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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「金歯暗殺」の巻
 今日は金歯の誕生日。住民の95%が金歯コンツェルンの関連会社に勤めている微笑町では、町をあげてのお祝い会が開催され、金歯は婚約者のハリウッド女優とともに、オープンカーでパレード中です。


住民「金歯さまー!」


住民「昇進させてーん」


ハリウッド女優「オーヒトガゴミノヨーデース!」


金歯「愉快痛快。アハハハ」


パーン!


住民「金歯さまが狙撃された!」


住民「犯人はあの教科書ビルにいるっぽいぞ!」

その後、金歯狙撃犯のオズワルドは逮捕されましたが、連行中に暗殺。この事件の真相は闇に葬られ、長年にわたり、一部の好事家の心を揺さぶることになるのでした。







金歯「というわけで、軽くあの世を体感してきたわけでおじゃるが」


マルぼん「いい感じで頭とかふっとんでいたけど、生きているんだね」


金歯「事前にブラック・ジャックを読んでいたから助かったんでおじゃる。でも、いつもいつでも上手くいくなんて保証はどこにもないでおじゃる、いいカンジで命を守ることのできる機密道具はないでおじゃるか?」


マルぼん「いいのがあるよー。これ『ドシール』。これをね、こういう風に貼るとね…」


ヒロシ「え、なに。なんなのこのシール。勝手に貼らないでよ」


マルぼん「このジュースを飲んでみてよ」


ヒロシ「ゴクゴク。ウンマ~イ! これなんなの!?」


マルぼん「青酸カリ」


ヒロシ「ぶ!」


マルぼん「とまあ、このように『ドシール』を貼った人は、体に危害が加わってもダメージを受けずにすむ」


金歯「それはすごいでおじゃる! それを所望する!」


マルぼん「『ドシール』は種類がいっぱいあるんだけど。どれにする? あ、これ『ドシール』シリーズのカタログ」


金歯「それはもう、一番の最新のものでおじゃる。どんなものでも、最新のものが一番良いものであると相場が決まっているのでおじゃる」


マルぼん「そうなると…これだ。『ドシール・エクスペランゼ』。シリーズ最新作で、各界の名士から絶大な支持だってさ。えっと効果は…」


金歯「効果はいいでおじゃるよ。それを所望するでおじゃる」


 それからしばらくたったある夜のこと。
執事「坊ちゃま大変です。農民どもが一揆をおこし、この館まで押し寄せています」 


農民「金歯をつるせ!」


農民「年貢をへらせ!」


金歯「はん! 『ドシール』を貼った朕は無敵。なんのダメージも受けやしないでおじゃる。したがって、貴様らなど怖くもなんともないのでおじゃるから!」


農民「おりゃ。血と汗と涙がしみついた拳でパンチ」


金歯「痛! え、なんで、普通に痛い!?」


農民「死ね!」


金歯「ひ! た、たすけて! 命だけは、金をいくらでもあけるから命だけは助けて! 靴でもなんでもなめますから! たすけ…」




ナウマン象「しっかしなあ。まさか金歯が死んでしまうとはなあ」


ルナちゃん「なんでも、燃える家に取り残された子供を助けるために自分を犠牲にしたとか。男よねー」


大脳「尊敬できるでヤンスなー。あっしが女人ならば、色々と捧げていたかもしれんでヤンス」


ヒロシ「ぷはーっ青酸カリ、超うまい。」


 不審に思ったマルぼんは、金歯に渡しそこねた『ドシールシリーズ』のカタログを見てみました。


各界の名士から多大な支持を受けている『ドシール・エクスペランゼ』は、『ドシール』シリーズ最新作です。今までの『ドシール』には、体に加わる危害のみを防ぐ効果しかなく、「体以外も守ってほしい」との要望がたくさんありました。そこで「体以外のものも守る」というコンセプトで開発されたのがこの製品。なんと貼った人の名誉を守ってくれます。その効果は絶大で、貼った人が亡くなっても効果が続きます。たとえ歴史に残るような無様な死に方をしても、これえあれば英雄的な死に方をしたことになり、名誉が守られます。この効果を聞けば、各界の名士からの支持も納得できることでしょう。
ただし、従来のシリーズにあった体への危害を防ぐ効果は皆無なので、ほかの『ドシール』との併用をお勧めします。



 一番新しいものが必ずしも良いものとは限らない。マルぼんはまたひとつ賢くなりました。

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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