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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヘローマイサン」の巻
マルぼん、大学時代の先輩で、今は陶芸家として活躍している小貫さんの家に遊びに来ていますー。


小貫「やぁ、マルぼん。よく我がアトリエへやってきたね」


マルぼん「先輩、ご無沙汰しています。いやー、さすが陶芸家ですね」


 小貫先輩のアトリエには、作品と思われる壷がたくさん並べられていました。


小貫「なぁに、こんなもの、全て駄作だよ。心がこもっておらん」


マルぼん「そんなことありませんって、どれもこれも素晴らしいとマルぼんは思いますよ」


小貫「実は、最近悩んでおるのだ」


マルぼん「ほうほう。ということは、マルぼんと呼んだのも、機密道具の力を借りたいからというわけですな」


小貫「自分の作品にな、自信が持てないのだよ。なにを造っても、駄作だと思えてしょうがいないんだよ。自分の作品にな、愛着がもてないんだ」


マルぼん「ふむぅ。それはゆゆしき問題です。自分の作品に愛着がもてないということは、、創作意欲の減退にもつながりますからね。なんとかしないといけません」


小貫「なんとか、なるかね?」


マルぼん「『過保護香』。我が子をバカみたいに可愛がる親の爪の垢から作り出したお香です。こいつの香りを嗅げば、自分の造った作品を我が子同然に愛することができるようになるんです」


 マルぼんは、さっそく『過保護香』を炊きました。しばらくすると、小貫先輩の目がトロンとし、先輩は並べてある自分の作品に抱きついたり、頬擦りしたり「鳳凰」と名付けた壺を「永久恋愛(えくれあ)」と改名したり、「玄武」と名付けた壺を「泡姫(ありえる)」と改名したり、気に入らない壺は真冬の夜にベランダに放置したり、パチンコ屋に止めた車に壺を放置してパチンコに興じちゃったり、「おかあさんのいっしょ」の「はみがきじょうずかな」のコーナーに壺をブラシで磨いている動画を送って採用されたり、壺を乳母車に乗せてママさんがたくさんいる公園に押しかけて公園デビューをもくろんで通報されたりと、壺をわが子のように愛することができるようになったのです。


小貫「ああ、なんで今まで気づかなかったのだろう。自分の作った作品、我が子同然! 愛している、愛しているぞ、我が子たちよー!」


 しばらく後、小貫先輩は自殺しました。できたばかりの壷を誤って割ってしまった後、顔を真っ青にして部屋へと走り、首を吊ったそうです。遺書には、『親失格だ。我が子を殺してしまうなんて、畜生にも劣るクズだ、私は。死んで我が子にお詫びする』と書きなぐってあったそうです。「小貫さんは独身で家族はいないのに」と、関係者は首を捻っていました。

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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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