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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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大わらんじの男! の巻
 2012年某日……金歯(本名・滝沢金歯)の父・エメラルド★フユカイ氏が、今まさに息を引き取ろうとしていた……


金歯「ダディ、逝かないででおじゃる。朕やマミィ(本名・爆死丸ヒロ子)を残して逝かないででおじゃる」


フユカイ氏「ミーの可愛い金歯や、将来は国をも動かす大人物になるザンスよ。それこそが、ミーへの最大の供養ザンス。親孝行ザンス。大丈夫。なぜならユーはミーのサンなのだから! ぐふっ。お別れの時が近そうザンス。アディオス現世。よろしく来世。がくっ」


金歯「ダディー!!」


 こうしてエメラルド★フユカイ氏は、75年の短い生涯を終えたのでした。故人は、その豊富な財産を使ってあちこちの政治家とのパイプを作り、「裏総理」「陰から国を動かす大物」「悪左府」「大わらんじの男」「地獄のスナフキン」「自称・ポストタモリ」とか呼ばれてきました。


 歳をとってからようやく出来た一粒ダネである金歯にも、是非、自分と同じような大人物になってほしいと常々思っていたのです。成長した息子を見る前に逝くのは、さぞ無念であったことでしょう。


金歯「ダディ! 朕は絶対に、国をも動かす大人物になってみせるでおじゃる。天から見守っていてほしいでおじゃる」


 こうして金歯は、人生という名のアレ狂う海を、決意という名の船で出港したのでありました。宇宙の海は金歯の海。


金歯「しかし、どうやったら大人物になれるのでおじゃろうか。とりあえずは勉強でおじゃろうか」


マルぼん「そんな金歯さんに朗報ー!」


金歯「あ、マルぼん」


マルぼん「本日は、『炙って、煙を鼻から吸引すると、不思議と頭がすっきりし、勉強が異様にはかどり、ものすごい勢いで成績のあがる薬』をご用意いたしました」


金歯「買った!」


ヒロシ「ちょ、待ちなよマルぼん。その薬、今月の『ワンダフリャフレンド』に危険だって書いてあったぞ!」


 みなさんは、町でグロテスクな生き物を見かけたことはありませんか?

 
 そのグロテスクな生物が普通にしゃべっているのを見て、「ああ、俺疲れているんだ。幻を見たんだ」と思ったりしたことはありませんか? 医師とかに相談までしてしまったことはありませんか?


 ご安心ください。それは幻なんかではなく、実在の生き物です。マルぼんと同じような生き物です。生きているんです。生きているから動くんです。命! 命ってあったけぇ!


 ヒロシは近い将来、とんでもないことをしでかし、子孫に多大なる迷惑をかけます。これは今思いついた設定なのですが、実は、ヒロシと同じように、将来とんでもないことをしでかすろくでなし候補生の少年少女は、他にもたくさんいるのです。その数、およそ150万人。


 その150万人の少年少女の元にも、マルぼんと同じ使命を帯びた怪生物が派遣されているのです。
機密道具の力で少年少女を更生させ、「とんでもないこと」を起こさないようにするという使命を帯びた怪生物たちが! なにせ150万。未来の世界では怪生物の数が足りず、新たに育成するための専門学校が作られていたりします。マルぼんも浄水器の訪問販売の会社をリストラされたあと、専門学校に入って怪生物になったクチです。


『ワンダフリャフレンド』は、ろくでなし候補生や派遣された怪生物、その関係者向けに発行されている雑誌です。最新の機密道具情報や、読者コーナーなどが充実していて絶大な支持を受けています。ヒロシも勿論愛読者。連載漫画「日和見ガッデム! 鬼ムカデくん」はアニメ化もされました。読者同士の交流も盛んで、ヒロシの今の奥さんも、この雑誌の文通相手募集コーナーがきっかけで知り合いました。


ヒロシ「『炙って、煙を鼻から吸引すると、不思議と頭がすっきりし、勉強が異様にはかどり、ものすごい勢いで成績のあがる薬』服用した子供に、異常が出るって書いてあったぞ!! 震えが止まらなくなったり、頭痛がしたり、右腕に秘められたパワーが抑えられなくなったり、場合によっては死も!」


 人間どもの「あんなこといいな。できたらいいな」という限りない欲望を満たすべく、日々開発されている機密道具。中には粗悪で、副作用があるものも少なくありません。『ワンダフリャフレンド』は、そんな不良品情報も掲載しているのです。


マルぼん「異常が出たのは、運が悪かっただけだよ。小さいことは気にすんな。ワカチコワカチコ」


金歯「うぬらは何の話をしているのでおじゃる? ホラ、金はここにある。薬をはよう渡せ」


マルぼん「ヘイ! 毎度ありがとうございます。こちら、おつりと商品でござーい」


金歯「うむ。早速炙るでおじゃる。ほぁ~」


ヒロシ「炙っちゃった。吸っちゃった!」


金歯「むほっ。頭がスッキリしてきた! これなら勉強もアホほどはかどりまく……まく……まくり……」


ヒロシ「ゲェー!! 金歯のボディが膨張し始めたー!!」


金歯「まく……まくり……くり…・ひでぶっ!」


 爆発四散。繰り返す。金歯が爆発四散。金持ちのドラ息子から、肉片へと華麗にトランスフォーム! ヒロシ、金歯の肉片へと駆け寄ります。


ヒロシ「大丈夫か! 生きているなら返事しろ」


金歯「ダディ、今、あいに逝きます。がくっ」


ヒロシ「金歯ー!!」


マルぼん「金歯のうすのろめ! どうせ死ぬんなら、おつりを返す前に死ねばよかったんだ!」


ヒロシ「酷し! あまりにも酷し! もぉ我慢できない! ぼかぁ行動を起こすぞ!」


マルぼん「やるなれ勝手にやればいいさ。マルぼんは止めないよ?」


 マルぼん余裕の表情。というのも、不良品機密道具を規制したり、被害者を救済する法律が、21世紀現在存在しないのであります。


ヒロシ「ぐぬぬっ。1人では無理でも、仲間がいればなんとかなるはずだ!」


 ヒロシは、「ワンダフリャフレンド」を通じて知り合った、自分と同じ境遇の友人たちに連絡をとり、協力を求めました。


タカシ「俺も機密道具で酷い目にあっているんだ。男なのに妊娠して、今や3児の親だっ」


マサエ「あたしは、故郷の村を焼かれたのよ。今やダムの底だ」


二右衛門「オラだってやってやるだ! 死んだじい様の敵さとったるだ!」


権太「日照り続きで村の畑が大変なのも、あいつらのせいだ! 一揆だ直訴だお祭りだ!」


ボブ「おいおい、ミーのことを忘れていないか? 力を貸すぜ」


コンスタンチン「私もだウォッカ! 立ち上がるでウォッカ。やってやるでウォッカ!」


李「アイヤー!!」


 こうして、国籍・性別・年齢を問わず、多くの仲間が集まったのです。彼らがまず始めたのは、署名活動でした。駅前等に集まって


            (めんどくさいので中略)


 そしてついに国が動きました。機密道具の品質に関する法律や、「未来からきた怪生物に不快な目にあわされたら、復讐とかしてもいいよ! 例えば、殺すとか死なすとか!」という法律が作られたのです。これらの法律は、運動のきっかけとなった金歯から「キンバー法」と名づけられ、多くの少年少女を救うことになるのでした。


ヒロシ(金歯。君のお蔭で国が動いたよ。君の死は無駄ではなかったんだ!)


 マルぼんを火炎放射器とかで処分しつつ、夜空の星を見上げ、亡き友へ想いを伝えるヒロシ。この後彼は、今回の運動で知り合った怪しげな団体の勧めで政治活動を始めて、それはそれは胡散臭くなるのでした。めでたしめでたし。

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日記 | 11:13:12 | Trackback(0) | Comments(0)
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