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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「美しさは罪微笑さえ罪判決は死刑」の巻
 金歯は今日も、鏡で自分の顔を見てうっとり(ナルシストなのです)。


金歯「鏡よ鏡よ鏡さん、なんで朕はこんなに美しいのでおじゃろう」


鏡『甘いですよ、美しさの定義は日々変わっていくのです。今日美しくても明日醜いってのはよくある話。金歯さん。あなたは明日は美しいのでしょうか醜いのでしょうか』


金歯「言われてみたらその通りでおじゃる! 美容整形する! 腕のいいドクター呼んでっ」


鏡『整形して新しい顔になっても、その顔が明日も美しいとは限らないわけで』


金歯「言われてみたらその通りでおじゃる! マルぼんを呼べ!」


マルぼん「へへ、金歯の坊ちゃん、お久しぶりです」


金歯「実はかくかくしかじか」


マルぼん「へへ、それなら大丈夫ですよ、金歯の坊ちゃん。未来の世界には、『自動更新整形手術』ってのがあるんです」


 未来の世界は、21世紀以上に美の定義がかわりやすく、午前中の美しいとされていた人が午後には醜いとされて石を投げられていたりします。美の探求人の皆さんはどうするかというと、この『自動更新整形手術』を受けるのです。


マルぼん「この手術を受けると、美の定義が変わった瞬間、顔が自動的変化するんです。たとえば世間で『ソース顔』が美しいということになったら顔が自動的に『ソース』顔になり、『しょうゆ顔』が美しいとされたら自動的に『しょうゆ顔』になるといった具合」


金歯「その手術を受けたら、どんなに美の定義が変わっても、常に美しくいられるというわけでおじゃるな! 受ける、その手術うけるでおじゃる!」


 そんなわけで、『自動更新整形手術』を受けるべく、金歯とマルぼんはタイムマシンで未来の世界へ。
手術は無事成功したのですが。


金歯「な、なんでおじゃるか、この顔は!」


 金歯の顔は、なんか豚のごとく化していたのです。


マルぼん「未来の世界では、今、この豚顔が一番美しいとされているの。だから、ほら、『自動更新整形手術』の効果で」


金歯「こんな顔、朕は耐えられないでおじゃる。さよなら、現世!」


 ショックをうけた金歯は、高層ビルから身を投げます。


金歯(朕はただ、永久に美しくありたいだけだったのに。美しくなり続けたかっただけでおじゃるのに。なぜこんなことに、ああっ)


 果てました。


 そして10年後。とある居酒屋。集まって酒を飲んでいるのは、ヒロシ・ナウマン象・ルナちゃん。


ヒロシ「みんなで集まるのも久しぶりだねえ」


ナウマン象「そうだなぁ。お互い、仕事が忙しくなって会う機会も減っちまって」


ルナちゃん「最後にこうやって集まったの、金歯さんの7回忌の時だね」


ヒロシ「金歯、かぁ。あいつが逝って、もう10年か。早いもんだね」


ナウマン象「そうだな」


ルナちゃん「いいヤツ、だったよね」


ヒロシ「うん。新しく買ったゲームを僕にだけやらせてくれないとかあったけど、今思えば、『人に頼ってばかりではいけない』ということを僕に教えるためだったんだろうね」


ナウマン象「自分がヒロシに嫌われるのを承知でな」


ルナちゃん「そういえば、こんなこともあったわ。海で遭難したときに……」


 こうして3人は亡き金歯の思い出話に華を咲かせました。思い出はいつだって美しい。たとえ元は醜くても、美しくしてしまう。こうして金歯は、永遠に美しくあり続けることができるようになりました。完。
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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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