■プロフィール

大沼ヒロシ

Author:大沼ヒロシ
大沼ヒロシと申します。ブログはじめたての初心者です。どうぞよろしく。

■最近の記事
■最近のコメント

■最近のトラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリー
■FC2カウンター

■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
■ブロとも申請フォーム
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
「ヒロシ結婚当夜」の巻
 ナウマン象の娘が大学に進学し、金歯は選挙に出馬し、ルナちゃんが信仰が絡んで起こした事件について逆転無罪判決をいただいたその頃。ヒロシはといいますと、深夜に放送されている萌え系アニメ『人食いプリンセス マジカルアミン』にドはまりしておりました。カニバリズムの習慣があることを除けばなんの変哲もない魔法の世界から、修行のために来日してきた在日魔法少女のアミンが、この世の悪と己の食欲と戦うという内容のアニメです。


 ヒロシのハマり具合は尋常ではなく、寝食を切り詰めて金を貯め、CD・BD、フィギュアなどの関連グッズを買い漁り、稼いだ金をこのアニメを手モチーフにしたスマホのゲームへの課金で溶かす毎日です。特に、ヒロインの一人であるヒカリゴケちゃんへの思い入れは非常に強く、日常的に「僕はヒカリゴケちゃんと結婚したいんや」と公言して、親に大学病院へ連れていかれる始末。ついには、なんとかアニメのキャラクターと結婚する方法はないかと、その道の権威の元へ訪れ、三日三晩話し合ったりもしました。


  その権威というのは、なにを隠そうみなさんご存じの、すねがじり国際大学21世紀アジア平和共同体未来志向人間学科名誉教授である膝枕パグ博士。『ここまでわかった! 二次元世界への入り方』『長生きしたけりゃ嫁は二次元』『俺の嫁百選「桃太郎 海の神兵」から「ごちうさ」まで』『いつまでも遺影はセル画』といった著作を読まれた方もおられるのではないでしょうか。


 そんな膝枕教授とのイチャコラもなんの成果もなく、アニメのキャラクターと結婚する方法は見つからず、ついに最終手段。マルぼんに縋り付いてきたのです。


ヒロシ「ヒカリゴケちゃんと結婚することができる道具だしてぇ!!」


 しかししかし、なんたる悲劇。不老不死、酒池肉林、世界平和、差別や貧困の撲滅など、あんな夢もこんな夢もなんでもかなってしまう未来の世界でも、アニメのキャラクターと結婚する方法だけはみつかっていないのです。


ヒロシ「そこをなんとか。後生ですから!! 僕の夢なのです! ヒカリごけちゃんと結婚するのが、僕の夢なんですー!!!」


 くしゃくしゃになった万札数枚をマルぼんに押し付けながら、必死に懇願してくるヒロシ。無理なのです。無理な話なのですとマルぼんが説得しても、「『人食いプリンセス マジカルアミン』の主題歌でも、夢はかなうと歌われている!!」と聞く耳をもたない!



 

                          人食いプリンセス マジカルアミン主題歌


                    イーターイーターマンイーター イーターイーターマンイーター


                    いつかあなたにあーイーターい 人食いプリンセス マジカルアミン


                    ねえ そこのキミ 電柱の陰から 私をみてる そこのキミ!!


                    そんなうかない顔してちゃ しあわせきっと ロンググッバイ


                    悩みはすべて はなしてみてよ 人食い魔法で 万事解決


                    カニバラ カニバル カニバリズム ねがいはきっと


                    カニバラ カニバル カニバリズム 夢だってきっと


                    カニバラ カニバル カニバリズム 信じていれば


                    かなうよきっと かなわなければ 
 
                   
                    社会が悪い 世間が悪い 他人が悪い


                    カニバのリズムにのってやってくる


                    あなたをサポート マジカルアミン




ヒロシ「歌の力は無敵だよ」


  それでも無理なもんは無理やとマルぼんが告げると、「こうなりゃ自分でなんとかする!!」と叫び、ヒロシは身ひとつで姿を消しました。そして一週間後、物言わぬ姿となって、帰ってきたのです。


 通夜の夜。親戚一同が集まった時の事。ヒロシの伯父であるツナ彦さんが、ヒロシの遺体から髪の毛をとっているではありませんか。


ツナ彦「この髪を使って、ヒロシの人形を作ってやろうと思って」


マルぼん「人形?」


ツナ彦「結婚もせんで逝くのはかわいそうだからな。せめて、人形の状態で結婚させてやろうかと」


マルぼん「ああ、冥婚ですか。人形婚の」


 人形婚なら、相手役の人形が必要。それなら、と、マルぼんは、ヒロシの棺に大量に詰められた
『人食いプリンセス マジカルアミン』のグッズから、あるものを取り出して……


                          
                                    ※


 大沼宅を訪れた人は、仏壇の近くに置かれた、立派な花婿人形と、その横に置かれた萌え系フィギュアに驚くという。その萌え系フィギュアは、『人食いプリンセス マジカルアミン』のヒロイン・ヒカリゴケちゃんのもので、あまりにレアなため、箱に入れたまま保管されることが多いものなのですが、レアリティくそくらえとばかりに、花婿人形と対になって飾られている。2体の前には、花婿人形のモデルとなったヒロシの写真が飾られており、その顔はとても幸せそうに見えるといいます。


 そんなわけで、こうしてヒロシはヒカリゴケちゃんと結婚することができたのでした。めでたしめでたし。
スポンサーサイト


日記 | 19:00:00 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。