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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシと微笑の爆弾」の巻
金歯「ヒロシ」


ヒロシ「うん? なんだい、金歯」


金歯「うぬな、朕が死んだら殉死しろ。遺体は朕と同じ墓に埋葬してやるから。兵士の石像とかと一緒に」


ヒロシ「は? そんな未来ごめんこうむるよ!?」


金歯「朕に逆らうのでおじゃるか?」


ヒロシ「く…」


 金歯の親父は町一番の権力者。批判的な人が次々と不審死をとげるくらいの権力者。微笑町の住民の半数が金歯の親父の会社で働いているほどの権力者。


 酒を飲んでは暴れ、免許もないのに車(親の)を乗り回し、『遊ぶ金よこせ』『携帯の代金払え』『学校やめる。専門学校行く。今度こそちゃんとやるから、金くれよ』『しつけのつもりだった』と息子の給食費にまで手をだす未成年の少年を親に持つヒロシには、勝ち目などカケラもあるはずがなく、ついにヒロシは殉死をする約束をし、契約まで結ばされたのでした。3500円で。


金歯「愛らしいメイドさんも、たくさん殉死する予定でおじゃるよ」


ヒロシ「え、マジっすか、するするー!! 殉死するー!! すぐにでも死にますですことよー!?」





ヒロシ「ふんふんふん♪ 死後は可愛いメイドさんと古墳ランデブー。三途の川で『うふふ。私を捕まえてごらんなさーい』『待てよこいつー』さ。うらやましいだろっ。うらやましかった君も死んでもいいよ」


マルぼん「殉死して主君と同じ墓に埋葬されるって意外とハードだよ。墓荒らしがきたら、生き返って抵抗しないといけないし」


ヒロシ「え、なにそれ!? そんな話聞いてないよ!? し、死ぬのいやー! 殉死いやー! 普通に病院のベッドで点滴の管まみれの状態で息を引き取りたいー! 家族に看取ってもらうおうなんて贅沢は言わないから、せめて偶然部屋の清掃にきたパートのおばちゃんに看取られたいのー!」


 死の恐ろしさを知ったヒロシは、マルぼんに泣きついてきました。その悲しみは、やがて憎しみへと変化。


ヒロシ「金歯の野郎、純真な僕を騙しやがって! 騙しやがって! いつだってピュアな人間は、どす黒い欲望の犠牲になるんだ! 僕のピュアハートを欲望に踏みにじられる!」


マルぼん「なら復讐でもなんでもすればいいじゃん。どうせ未成年だろm未成年。ボーイズビーなんとかだよ、なんとか。
大志をその胸に抱かなきゃ」


ヒロシ「ムリだよ。あいつの親父は権力者だよ。あいつの親父が『給食費を盗んだのはヒロシです』って言ったら、たとえそうじゃなくても給食費を盗んだ犯人は僕になるの。それに、うちの家は先祖代々金歯の家の小作人だから、逆らえない。
金歯はそれを知って僕に嫌がらせをするんだ」


マルぼん「『親の七光り』ってヤツだな」


ヒロシ「『親の七光り』より『親の因果が子に報い』という言葉のほうが絶対にいいと思うんだけどね、僕は」


マルぼん「それだ!!」


 マルぼんはヒロシのために『親の因果が子供にダイレクトに反映される機密道具』を用意してやることにしました。




ママさん「ヒロくん、金歯の坊ちゃんたちが遊びに来てくださったわよ」


金歯「やぁ、久しいでおじゃるな。ウヌが墓のどこに埋葬されるか決まったので、わざわざ知らせにきたでおじゃるよ。ナウマン象たちも一緒でおじゃる」


ナウマン象「金歯から、オマエが殉死するって聞いてな。ほら、すぐにもらえる保険を用意してきたんだ」


ルナちゃん「受取人は私たちよ♪ さ、サインをこの契約書に♪ 書けたなら、光の速さで殉死して♪」


ヒロシ「こいつら。こいつら狂ってる! マルぼん、こうなったらあの機密道具を」


マルぼん「OK。はい、『親の因果光線銃』!」


ナウマン象「こ、光線銃?」


マルぼん「この光線銃から発せられるビームをくらった人は、親の罪に比例した罰を与えられる。つまり、親が悪ければ悪いほど、子はひどい罰を受けるんだ。まだ試作品なんで色々制約はあるけど、その効果は抜群さ」


ヒロシ「ふふふ。まずは貴様だ、ナウマン象」


ナウマン象「な、俺の親父が何をしたって!? 普通に消費者金融を営み、普通に厳しく取り立てをしている俺の親父が!
返済の遅れた人の臓器は容赦なく奪っちゃうくらい怖いけど、実は女装が趣味という子猫みたいにカワイイところがあるうちの親父になんの罪が!」


ヒロシ「10年前、金歯の家の小作人たちが一揆の企てをした。でも計画はどこからともなく洩れていて、参加した小作人たちは全員処刑された。この事件のことはしっているカナ?」


金歯「!!」


ヒロシ「計画を金歯一族に洩らしたのは、当時は小作人の1人だった貴様の親父。貴様の親父は金歯からもらった金で消費者金融をはじめて、現在に至る。さぁ、この『親の因果』、ナウマン象にどんな罰を与えるのかな? ポチッとな!」


ナウマン象「ウホッ!」


ビームをくらい、一瞬にして塩の柱と化したナウマン象。


ヒロシ「次はルナちゃん! 君のお父さんは、気の弱い人を『このままじゃ悪い病気になるザンス』『足の裏にできたホクロは癌ザンス』『君のホーリーネームはスポポビッチだ』『修行するぞー修行するぞー修行するぞー』と脅し、象牙の印鑑や高価なツボや聖水(風呂の残り湯)を売りつけて荒稼ぎした。しかもこの前『娘さんプリーズ!』と泣きついた僕に冷たい態度をとり、警察に通報した。さぁ、この『親の因果』、ルナちゃんにどんな罰を与えるのかな? ポチッとな!」


ルナちゃん「ウホッ!」


ビームをくらい、一瞬にして塩の柱と化したルナちゃん。


ヒロシ「次は金歯、貴様…」


金歯「畜生!!」


 咄嗟に札束の入ったアタッシュケースをヒロシに投げつける金歯。ヒロシの落とした『親の因果光線銃』を拾った金歯は、
銃口をヒロシに向けました。


金歯「形勢逆転超逆転!」


ヒロシ「ぐぬぬ」


金歯「朕は知っているでおじゃるよ。ヒロシ、貴様の今の父親がとんでもないヤツだってことを。この前は盗んだバイクを売り払ってつかまり、その前はピンクチラシ貼りでつかまり…」


ヒロシ「い、言うな!!」


金歯「さぁ、この『親の因果』、貴様ににどんな罰を与えるのでおじゃるかな? ポチッとな!」


ヒロシ「ひっ!?」


なんということでしょう。ヒロシはビームを浴びたにも関わらず、なんの変化もしませんでした。マルぼんは驚いている金歯に向けて唾をはきました。


金歯「う、うぁぁぁ?」


 石化する金歯。マルぼんの唾に触れた者は石化するのです。


ヒロシ「しかし…なんで『親の因果光線銃』は僕に通用しなかったんだろう」


マルぼん「こいつは試作型だから、色々欠陥があるんだ。例えば」


ママさん「ヒロくん、前のパパ(未成年)はついに取り返しのつかないことをしでかしたから追放しちゃったの。インターネットの掲示板で知り合ったこの人が新しいパパよ」


新しいパパさん「ははは。よろしくね。ははは。パパと呼んでもいいぞう」


マルぼん「例えば、父親がどこの馬の骨か特定できない人には効果がない、とか」


母の(色々とたくさんの)愛に救われた。今回はまさにそんな事件でした。


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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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