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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「マジカルがやってきた日」の巻
ヒロシ「ナウマン象の部屋の机からさ、未来の世界の素敵なお友だちが出てきたんだって。いいな。いいな。僕も未来の世界の素敵なお友だちと暮らしたいな」


マルぼん「……」


ヒロシ「ねえマルぼん。未来の世界に限定はしないから、少し不思議で素敵なお友だちと暮らすことのできる機密道具、出してよ」


マルぼん「…わざと言っているよね? わざとだよね?」


ヒロシ「いいよね~少し不思議で素敵なお友達って」


マルぼん「な、なに目をそらしてんだよ! 言いたいことがあるならはっきり言えよ! 言えばきちんと家賃も食費も払うから」


ヒロシ「楽しみだよね~」


マルぼん「見て! きちんとマルぼんを見て!」


 「無視されたくねえ」と必死のマルぼんは、ついつい機密道具を出してしまいました。


マルぼん「はい『千客万ライン』。ペンキ型の機密道具。附属の装置を使って『家に来て欲しい人』を入力し、自宅玄関の前にラインをひいたら、入力した通りの人がくる。薄くひいたら『ちょっと訪ねにきました』程度の滞在に、最大限に濃く塗れば『永住』クラスの滞在になるんだ」


ヒロシ「こいつはすごいや。ようし。これで少し不思議で素敵な友達ゲットだ」


 附属の装置で『千客万ライン』に『魔法の国のお姫様。王位継承の修行のために日本に来る予定』と、己の欲望のまま入力するヒロシ。


ヒロシ「僕の家に居候して修行する事になったお姫様は、やがて僕のことを異性として意識しはじめるという寸法さ。ふふふ。完ぺき」


 ゲヘへと薄笑いを浮かべつつ、自宅玄関前に『千客万ライン』で鬼のような濃さでラインをひくヒロシ。しばらくすると、おとついから出かけていたママさんがタクシーで帰宅しました。


ママさん「今日から家族が増えるわ。私のおばさまにあたる人でね、事情があって、今まで山奥の病院で療養していたの。さあ、担担麺子おばさま。我が家に着きましたわ」


おばさま「私は魔法使いだから、人を殺しても罪にならない!」


ママさん「…お薬はたくさん貰ってきているから、大丈夫よ」


『魔法の国のお姫様(自称・思い込みは除く)』と入力するようにアドバイスするのを、マルぼんは忘れていました。


おばさま「私は魔法使いだから、銃で撃たれても命を落とさない!」


ヒロシ「ねえ、ママ。おばさまはいつまでうちにいるの?」


ママさん「調子がよくなるまでよ」


ヒロシ「いつよくなるの?」


 ヒロシの問いに答えず、哀しい目をして去っていくママさん。


マルぼん「『千客万ライン』を濃くひきすぎているから、永住するんじゃないかな、おばさま」


おばさま「敵は皆、我が忠実なる僕であるテンプル騎士団が排除してくれるから、命を落とさない!」


ヒロシ「若いみそらで、自称魔法使いと同居するなんてまっぴらごめんだよう! なんとかしてよ、マルぼん」


おばさま「空を飛ぶのは魔法の力。鉄の塊が空を飛ぶなど、まやかしである!」


マルぼん「ここに『千客万ライン・薄める塗料』ってのがある。これでラインを薄めたら、少しはマシになるかも」


おばさま「いや! カラスが…魔王の使いが私を監視している!」


ヒロシ「よし、これで薄めてくる」


『薄めるキット』をもって玄関先へと向かうヒロシでしたが、ドジッ娘のマルぼん、なんと『濃くなるキット』という『千客万ライン』の効果を増大させる機密道具を渡してしまいました。


ヒロシ「『濃くなるキット』って…いったいどんな効果なんだよっ」


マルぼん「千客万ラインの効果を増大させるんだ。最初にひいたやつは『永住』クラスだったから…『永住』よりも大きい効果になるだろうね」


ママさん「おばさま! おばさま! 大変よ、おばさまが急に倒れて!」


ヒロシ「帰らぬ人に!? やった、これで事態は収束するんじゃない!?」


老紳士「大沼ヒロシ様ですね。私は、先ほど逝去したあなたのおば様に仕えていた執事です。…実はあなたのおば様は、魔法の国のプリンセスだったのです」


ヒロシ「え」


老紳士「プリンセスは、修行のために訪れたこの家を気に入っておられた。『自分が死んだら、ここに墓をお願い』という遺言も残されていました」


ヒロシ「え」


老紳士「王族が死んだら色々とややこしいことが必要です。そのひとつが殉職者です。プリンセスは、遺言で『殉職者はヒロシさま一択!』とあなたを指名されていました。……どうか、黄泉の国でプリンセスと末永くお幸せに」


 ヒロシにピストルの銃口を向ける執事。マルぼんは『千客万ライン』の効果は絶大だと思いました。
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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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