまいました。


ナウマン象「あたい…あたい…!!」


 茫然自失となったナウマン象でしたが、すぐに覚醒し、とりあえずこの場から逃げ出さなければいけないと悟りました。荷物をまとめ、ダッシュで逃走するナウマン象。


ナウマン象「あたい…人を…この手で人を…!!」


 走りながらナウマン象の脳裏に浮かぶのは、老婆と金持ちを殴った瞬間のこと。ヒロシとマルぼんを散々「死なす。死体を食らってやる」と脅していたナウマン象でしたが、人を殺すのは初めてだったのです。


ナウマン象「さむい…さむいよ、ヒロシ…」


 ナウマン象の足は、自然に最寄の警察へと向かっていました。そして、数日が過ぎました。


 拘置所で、写経を続けるナウマン象のところに、町の活動家の女性と、その仲間たちが面会にやってきました。


女性「私たちはわかっています。あなたは冤罪だって」


ナウマン象「冤罪ではありません。あたいは…あたいは本当に人を殺してしまったんです」


女性「あの老婆と金持ちは、微笑町を裏から仕切る金歯一族の関係者。そんな人間は死んでもかまわないのです。
だから、あなたには罪はない」


ナウマン象「でも、でも……」


女性の仲間「すぐにこんなところを出してあげますからね。すでに『ナウマン象氏を救う会』は結成済みで、支援者はたくさんいます」


女性「とりあえず、これは婚姻届。私と結婚しましょう。受刑者と支援者の結婚は世間受けがいいのです」


女性の仲間「はい、絵画セットです。獄中で絵を描いて下さい。獄中で作品を創るのも世間受けがいいのです。自叙伝なんかを執筆するのも効果的です」


女性「ともに闘いましょう!!」


ナウマン象「罪を…罪を償わせてください!! 夢にあたいが殺した2人がでてくるんです。眠れないんです。お願いだから、そっとしておいてください!」


女性「やったかやってないかは、この際、どうでもいいのです。あなたに罪があるかないかは、我々が決めることなのです。我々が断言するのだから、あなたに償うべき罪などない。与えられる罰などない。そこをご理解いただきたい」


 こうしてナウマン象にも、素晴らしい後援会が誕生したのでした。なんだ、機密道具いらないじゃん!!
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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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