■プロフィール

大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

■最近の記事
■最近のコメント

■最近のトラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリー
■FC2カウンター

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
「花」の巻
 ルナちゃんが雑誌を見つめたまま、半日ほどまばたきすらしません。異常に思ったマルぼんとヒロシは意を決して話しかけてみました。


 ルナちゃんは無言のまま、見つめている雑誌を指差しました。


ヒロシ「えっとなになに? 『1年間の間、毎月自宅に花束が届くサービス』だって」


マルぼん「別に抽選とかがいるでなし、自分で申し込んでみればいいんじゃないの?」


ルナちゃん「来るべき災厄を乗り切るためには、全財産を尊師に差し出して燻製にしてもらわねばならないから、余計なことにお金は使えないの……でも、あこがれるわ。毎月、きれいな花束が家に届く生活」


 ため息をつきながら去っていくルナちゃん。


ヒロシ「よし、僕たちが」


マルぼん「ルナちゃんの夢をかなえてやろう!」


 マルぼんは『花寄せフェロモン液』という機密道具を用意しました。この液を塗った場所には、種類を問わず、花がひとりでに集まってくるようになるのです。この液をルナちゃんの家の玄関先にでも塗れば、毎月どころか毎日のごとく、きれいな花がたくさん届くわけです。


 深夜、マルぼんとヒロシは『花寄せフェロモン液』を持って、ルナちゃん宅へ。


マルぼん「あ、あそこ。監視カメラがあるよ」


ヒロシ「ルナちゃんの家は、教団の支部だから、不法侵入者防止のための過剰な設備があると聞く。あれはその一環だね」


ルナちゃん「侵入者死すべしっ」


ヒロシ「ルナちゃん、その拳銃…」


 銃声が響きました。


 それから1年がたちました。ヒロシの死に場所となったルナちゃんの自宅前には、毎月、花束とワンカップ大関(ヒロシの好きだったもの)が供えられています。どこの誰かはわかりませんが、生前のヒロシが懇意にしていた人が供えてくれているようです。


マルぼんは一度、ルナちゃん宅前で喪服の女性を見かけたのですが、彼女がそうなのかわかりません。


 ただ、ヒロシの死に場所となったルナちゃんの自宅前に、毎月花束が届くのは確かです。マルぼんは、『花寄せフェロモン液』の効果は絶大だと思いました。
スポンサーサイト


日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。