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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「オレとあいつのアンブレラ」の巻

 ようやく授業も終わり、さて帰ろうというそのとき


ヒロシ「うわー雨だ。どうしよう、傘を持ってきていないよー」



ナウマン象「俺さまも」



金歯「朕もでおじゃる」



大脳「あっしもでヤンス」



情報屋「小生も」



ママさん「私も」


ナウマン象のママさん「あたいも」



金歯ママさん「ワラワも!」


太「この雨がすべてジュースならいいのに」



留学生のボブ「ミーも」


校内に住み着く浪人の屋島新三郎さん「拙者も」



不審者「お、おれも」



ルナちゃん「そう思って、みんなの分の傘を用意してきてあるの。さぁ、持っていってちょうだいな」



ナウマン象「さっすがルナちゃん!」



金歯「ヒロインのなかのヒロインでおじゃる」


ママさん「さぁ、みんなでルナちゃんを胴上げよ!」


 雨の中のルナちゃん胴上げはつつがなく終了し、それぞれルナちゃんの用意した傘を借りて家路につきました。残っているのは、ルナちゃんとヒロシだけです。



ヒロシ「ぼ、僕の傘は?」


ルナちゃん「な、なんで私があんたの傘を用意しなくちゃいけないのよ! バッカじゃないの!」



ヒロシ「そ、そんな!」


ルナちゃん「ま、まぁ、どうしても傘に入りたいと言うのなら、帰り道も途中まで一緒だし、私の傘に入れてあげてもいいけど」
ヒロシ「……」


ルナちゃん「か、かんちがいしないでよ!? ただ、雨に濡れて風邪でもひかれたら、
後味が悪いだけなんだからね!」


ヒロシ「……」


ルナちゃん「ちょっと聞いているの!って、ああ!?」



 嘘みたいに小心者のヒロシは、ルナちゃんに嫌われたと思って世界に絶望し、常日頃から自決用に携帯している毒薬を一気に飲み干していたのです。


 ツンデレ発言によって犠牲者がでたことは、全世界に衝撃を与えました。今では当たり前になっている「無免許者による安易なツンデレ発言は極刑」という法律も、今回の事件がきっかけで制定されたのです。


 逮捕されたルナちゃんは、刑期を終えたあと、知り合いの援助で喫茶店を始めました。コーヒーをカップに注ぎながら、客に「自分がいかにして、ツンデレ発言で人を死なせたか」
と語るのです。最初は「アベサダ以来のアサシンの店」として物珍しさで客が集まったのですが、それが続かずに1年とたたずに廃業。流転の人生を送り、92歳の時に雑誌のインタビューを受けて以後、現在に至るまで消息はわかっておりません。


 ヒロシの墓は、微笑町郊外の墓場にあります。ツンデレ規制のきっかけとなったヒロシを恨むツンデレ愛好家は多く、今でも墓へのいたずら書きが後を絶ちません。


 ルナちゃんやヒロシに関わる建物は、いまでは微笑町の観光名所です。観光バスで微笑町を通ったときは、バスガイドさんが必ず「そこがツンデレアサシンのルナちゃんの生家です」「そこがツンデレによる
死者である大沼ヒロシさんがはじめてエロゲーを買ったパソコンショップです」と
説明してくれます。


 皆さんもぜひ、微笑町に遊びに来てください。



ヒロシ「ということがあって、結局ずぶ濡れで帰ってきたわけなんだ。ハクション!」



マルぼん「やれやれ。ルナちゃんのいやがらせにも、とんと困ったものだ」


ヒロシ「このままじゃ僕、雨が降るたびにずぶ濡れになって風邪をひき、最後は風邪の精霊になってしまうよ!」



マルぼん「『傘召喚ブレスレット』。このブレスレットにはスイッチがついていて、このスイッチを押せば、傘が瞬時に手元に飛んでくる。これなら、どこかに傘を置き忘れするとか、そういう悲劇もなくなる」


ヒロシ「傘が飛んでくるって、どんな傘が飛んでくるのん?」



マルぼん「それはある程度自由に決めることができる。ブレスレットに『花柄』と入力すれば、花柄の傘が飛んでくる」



ヒロシ「それなら僕、珍しくて高価で、見た人がビックリするよな傘が欲しいな」



マルぼん「よし。じゃあ、ブレスレットにそう入力するよ」



ヒロシ「…さっそく、押してみようかしら」



マルぼん「そうだねえ。どんな傘が来るか、マルぼんも気になるし」



ヒロシ「よし。押しちゃえ。ポチっとな!」



 しばらくして


マルぼん「…こないね」



ヒロシ「こないな」


テレビ『臨時ニュースです! わが国へ○○国から核ミサイルが発射されました!』



ヒロシ「核!? なんで!?」



マルぼん「あ。核の傘」


 対立する国が互いに核兵器を持って、たがいが核を使えないような状態をつくれば、核戦争が回避される、という考えがありまして、これは核の傘とも呼ばれています。ようするに、核こそが核という雨を防ぐ傘というわけですね。



 マルぼんは、珍しくて高価で見た人がビックリするよな傘を飛ばしてくれた『傘召喚ブレスレット』の効果は絶大だと思いました。

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日記 | 19:00:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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