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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「マルぼん家出! 急げヒロシよ」の巻
 ある日町を歩いていたマルぼんは、未来の世界にいた頃の友人・フェロもんとばったり再会したのです。


フェロもん「おう、マルぼん」


マルぼん「フェロもんじゃないか。きみもこの時代に来ていたの?」


フェロもん「旅行できたんだけどね、よい居候先を見つけたから、就労ビザを申請して滞在することにしたんだ」


マルぼん「(就労ビザ!? いるの!?)へ、へえ。で、どんな居候先?」


フェロもん「老夫婦の家なんだけど、マルでわが子の如くミーを可愛がってくれてね」


マルぼん「うらやましいなぁ」


 フェロもんと携帯番号を交換し、マルぼんはヒロシ宅に戻りました。


ママさん「マルちゃん、とりあえずの処置で庭に埋めたヒロシの処分、まだ終わっていないの!


マルぼん「え、あ、その」


ママさん「はやくやりなさい!」


マルぼん「畜生!」


 マルぼんは家を飛び出していました。フェロもんは老夫婦(資産家)とおもしろおかしく暮らしているのに、マルぼんは寒い中とんでもないものの処分を命じられているなんて。世の中不公平! 幸せな人はどうにかなれ! マルぼんも、幸せな家庭の居候になりたいー!!


マルぼん「そうだ、あれがあった! 機密道具『居候先引き寄せ笛』!」


 この笛の音は、自分が「こんな家に居候したいなぁ」と思っているような家庭の人間にだけ聞こえ、音を聞いた人は笛を吹いた人を自宅に居候させたくて仕方がなくなるのです。


 マルぼんはさっそく『居候先引き寄せ笛』を吹きました。


紳士「もし。私はさる名家のもので、けっこうな資産家なんですが、私の家で住みませんか?」


マルぼん「すみます、すみますとも、おじい様!」


紳士「私の家には蔵なんかもありましてね、びっくりしますよ」


マルぼん「そいつは楽しみです」


 マルぼんは紳士に連れられ、その家へと辿り着きました。美しい日本庭園あり。歴史のありそうな蔵あり。ああ、まさにマルぼんの理想の家庭


淑女「あなた!」


紳士「どうした?」


淑女「和弘が」


和弘「親父…俺、俺…付き合っていた女を殺してしまった!」


紳士「な!?」


和弘「『結婚しろ』って、しつこく言ってきたから…つい…殺すつもりはなかったんだ!」


淑女「ど、どうしましょう、あなた!?」


紳士「…隠そう。なに、埋めるところなら、いくらでもある」


マルぼん「……」


和弘「こいつは?」


紳士「すべて見られたな…仕方ない。マルぼんさん、部屋に案内します」


マルぼん「いえ、もう、結構です」


紳士「遠慮なさらずに。少し暗いですが、よい部屋がありますから。おい、蔵の鍵を出してこい」


マルぼん「く、蔵!?」


紳士「なにしろ古い蔵ですから、地下にあるんです。部屋が。昔、私の双子の弟が使っていたんです。もう死にましたが」


マルぼん「うひゃー!!」


 こうしてマルぼんは新しい「いそう牢先」を見つけました。外には出してもらえませんし、光も差し込みませんが、部屋のシミを数えたり、部屋の顔を人の顔に見立てて楽しくおしゃべりしたいと、と娯楽はたくさんあります。皆様も1度遊びに来て、助けてください。お願いします。
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日記 | 15:59:05 | Trackback(0) | Comments(0)
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