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大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

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「ヒロシの日本勇者百選」の巻

  明日のことをついつい考えてしまい、ヒロシが寝付けずにいると、きなり部屋の片隅が光りはじめ、大きくなったその光は、ヒロシを包み込み、気が付くとそこは異世界。


 あっけにとられたヒロシの周りにいた人たちは、恰好からみてどうみても日本の方ではなさそうだったけれど、話す言葉はなぜか日本語。代表者だという女の子の話によると、どうやらここは剣と魔法な異世界で、この世界は魔王に侵略されて大ピンチで、そんな魔王を倒せるのは勇者のみ。勇者を召喚する神聖な儀式を行ったところ、どうもやら勇者だったらしいヒロシが現れたとのこと。


ヒロシ「勇者ねえ。でも、俺ってば結構ろくでなしだよ。いいのかな。勇者なんてやっても」


女の子「大切なのは今まで何をしてきたか、ではなく、これからなにをするのか。ということだと思います」


ヒロシ「わかったよ。俺でよかったら力を貸します。と、その前にひとつ質問があるんだけど、魔王を倒した後はどうなるの。俺はこの世界に残ったままになるのかな」


女の子「そのあたりはきちんと責任はとらせていただきますよ。もちろん元の世界に送り届けてさしあげます」


ヒロシ「時間は? この世界で1年冒険して、元の世界に戻ってきた時、1年が過ぎているなんてことはないよね」


女の子「どんなに長期間冒険したとしても、元の世界に戻ってきたときは、召喚される直前の時刻。戻ってくるのももちろん、あなたがいた場所ですよ。安心してください」


ヒロシ「なるほど納得」


 そんなわけでヒロシ。王様から激励されて、勇者しか身に着けることのできない聖剣なんかをもらって、魔王討伐へと出発したのでした。


 そして。





ヒロシ「それじゃ行ってくるよ」


嫁「気を付けてね!! 最近、モンスターも力を増しているらしいから」


ヒロシ「大丈夫だよ。夕方には戻ってくるから」


女の子「……勇者様!」


ヒロシ「ああ、またあんたか。しつこいな」


女の子「あなたがこの世界にきて、今日でちょうど十年。だというのに、あなたはいっこうに魔王討伐に向かおうとしない!! それどころか、家族までこさえてのんびり暮らしている!!」


ヒロシ「幸せですまんな」


女の子「あなたがうだうだしているあいだに、いくつの町が滅ぼされて、何人が殺されたかわかりますか!! いつになったら、魔王を倒しにいってくれるのです!!」


ヒロシ「ひ孫の顔とかみたらかなぁ」


女の子「ふざけないでください!!」


ヒロシ「なら別の勇者でも探せよ。この聖剣も返すよ」


女の子「『勇者はひとりのみ』という神の定めたルールがあるんです!! あなたがいるかぎり、新しい勇者を召喚することはできないのです!!」


ヒロシ「あ、そう。それは残念。まぁ、このあたりに魔王が攻めてきたりしたなら、俺も本気出すわ。じゃあな」


 ギャーギャー騒ぐ彼女を放置して、ヒロシは聖剣を片手にあたりをうろつきます。こうしているとそのうちモンスターが現れるのです。モンスターは、倒すとなぜだかお金を落とします。


ヒロシ「うふふふ。お金お金。たまらんなぁ。日本じゃ、人を殺さなきゃ手に入らなかったものなぁ」


 そもそも、殺しても手に入らないこともあったし、額もまちまち。警察に捕まるリスクもあった。そんな心配のないこの世界をヒロシは大いに気に入っているのでした。元の世界に、日本なんかに戻る気はさらさらないのです。



                    










  10人以上を金目当てに殺害し、連続強盗殺人の罪で逮捕され死刑判決を受けていた大沼ヒロシが、死刑執行前日に独房からこつぜんと姿を消した事件は、いまだ解決していない。未解決事件のテレビ番組でもおなじみで、しょっちゅう元FBI超能力捜査官とかが霊視とかをしているけれど、解決する見込みすらない。
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日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
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